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シロスジコガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シロスジコガモ
シロスジコガモ
シロスジコガモ Anas bernieri
保全状況評価[a 1][a 2]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: マガモ属 Anas
: シロスジコガモ A. bernieri
学名
Anas bernieri (Hartlaub, 1860)
和名
シロスジコガモ
英名
Madagascar Teal

シロスジコガモ(白筋小鴨、Anas bernieri)は、カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種。

分布

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マダガスカル西部[1][2]固有種

形態

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全長40センチメートル[1]。翼長オス20.3-21.3センチメートル、メス19.2-19.8センチメートル[2]。上面の羽衣は暗褐色、下面の羽衣は羽毛の外縁(羽縁)が暗褐色の明褐色[1]。頬の羽衣は明褐色[1]。次列風切の光沢(翼鏡)は黒く、前方に白く幅広い帯模様が入る[2]

虹彩は暗褐色[1]。嘴や後肢の色彩はピンク色や橙色[1][2]

生態

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ガマヨシなどの抽水植物が繁茂した汽水湖などに生息する[1]。ペアや家族群が観察された例がある[1]

食性は不明だが、浅瀬を徘徊しながら泥を濾し取り採食を行う[1]

繁殖形態は卵生。水面にヨシを組み合わせた巣を作る[1]。1回に2-4個、8-10個の卵を産んだ例がある[2]

人間との関係

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開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している[1]。保護対策として飼育下で繁殖させる試みが進められている[1]1970年代前期における生息数は180羽以下[2]1993年における生息数は100-500羽と推定されている[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、77、186頁。
  2. ^ a b c d e f 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会1980年、54頁。

外部リンク

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  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2008. Anas bernieri. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.1.