シロオビヒメヒカゲ
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シロオビヒメヒカゲ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Coenonympha hero (Linnaeus, 1761) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
シロオビヒメヒカゲ (白帯姫日陰) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
The Scarce Heath | ||||||||||||||||||||||||
亜種 | ||||||||||||||||||||||||
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シロオビヒメヒカゲ(白帯姫日陰、 Coenonympha hero)は、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に属するチョウの一種。
概要
[編集]茶色地の翅裏に、和名となった由来の白帯が縦に通り、外縁に沿って6個の蛇の目模様が並ぶ。この蛇の目はジャノメチョウ類で一般的な金環ではなく、赤色の環である。北海道にのみ分布する蝶はこうした原色が入るものが多い。
複眼には毛が生えておらず、これは森林性ではなく草原性であることを意味する。林縁から道路沿い、河川敷などを緩やかに飛ぶ。ヒカゲの名とは裏腹に明るい時間帯に飛翔し、日が陰ると見られなくなる。
近縁種にヒメヒカゲがいる。こちらは内地にのみ生息し、斑紋はかなり異なる。またヒメヒカゲはほとんど花には来ないが、本種はよく花に集まり吸蜜する。
幼虫の食草はヒカゲスゲ・カミカワスゲなどのカヤツリグサ科植物。卵は食草あるいはその付近に独立して産みつけられる。年1化性で成虫は6月上旬から7月にかけて発生。越冬態は4齢幼虫。
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Coenonympha hero ♂
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Coenonympha hero ♂△
分布
[編集]生息地は北海道中・東部で、局所的に分断されている。
国外ではユーラシア大陸。
保全状況評価
[編集]札幌周辺亜種C. h. neoperseis
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984。