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シルバーブリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シルバーブリーズ
八戸港に入港するシルバーブリーズ
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 津軽海峡フェリー[1]
鉄道建設・運輸施設整備支援機構[1]
運用者 川崎近海汽船[1]
建造所 内海造船瀬戸田工場[1]
母港 八戸
信号符字 JD4911
IMO番号 9919113
MMSI番号 431017216
経歴
進水 2021年1月27日[2]
就航 2021年6月16日[1]
要目
総トン数 約8,900トン[1]
全長 144.13 m[1]
垂線間長 130.0 m[1]
型幅 23.0 m[1]
機関方式 ディーゼル
航海速力 20.0ノット[1]
旅客定員 400名[3]
乗組員 26名
車両搭載数 12mトラック70台、乗用車30台[3][4]
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シルバーブリーズ(Silver Breeze)は、川崎近海汽船が運航しているフェリー

概要

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「べにりあ」の代替船として、2021年6月16日に就航[3][1]。べにりあと同様に津軽海峡フェリーから用船して運航。船名は航路愛称として共通する「シルバー」に「心地の良いそよ風」をイメージした「ブリーズ」を組み合わせた形とした[3]。胴体の側面には緑色と黄緑色のラインが引かれたが、べにりあと異なり上に二分割された緑と下に黄緑色とした。

設計

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船型は用船元の津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」型の準同型船となっている。車両積載数は「べにりあ」と比較しトラックは3台増の70台・乗用車は16台増の30台分に拡張された[5]

船内

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船内は緑と木のテイストを基調とした形とし[3]、プライバシー重視の乗客の増加を反映し個室化に重点を置き[5]、シルバーフェリーでは初めてドッグラン付きのペット同伴可能な1等室を設けたほか[3]、べにりあに無かった特等室や[1]、全個室のドライバーズルームを設けた[3]。また2等寝台A個室やペット同伴室の数はシルバーフェリーで最多となっている[4]

5甲板
  • 特等室(3室)
  • 1等室(10室)
    • 4名室通常2室・ペット対応2室
    • 2名室通常2室・バリアフリー対応1室・ペット対応3室
  • ペットルーム
  • ペットラン
  • 展望浴室
4甲板
  • 2等室(10室)
    • 通常室8室、レディース・バリアフリー対応各1室
  • 2等寝台A(56室)
  • エントランスホール(2層吹抜)
  • 案内所
  • 自販機コーナー
  • ゲームコーナー
  • ベビールーム
  • プロムナード
  • ドライバーズルーム(78室)
  • ドライバーズサロン
  • ドライバー浴室
2-3甲板 - 車両甲板
1甲板 - 車両甲板(乗用車スペース)

船室

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船室タイプの一覧[6]
クラス 部屋数 定員 設備
特等室 2名×3室 6名 トイレ、洗面台、浴衣、歯ブラシ、シャンプー、浴室、寝具、バスタオル、
石鹸・タオル、スリッパ、ツインベッド、テーブル・椅子、テレビ、コンセント
1等室 2名×6室
4名×4室
28名 洗面台、浴衣、歯ブラシ、寝具、石鹸・タオル、スリッパ、テレビ、ソファ、
テーブル・椅子(通常室)、コンセント、2段ベッド(4名定員室)、
ツインベッド(2名定員室)、ペットケージ(ペット同伴室)
2等寝台A 1名×56室 72名 シングルベッド、読書灯、机・椅子、寝具、コンセント
2等室 10室 232名 マットレス、ロッカー、共用コンセント
ドライバー室 1名×78室 78名 シングルベッド、読書灯、机・椅子、寝具、コンセント

事故

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2024年7月2日午前1時20分ごろ、前日午後5時半に八戸港を出港し苫小牧港に向かっていたシルバーブリーズが、苫小牧港入口の消波ブロックに乗り上げ座礁する事故が起きた。この事故による怪我人はいなかったものの、本船は一時自力航行が不能となり、同日午前11時40分ごろに満潮を待ってタグボート4隻に曳航され離岸し、午後0時45分ごろに苫小牧港に入港した(予定より11時間以上遅れ)[7]。本船は船首部分が損傷したため、7月28日まで欠航して修理を行い、7月29日八戸発の便から運航に復帰した[8]

脚注

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外部リンク

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