コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シリコンバレーバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シリコンバレー銀行から転送)
シリコンバレーバンク
Silicon Valley Bank
カリフォルニア州サンタクララの本社正面
種類 公開会社
市場情報
略称 SVB
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンタクララ
設立 1983年10月17日 (41年前) (1983-10-17)
業種 銀行業
代表者 ティモシー・J・マヨプロス(CEO, SVBB NA)
従業員数 8553人 (2022年12月)
関係する人物 グレゴリー・W・ベッカー(元CEO)
ロジャー・F・ダンバー(元会長)
マイケル・R・デシェノー(元社長)
外部リンク www.svb.com ウィキデータを編集
テンプレートを表示

シリコンバレーバンク(SVB)は、かつて存在した、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララに本社を置く、州法による商業銀行である。

2016年6月30日時点ではシリコンバレーにおける預金量の25.9%のシェアを保持する、シリコンバレー最大の銀行であった[1]2023年3月10日に破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれた[2]シリコンバレー銀行とも表記される[3]

イギリスデンマークドイツイスラエルスウェーデンインド中国などでも展開していた[4][5]

概要

[編集]

アメリカ国内の15州と10以上の国外地域にオフィスを構える銀行持株会社SVBフィナンシャルグループの主要子会社であった[6][7]

ビジネスモデル

[編集]

顧客は主にテクノロジーライフサイエンスヘルスケア非公開会社ベンチャーキャピタルプレミアムワイン業界の企業や個人であった[8][9]ベイエリアの地方銀行として、テクノロジー業界のニーズに特化した金融サービスを提供していたため、特にIT系スタートアップ企業のほぼ半数が優先して利用していたことが特徴的である[10][11]

インドの新興企業の間で影響力があり、創業者が社会保障番号を持っていない株式会社[注 1]にサービスを提供していた[12]

一方で、ハイテク企業にサービスを提供していたにもかかわらず、銀行は古い技術を使用しており、生体認証技術を活用していない点が批判されていた[13]

財務

[編集]

2022年12月31日の時点で、そのポートフォリオの56%はベンチャーキャピタルと非公開会社への融資であり、リミテッドパートナーのコミットメントによって保証され、非公開会社への投資に活用された。価値のある個人、およびその融資の24%はテクノロジーおよびヘルスケア企業に対する融資、全融資の9%は設立初期および成長途上のベンチャー企業に対する融資であった[14]
破綻前の2023年2月には、フォーブスが「アメリカのベストバンク」の20位に挙げ、自己資本利益率は13.8%だった[15][16]。翌3月の経営不安の発覚前には、ムーディーズがローンポートフォリオを保守的でパフォーマンスが高いと評価していた[17]
本行の海外子会社は139億ドルの預金を保有していた[18]

数十億ドル単位の財務[19]
2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
収益 0.529 0.664 0.591 0.529 0.710 0.947 0.985 1.403 1.464 1.520 1.650 2.022 2.715 3.530 4.082 6.027 7.401
当期純利益 0.089 0.120 0.074 0.048 0.095 0.172 0.175 0.216 0.264 0.344 0.383 0.491 0.974 1.137 1.191 1.770 1.509
資産 6.081 6.692 10.02 12.84 17.53 19.97 22.77 26.42 39.34 44.69 44.68 51.21 56.93 71.00 115.5 211.3 211.8
預金 4.058 4.611 7.473 10.33 14.34 16.71 19.18 22.47 34.34 39.14 38.98 44.25 49.33 61.76 102.0 189.2 173.1
税込(無利息) 3.040 3.227 4.420 6.299 9.012 11.86 13.88 15.89 24.58 30.87 31.98 36.66 39.10 40.84 66.52 125.9 80.75
総資本 0.629 0.677 0.991 1.128 1.274 1.569 1.831 1.966 2.818 3.198 3.643 4.180 5.116 6.470 8.220 16.24 16.00

設備

[編集]
An entrance to a commercial park with the Silicon Valley Bank logo on a sign.
サンタクララの本社前(2022年9月4日に撮影)

主にカリフォルニア州サンタクララの本社と、アリゾナ州テンペのオフィスで運営されていた[20]。銀行の親会社であるSVBフィナンシャルグループは、カナダトロントケイマン諸島グランドケイマン、中国の北京上海深圳香港、インド・バンガロールアイルランド、イスラエル・テルアビブ、スウェーデン・ストックホルム、デンマーク・コペンハーゲン、ドイツ・フランクフルト、およびその他のEU加盟諸国にあるオフィスから、投資銀行業務とプライベートバンキング業務を運営する姉妹子会社を設立していた。また、ロンドンのオフィスから、商業銀行としての事業を行う姉妹子会社を設立していた[20][21][22]

サンタクララにある160,000平方フィート(15,000㎡) の銀行の本社は、持ち株会社の本社としても機能しており、タスマンのザ クワッドと呼ばれ7つのビルからなるオフィス コンプレックスの長年のアンカー テナントであり、2024年9月30日にまでの契約期限を残していた。また、カリフォルニア州とマサチューセッツ州で17の支店を運営し、持ち株会社は全米で合計55の事務所を運営していた[23]

連携と新規投資

[編集]

シリコンバレー銀行は連邦準備制度(FRB)のメンバーであり、銀行のCEOはサンフランシスコ連邦準備銀行の取締役会のクラスAメンバーを務めていた[24]。また、TechNet、シリコンバレーリーダーシップグループ、ベイエリアカウンシル、Tech:NYC、Mid-Size Bank Coalition of America、American Bankers Associationなどの多くの業界団体に加盟したり[25]、インドへの進出の一環として、1990年代後半から非営利の指導組織TiEとも連携していた[26]

社会貢献事業としては、CSRプログラムの運営を目的に、1995年に非営利の「シリコンバレーバンク財団」を設立し、完全に銀行本体から資金提供を受けて、1998年に合計10万ドルの寄付を得た[20]2007年から女性のプロサイクリングチームであるEF Education–Tibco–SVBを後援、2015年には共同タイトルスポンサーになった[27]

その他にも2002年以降は、20億ドル以上の融資と投資をデベロッパーに行って、シリコンバレーとサンフランシスコ、およびマサチューセッツ州[注 2]で手頃な価格の住宅を建設した[28][29]2014年以降には16億ドルを追加で融資している。また、カリフォルニア州サンマテオ郡の多くの非営利団体に無料の銀行サービスを提供した[30][注 2]

歴史

[編集]

設立と黎明期の成長

[編集]

シリコンバレーバンクは、Wells Fargoの幹部であるビル・ビガースタッフと、スタンフォード大学のロバート・メデアリス教授によって、ベンチャー企業のニーズに焦点を当てて設立された。銀行設立にあたってのアイデアは、2人の元バンク・オブ・アメリカのマネージャーとテニス仲間が、カリフォルニア州パジャロデューンズでポーカーで遊んでいる最中に浮かんだ。[14][31][32][33]彼らは、Wells Fargoのハイテク融資部門を率いていたロジャー・V・スミスを銀行の社長・初代CEOに招聘した[34]

こうして、1983年10月17日に、シリコンバレー・バンクシェアーズ(現在のSVBフィナンシャルグループ)の完全子会社として始動した[32]NFLクォーターバックジム・プランケットなど100人の初期投資家を揃え、ベンチャーキャピタルコミュニティからの信頼を得るために、十分なコネを持っていた元下院議員のピート・マクロスキーを取締役として招いた。オフィスは当初、サンノゼのノースファーストストリートにおかれた[35]

設立当時の銀行業界は、新興企業、特に収益が不足している企業について十分な理解がなかった一方、シリコンバレーバンクは、新興企業がすぐに収益を上げないことを理解した上で、ビジネスモデルに基づいてリスクを管理しながら融資を構成し、顧客をベンチャーキャピタル、法律事務所会計事務所と結びつけて広範なネットワークを構築していった[32]。その主な戦略は、ベンチャーキャピタルを通じて資金提供された事業から預金を集めることにあった。その後、銀行業務やベンチャーキャピタルへの融資業務へと事業拡大し、設立当初のフェーズからより成長した顧客を繋ぎ止められるよう、新しいサービスを提供していった[36]。当初は、融資を求める新興企業の創業者は、担保として株式の約半分を差し出す必要がありましたが、失敗率が低く、創業者が融資を完済して経営を維持する傾向があることを反映して、金利は約7%にまで低下した。銀行は、関心のある投資家に株式を売却することで損失をカバーするようになった[37]

最終的には、ベンチャーキャピタル側が、シリコンバレーバンクに特別に銀行口座を開設するよう、スタートアップに要求することが一般的になっていった。シリコンバレーバンクも融資希望者が増える中で、リスクを軽減する手法として、セコイア・キャピタルニューエンタープライズアソシエイツクライナー・パーキンスなどの一流のベンチャーキャピタル企業から資金提供を受けた新興企業を優先して融資するようになった[38]

1980年代は地元のハイテク経済の発展とともに成長を続け、21四半期連続で黒字を達成した。1985年には39,000 ドルの損失を計上していたが、1991年には1,230 万ドルの利益を獲得するようになった 。1990年にはさらに、マサチューセッツ州道ルート128沿いに集積したIT企業を狙い、東海岸ボストン近くに最初のオフィスを開設した[39]

CEOのスミスのリーダーシップの下、多角化を目指してリスクの高い不動産ローン事業に参入し、1990年代初頭までにポートフォリオの50%に達するまでに至った。1994年にはワイナリー貸出事業に参入した[40]。しかし、カリフォルニアの不動産市場の低迷により、1992年に銀行は 220 万ドルの損失を被り、1995年までにポートフォリオに占める割合は10%にまで低下した。1993年、ジョン・C・ディーンが後継CEOに任命され、スミスは副会長に就任した[41]

拡大

[編集]
カリフォルニア州メンローパークのサンドヒルロードにあるオフィス。

ドットコム・バブルによって巻き起こったコンピューター技術の新興企業の波は、銀行にビジネスの流入をもたらした。シリコンバレーバンクの特徴は、まだ利益を上げていないベンチャーステージの企業に積極的に融資することにあり、1995年の約2,000のクライアントの中には、ネットワーキングのイノベーターであるシスコシステムズBay Networksなどもあった[42]。その年、シリコンバレーバンクは本社をサンノゼからサンタクララに移転させた。持株会社の株価はバブルを通じて急騰しましたが、バブルがはじけると50%下落した[43]。その後も、全国のIT企業の要衝に支店を追加し続けた[44]

2000年、ケン・ウィルコックスが新CEOに就任。CEO交代後も、より広範な商業銀行の業態に多角化せず、これまでのテクノロジー企業に焦点を絞ったニッチな戦略は継続された[45]。2002年には、これまでの経験と裕福なベンチャーキャピタリストや起業家との関係を活かし、プライベートバンキングビジネスに参入した[46]

2003年、外国オフィス開設の前段階として、20人のシリコンバレーのベンチャーキャピタリストの代表団を連れて、地元の投資家、起業家、および、政府高官と会うべく、バンガロールとムンバイ、テルアビブ、上海、北京への3つの注目を集める国際貿易ミッションを後援[26]。翌2004年にはバンガロール、ロンドン、北京、イスラエルに進出し、新規の国際事業の展開に取り組み始めた[47]

2007年から2008年サブプライムローン問題リーマン・ショックといった金融危機の間、SVBファイナンシャルグループは、不良資産救済プログラム(TARP)に基づく優先株ワラントと引き換えに、連邦政府から2億3,500万ドルの投資を受けた[48]。2年間で、アメリカ財務省に 1000 万ドルの配当金を支払い、3億ドルの株式売却の収益を使って政府の利子を買い戻した[44] 。金融危機対応が終了した後の2011年4月、ウィルコックスはCEOを退任し、グレッグ・ベッカーに交代した[45]

2012年上海浦東発展銀行(SPDB)と提携し、上海を拠点とした SPDシリコンバレーバンクを共同で設立。地元のテクノロジースタートアップへの融資を開始した[49]。双方が半分づつ出資する合弁の新銀行は、中国の銀行規制当局から人民元で営業する承認を受け許可された、数少ないアメリカ系資本の銀行となった[50]。 またSVBは、上海の楊浦区政府のために2つの地方人民元建てファンドを管理し、杭州に本拠を置く融資保証会社に投資した[51]

2015年には、アメリカのすべての新興企業の65%にサービスを提供していると発表。新しく展開が始まったサービスには、シンジケートローン外貨管理が含まれており、仮想通貨のスタートアップと協力している唯一のアメリカの金融機関として注目された。 2016年2月StripeのAtlasプラットフォームが登場した際には、ベンチャー企業がアメリカ企業として登録できるよう、支援する金融パートナーとなった.[52]

2021年6月、元上級副社長兼取締役のムニール・ガドが、2015年と 2016 年のインサイダー取引法に違反した罪で有罪を認めた。 3件のスタートアップ買収について、SVBがスタートアップ企業の買収資金調達に関与したことで、買収に関するインサイダー情報を得たとされている[53]

事実上の破綻

[編集]

2023年3月9日、シリコンバレーバンクは米国債金利上昇に伴って発生した18億ドルの損失が発生しており、バランスシートを補強するために株式売却を行うことを提案した。これによって株価が62パーセント下がった[54]。このニュースを受けてFounders FundやCoatue Management、Union Square Venturesといったベンチャーキャピタルは、その顧客に対して預金を引き出すように提案したことで取り付け騒ぎの発生がより早まった[55]。この取り付け騒ぎによって24時間で420億米ドル(当時の為替レートで約5.5兆円)が流出[56]。シリコンバレーバンクの株価は、3月10日の取引開始までの市場内時間外取引でさらに66パーセント下がり、取引が停止されることとなった[57]

3月10日には流動性が不十分であり債務超過状態であるとして、カリフォルニア州金融保護改革局英語版によってシリコンバレーバンクは閉鎖された[58]カリフォルニア州管財人として連邦預金保険公社(FDIC)を指定し、FDICはシリコンバレーバンクの預金を新しく設立した払い戻し専門の預金保険国法銀行(DINB)である「Deposit Insurance National Bank of Santa Clara」へ移管した[2]。アメリカ合衆国で発生した銀行の破綻としては、2008年に発生したワシントン・ミューチュアルの破綻に次ぐ規模である[59]。当初、破綻銀行処理の主流であるP&A(資産負債承継 救済合併)やブリッジバンク設立ではなく預金保険国法銀行方式が選ばれたのはあまりにも切迫しており、必要な資産内容の把握ができず、この制限のない方式だったためと推測される[60]

3月12日財務省連邦準備制度理事会、連邦預金保険公社は、システミック・リスクエクセプションを発動し[60]、シリコンバレーバンクの全ての預金者を保護すると発表した。新たな資金繰り支援策として、金融機関を対象に米国債などを担保として最長1年の融資を提供する[61][62]。そのため、承継先は、受け皿として新たに設立されたブリッジバンクであるシリコンバレーブリッジバンク(国法銀行)(Silicon Vallay Bridge Bank N.A.)となった[63]

その後、主要事業についてはアメリカの地方銀行であるファースト・シチズンズ・バンクが引き継ぐことが3月27日までに決定した[64]。また、イギリス国内の事業はHSBCホールディングス1ポンドで取得した[11][65]

5月16日、米議会上院の銀行委員会などが開いた公聴会でグレゴリー・ベッカー前最高経営責任者は破綻までの2日間に引き出された預金は要求分も含め「預金総額の80%となる約1420億ドル(当時のレートで約19兆円)に達した」と説明し「前例のない速さと規模の取り付け騒ぎに耐えられる銀行があるとは思えない」「毎秒約100万ドル(1億3600万円)の預金が引き出された」と弁明した。議員からは「過去2年の経済動向をみれば、FRBによる利上げは誰の目にも明らかだった」(共和党のティム・スコット)など、経営陣を批判する声が相次いだ[66]

シリコンバレーバンクの破綻については、満期保有証券への依存が最大の要因の1つと言われる。また、シリコンバレーバンクのようなネット経由での取引を主力とする銀行は、顧客の資金移動が激しく、そのため預金の流出する速度が早かった事も破綻の原因の一つとされる[67]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 特にC-Corporation(C-Corp)と呼ばれる、法人レベルで法人所得税が課税される株式会社を指す。
  2. ^ a b 2021年にBoston Privateを買収したため。

出典

[編集]
  1. ^ Druzin, Bryce (3 October 2016). "Big growth in Silicon Valley deposits for J.P. Morgan but Comerica takes a hit". アメリカン・シティ・ビジネス・ジャーナル英語版. 2017年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月17日閲覧
  2. ^ a b "FDIC Creates a Deposit Insurance National Bank of Santa Clara to Protect Insured Depositors of Silicon Valley Bank, Santa Clara, California" (Press release). Washington: Federal Deposit Insurance Corporation. 10 March 2023. 2023年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧
  3. ^ シリコンバレー銀行破綻、金融危機以来最大 利上げで脆弱性表面化」『』。オリジナルの2023年3月11日時点におけるアーカイブ。2023年3月11日閲覧。
  4. ^ Thomas Seal、Mark Bergen、Hannah Miller (2023年3月12日). “SVB破綻の波紋、世界に拡大-英国の起業家らは財務相に介入要請”. Bloomberg.com. 2023年3月13日閲覧。
  5. ^ “シリコンバレー銀の英法人、HSBCが1ポンドで救済”. ロイター通信. (2023年3月13日). https://jp.reuters.com/article/hsbc-svb-uk-idJPKBN2VF0IL 2023年3月13日閲覧。 
  6. ^ "Silicon Valley Bank Opens in Canada" (Press release). PR Newswire. 4 March 2019. 2020年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月9日閲覧
  7. ^ SVB Financial Group (24 Feb 2023). “Exhibit 21.1-Subsidiaries of SVB Financial Group – SVB Financial Group Annual Report on Form 10-K”. EDGAR. U.S. Securities and Exchange Commission. 14 Mar 2021閲覧。
  8. ^ Reckard, E. Scott (August 8, 2015). “At Silicon Valley Bank, risky tech start-ups are lucrative business”. Los Angeles Times. オリジナルのMay 20, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170520102336/http://www.latimes.com/business/la-fi-silicon-valley-bank-20150807-story.html 
  9. ^ Soper, Taylor (January 30, 2019). “Lighter Capital partners with Silicon Valley Bank to offer startups debt financing and banking services”. オリジナルのMarch 7, 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190307053947/https://www.geekwire.com/2019/lighter-capital-partners-silicon-valley-bank-offer-pre-vc-startups-debt-capital-banking-services/ 
  10. ^ Paul, Kari; Bhuiyan, Johana (2023年3月15日). “'Lungs of the startup world': bank fall upends most Silicon Valley industries” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. オリジナルのMarch 15, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230315103845/https://www.theguardian.com/technology/2023/mar/15/silicon-valley-bank-failure-industries-investors-rattled 2023年3月15日閲覧。 
  11. ^ a b Large Commercial Banks”. Federal Reserve. July 8, 2021時点のオリジナルよりアーカイブMarch 11, 2023閲覧。.
  12. ^ “Silicon Valley Bank collapse hits Indian startups”. Onmanorama (Kerala). (March 11, 2023). オリジナルのMarch 12, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230312040708/https://www.onmanorama.com/news/business/2023/03/11/Silicon-valley-bank-collapse-usa-indian-startups.html March 11, 2023閲覧。 
  13. ^ Sigalos, MacKenzie (March 12, 2023). “SVB's tech failings were a problem long before the bank run that led to its demise, critics say”. CNBC. オリジナルのMarch 12, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230312232748/https://www.cnbc.com/2023/03/12/former-svb-employee-offers-insight-into-the-banks-failings.html March 12, 2023閲覧。 
  14. ^ a b Kokalitcheva, Kia (March 11, 2023). “The rise and stunning fall of Silicon Valley Bank”. Axios. オリジナルのMarch 11, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230311181306/https://www.axios.com/2023/03/11/silicon-valley-bank-rip March 11, 2023閲覧。 
  15. ^ America's Best Banks 2023” (英語). Forbes (14 February 2023). March 15, 2023時点のオリジナルよりアーカイブMarch 15, 2023閲覧。 “until September 30, 2022”
  16. ^ SVB Financial Group | SIVB Stock Price, Company Overview & News” (英語). Forbes. 10 March 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年5月5日閲覧。
  17. ^ Schubarth, Cromwell (March 14, 2023). “Apollo, Blackstone and KKR eye purchase of Silicon Valley Bank's loans”. Silicon Valley Business Journal (San Jose, California: American City Business Journals). オリジナルのMarch 14, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230314143954/https://www.bizjournals.com/sanjose/news/2023/03/14/private-equity-firms-eye-svb-loans.html March 14, 2023閲覧。 
  18. ^ Medici, Andy (March 14, 2023). “Deposit insurance cap may be a 'dead letter' as feds intervene in Silicon Valley Bank, Signature Bank”. Silicon Valley Business Journal (San Jose, California: American City Business Journals). オリジナルのMarch 13, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230313223535/https://www.bizjournals.com/sanjose/news/2023/03/13/fdic-deposits-silicon-valley-bank-signature-biden.html March 14, 2023閲覧。 
  19. ^ Annual reports:
  20. ^ a b c SVB Financial Group 2022 Annual Report (Form 10-K)”. U.S. Securities and Exchange Commission (March 1, 2022). March 10, 2023時点のオリジナルよりアーカイブMarch 10, 2023閲覧。
  21. ^ "Silicon Valley Bank Opens in Canada" (Press release). PR Newswire. 4 March 2019. 2020年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月9日閲覧
  22. ^ "SVB Financial Group Expands IT and Engineering Team to Support Growth of the Innovation Economy" (Press release). PR Newswire. 10 January 2019. 2023年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月9日閲覧
  23. ^ Klearman, Sarah (March 12, 2023). “What will happen to Silicon Valley Bank's real estate portfolio?”. Silicon Valley Business Journal (San Jose, California). オリジナルのMarch 13, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230313034214/https://www.bizjournals.com/sanjose/news/2023/03/12/svb-real-estate-receivership.html March 12, 2023閲覧。 
  24. ^ FDIC BankFind”. Federal Deposit Insurance Corporation (March 3, 2023). March 11, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月11日閲覧。
  25. ^ Statement of Political Activity”. Silicon Valley Bank. p. 2 (May 13, 2019). March 12, 2023時点のオリジナルよりアーカイブMarch 12, 2023閲覧。
  26. ^ a b Saxenian 2006, p. 82.
  27. ^ Marshall-Bell, Chris (March 11, 2023). “Silicon Valley Bank collapse raises questions around future of EF Education-TIBCO-SVB”. Cycling Weekly (Bath, Somerset). オリジナルのMarch 11, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230311194952/https://www.cyclingweekly.com/racing/silicon-valley-bank-collapse-raises-questions-around-future-of-ef-education-tibco-svb March 11, 2023閲覧。 
  28. ^ Koehn, Josh (March 11, 2023). “Silicon Valley Bank Collapse Puts San Francisco's Affordable Housing Projects in Limbo”. The San Francisco Standard. オリジナルのMarch 13, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230313080038/https://sfstandard.com/housing-development/silicon-valley-bank-collapse-san-franciscos-affordable-housing-limbo/ March 13, 2023閲覧。 
  29. ^ Betancourt, Sarah (2023年3月13日). “Housing industry in Massachusetts one of many to be impacted by Silicon Valley Bank fiasco” (英語). GBH News. March 15, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月15日閲覧。
  30. ^ Kadah, Jana (March 15, 2023). “Silicon Valley Bank collapse hits nonprofits”. San José Spotlight (San Jose, California). オリジナルのMarch 15, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230315235539/https://sanjosespotlight.com/silicon-valley-bank-collapse-hits-santa-clara-county-san-jose-nonprofits/ March 16, 2023閲覧。 
  31. ^ Scott, W. Richard; Kirst, Michael W. (2017). Higher Education and Silicon Valley: Connected But Conflicted. Baltimore, Maryland: Johns Hopkins University Press. p. 65. ISBN 978-1-421-42308-1. オリジナルのMarch 12, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230312235721/https://books.google.com/books?hl=vi&id=QtoxDwAAQBAJ&pg=PA65 March 12, 2023閲覧。 
  32. ^ a b c Piscione, Deborah Perry (2013). Secrets of Silicon Valley: What Everyone Else Can Learn from the Innovation Capital of the World. New York City: Palgrave Macmillan. pp. 144–146. ISBN 978-1-137-32421-4. オリジナルのMarch 12, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230312234312/https://books.google.com/books?id=cIn0pwKftasC&pg=PA145 March 12, 2023閲覧。 
  33. ^ Sulek, Julia Prodis (March 19, 2023). “Silicon Valley Bank started with a poker game, crashed with a bad bet”. The Mercury News (San Jose, California). https://www.mercurynews.com/2023/03/19/from-a-poker-game-to-a-market-jolting-collapse-silicon-valley-banks-four-decade-ride-reflected-techs-booms-and-busts/ March 20, 2023閲覧。 
  34. ^ Eng, Sherri (March 5, 1994). “Banking on entrepreneurship, Smith returns to the beginning; bank founder starts a new career with his own venture capital company”. San Jose Mercury News: p. 10D 
  35. ^ Dattilo, Emily. “SVB Was Once the Banker to Silicon Valley. Now It's Gone Bust.” (英語). www.barrons.com. March 12, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月12日閲覧。
  36. ^ Rooney, Ben (November 14, 2012). “Microsoft's Karia Jumps Ship to Silicon Valley Bank”. The Wall Street Journal. オリジナルのSeptember 26, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170926191015/https://blogs.wsj.com/tech-europe/2012/11/14/microsofts-karia-jumps-ship-to-silicon-valley-bank/ 
  37. ^ Keese, Christoph (2016). The Silicon Valley Challenge: A Wake-Up Call for Europe. Verlagsgruppe Random House. pp. 102–103. ISBN 978-3-641-20914-8. オリジナルのMarch 13, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230313003525/https://books.google.com/books?id=eso8DQAAQBAJ&pg=PT102 March 13, 2023閲覧。 
  38. ^ Calvey, Mark (March 14, 2023). “Who will fill the void for startups in the wake of Silicon Valley Bank's failure?”. San Francisco Business Times (San Francisco: American City Business Journals). オリジナルのMarch 14, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230314223149/https://www.bizjournals.com/sanjose/news/2023/03/14/silicon-valley-bank-fill-the-void-jpmorgan-chase.html March 15, 2023閲覧。 
  39. ^ Eng, Sherri (March 5, 1994). “Banking on entrepreneurship, Smith returns to the beginning; bank founder starts a new career with his own venture capital company”. San Jose Mercury News: p. 10D 
  40. ^ Marcus, David (August 11, 2015). “Silicon Valley Bank Plays Matchmaker Between Tech and Wine”. TheStreet.com. オリジナルのMarch 11, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230311181307/https://www.thestreet.com/investing/silicon-valley-bank-plays-matchmaker-between-tech-and-wine-13250608 March 11, 2023閲覧。 
  41. ^ Schubarth, Cromwell (June 1, 2015). “CEO Greg Becker on Silicon Valley Bank's bubble-proof growth”. American City Business Journals. オリジナルのSeptember 27, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170927112006/https://www.bizjournals.com/sanjose/blog/techflash/2015/06/ceo-greg-becker-on-silicon-valley-banks-bubble.html 
  42. ^ Sinton, Peter (May 22, 1995). “High-Tech Bank Loves Startups / Silicon Valley Bancshares makes money by serving young firms”. オリジナルのJune 16, 2020時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200616004741/https://www.sfgate.com/business/article/High-Tech-Bank-Loves-Startups-Silicon-Valley-3033000.php 
  43. ^ Popper, Nathaniel (April 1, 2015). “Silicon Valley Bank Strengthens Its Roots”. オリジナルのApril 1, 2020時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200401051042/https://www.nytimes.com/2015/04/02/business/dealbook/silicon-valley-bank-strengthens-its-roots.html 
  44. ^ a b Calvey, Mark (December 18, 2009). “Silicon Valley Bank's parent to repay all its $235M in TARP money”. American City Business Journals. オリジナルのSeptember 27, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170927000337/https://www.bizjournals.com/sanfrancisco/stories/2009/12/14/daily74.html 
  45. ^ a b Calvey, Mark (December 18, 2009). “Silicon Valley Bank's parent to repay all its $235M in TARP money”. American City Business Journals. オリジナルのSeptember 27, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170927000337/https://www.bizjournals.com/sanfrancisco/stories/2009/12/14/daily74.html 
  46. ^ Lacy, Sarah (August 17, 2003). “Silicon Valley Bank targeting San Jose for private banking”. American City Business Journals. オリジナルのSeptember 27, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170927000004/https://www.bizjournals.com/sanjose/stories/2003/08/18/smallb4.html 
  47. ^ Lacy, Sarah (September 12, 2004). “Silicon Valley Bank extends reach to Bangalore, London”. American City Business Journals. オリジナルのSeptember 27, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170927112045/https://www.bizjournals.com/sanjose/stories/2004/09/13/story7.html 
  48. ^ "SVB FINANCIAL GROUP RECEIVES PRELIMINARY APPROVAL TO PARTICIPATE IN TREASURY'S TARP CAPITAL PURCHASE PROGRAM" (Press release). U.S. Securities and Exchange Commission. 3 December 2008. 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月11日閲覧
  49. ^ Muncaster, Phil (August 20, 2012). “Silicon Valley comes to China to spur tech innovation”. The Register. オリジナルのSeptember 26, 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170926235347/https://www.theregister.co.uk/2012/08/20/china_silicon_valley_bank_innovate/ September 11, 2017閲覧。 
  50. ^ "Silicon Valley Bank's Joint Venture in China Receives License to Transact in Local Currency" (Press release). PR Newswire. 6 August 2015. 2017年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月17日閲覧
  51. ^ Silicon Valley Bank's China venture says operations 'sound'” (英語). Nikkei Asia. March 12, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ2023年3月12日閲覧。
  52. ^ Lunden, Ingrid (February 24, 2016). “Stripe Expands Startup Tools With Atlas, For Foreign Companies To Incorporate In Delaware”. TechCrunch. March 12, 2023時点のオリジナルよりアーカイブMarch 12, 2023閲覧。
  53. ^ Green, Jason (June 30, 2021). “Ex-Silicon Valley Bank VP charged with securities fraud”. The Mercury News (San Jose, California). オリジナルのMarch 13, 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230313074714/https://www.mercurynews.com/2021/06/30/ex-silicon-valley-bank-vp-charged-with-securities-fraud/ March 13, 2023閲覧。 
  54. ^ Pound, Jesse (9 March 2023). "Shares of SVB Financial fall 60% as tech-focused bank looks to raise more cash". CNBC. 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月9日閲覧
  55. ^ Miller, Hannah (10 March 2023). "SVB Races to Prevent a Bank Run as Funds Advise Pulling Cash". Bloomberg Law. 2023年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧
  56. ^ 24時間で5.5兆円が流出 シリコンバレー銀行破綻に見るデジタル時代の「取り付け騒ぎ」 Newsweek 2023年3月23日(木)11時09分 (2023年8月16日閲覧)
  57. ^ "SVB in talks to sell itself; shares halted after tumbling 66% in premarket trading". The Economic Times. 10 March 2023. 2023年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧
  58. ^ "Silicon Valley Bank Swiftly Collapses After Tech Startups Flee". Bloomberg. 10 March 2023. 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月11日閲覧
  59. ^ シリコンバレーバンクが経営破綻 米銀行破綻で2番目の規模」『』日本放送協会、2023年3月11日。オリジナルの2023年3月11日時点におけるアーカイブ。2023年3月11日閲覧。
  60. ^ a b 2023 年春に米国で発生した銀行業界の混乱について - 預金保険機構 調査国際部 上席調査役 原和明
  61. ^ “シリコンバレー銀の預金者保護 他1行も破綻、連鎖阻止に全力―米当局”. 時事ドットコム. (2023年3月13日). https://www.jiji.com/amp/article?k=2023031300152 2023年3月13日閲覧。 
  62. ^ “破綻米銀の預金者、完全保護へ 信用不安の拡大阻止狙い声明”. 共同通信. (2023年3月13日). https://nordot.app/1007812116894810112 2023年3月13日閲覧。 
  63. ^ FDIC Acts to Protect All Depositors of the former Silicon Valley Bank, Santa Clara, California
  64. ^ 米新興企業の選別加速か 破綻のSVB、地銀が買収”. 時事通信 (2023年3月29日). 2023年3月30日閲覧。
  65. ^ HSBC acquires Silicon Valley Bank UK Limited
  66. ^ SVB前CEO「前例ない預金流出、耐えられる銀行ない」 日本経済新聞 2023年5月17日 5:19 (2023年5月17日 7:41更新、2023年8月16日閲覧
  67. ^ 布施太郎; 梅川崇; 谷口崇子 (2024年2月2日). “あおぞら銀ショック、米不動産リスクが顕在化-外資手法で異色の邦銀”. Bloomberg. https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-02/S85XGJT1UM0W00 2024年2月2日閲覧。 

関連項目

[編集]

金融・証券・銀行関連法

外部リンク

[編集]