ショイヨド・ワリウッラー
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ショイヨド・ワリウッラー সৈয়দ ওয়ালিউল্লাহ Syed Waliullah | |
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誕生 |
1922年 イギリス領インド ノアカリ |
死没 |
1971年10月 フランス パリ |
職業 | 小説家 |
国籍 | パキスタン |
代表作 | 『赤いシャールー』 |
主な受賞歴 | バングラ・アカデミー賞 |
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ショイヨド・ワリウッラー(সৈয়দ ওয়ালিউল্লাহ、Syed Waliullah、1922年 - 1971年10月)はバングラデシュの作家。ベンガル地方東部のノアカリのムスリムの知識人家庭に生まれる。カルカッタ大学進学の際にコルカタに住み、シュディンドロナト・ドット、モヒトラル・モジュムダルなどの文人と交流する。
1941年に初の短編小説を執筆して創作活動を始め、1944年に短篇集を発表。インド・パキスタン分離独立後は、インドの西ベンガル州となったコルカタを離れてダカへ移り住む。1948年には、ベンガルの農村を舞台とした初の長篇『赤いシャールー』を自費出版で発表。各国のパキスタン大使館に勤務し、後半生の多くの時期を外国で生活する。
のちには、パキスタンと東パキスタンとの関係が悪化したために仕事を失い、バングラデシュ独立直前の1971年にパリで死去する。他の作品として『月のアマボッシャ』(Chander Amaboshay)や『泣け、河よ、泣け』(Kando Nadi Kando)などの長篇や戯曲をのこした。
主な著作
[編集]- 日本語訳
- Lalsalu 邦題『赤いシャールー』 丹羽京子訳、大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸シリーズ〉、2004年。
参考文献
[編集]- 丹羽京子 『赤いシャールー』解説