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シャルロット・ドルネラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャルロット・ドルネラス
Charlotte d'Ornellas
シャルロット・ドルネラス(2017年)
生誕 (1986-06-23) 1986年6月23日(38歳)
フランスの旗 フランス ロワレ県オルレアン
国籍 フランスの旗 フランス
出身校 パリ比較哲学学院
フランスジャーナリズム学院
職業 ジャーナリスト政治ジャーナリストコラムニスト論説委員
宗教 カトリシズム
受賞 政治育成機関コミュニケーション賞(2017年)[1]
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Charlotte d'Ornellas
YouTube
チャンネル
活動期間 2023年2月13日
ジャンル 論説、ニュース解説
登録者数 3万3300人
(2023年6月)
総再生回数 375万2752回
(2023年6月)
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年6月20日時点。
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シャルロット・ドルネラス(Charlotte d'Ornellas, 1986年6月23日)は、フランスジャーナリスト政治ジャーナリストコラムニスト論説委員オルレアン出身。

フリーランスの記者として、「Valeurs actuelles」の記事や「Boulevard Voltaire」のネット記事を執筆している。また、論説委員として定期的に「Cnews」に出演している。非政府組織「SOS Chrétiens d'Orient」の一員でもある。

来歴

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家庭と学歴

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歴史学者のエリック・マンシオン=リゴーによると、彼女はポルトガルの古い貴族の一族に生まれた[2]

パリで医学博士の学位を持ち、ポルトガルの全権公使およびペルーのリマで総領事を務めていたアントニオ・エヴァリスト・ドルネラスの子孫である。アントニオは1862年にポルトガルとペルーの奴隷制度の廃止に関する条約に署名した。ドルネラス男爵という称号はポルトガル王のルイス1世から終身の称号として授与を受けた[3]

レンヌの大司教ピエール・ドルネラスの従兄弟の娘であり、ロワレ県オルレアン出身のカトリック系の家族の下で育った。2002年に行われたオルレアンのジャンヌ・ダルク祭で、16歳でジャンヌ・ダルクを代表する役割に選ばれた[4]

また、父方の祖母を通じて、ブリュネ・ド・ラ・シャリ―家とフォンスコロンブ・ラ・モール家の家系にも繋がっている。

2004年にパリ比較哲学学院(Facultés libres de philosophie et de psychologie)に入学し、哲学と心理学の学士号を取得した。

2008年、オーストラリアシドニーで1年間滞在した。滞在の終わりごろ、国際メディアセンターでの仕事に採用され、学校で哲学を教える事を夢見ながら、フランスのメディア向けに英語のプレスリリースを翻訳するのを手伝った[5]

2008年にフランスへ戻ってきた際、ジャーナリズムを学ぶことを決めた。その結果、フランスジャーナリズム学院(Institut français de journalisme)で2010年に資格を取得した。その間、2009年にレバノンベイルートで「L'Orient-Le Jour」という日刊新聞で研修を行った[5]

職業キャリア

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2009年、レバノンからフランスに戻ってきた際、トゥールの地方日刊新聞「La Nouvelle République du Centre-Ouest」で特定期間契約の雇用を得た。その後、研修として保守主義週刊新聞「Valeurs actuelles」に2009年から2010年の間雇われた。また、2011年7月からフランス民主労働組合連盟の週刊ニュース番組の制作に取り組んでいる[6]

フリーランス記者として、カトリック系オンライン新聞「Aleteia」や「Boulevard Voltaire」、「Valeurs actuelles」などの新聞のために記事を著している。カトリック系日刊新聞「Présent」のためにも記事を書いている。度々フランスのラジオ局「Radio Courtoisie」に出演し、コラムニストとして「TV Libertés」の番組にも出演している[7]。また、2016年に政治活動家のダミアン・リオ―と四半期刊行雑誌「France」を立ち上げ、編集長となった[8]

2017年、「Boulevard Voltaire」の派遣記者として取材班と共にティエリー・マリア二やジャン・ラサールなどの国民議会議員を連れてシリアへ向かった。この際、他の記者と一緒にシリア大統領バッシャール・アル=アサドと対面した。フランスメディアの報道とは反対に、アル=アサド大統領は「穏やかでかなり控えめ」であると評価した[9]

2017年9月、保守思想を掲げた雑誌「L'incorrect」の編集委員会の一員となった[10]。だが1か月後、「Valeurs actuelles」の編集チームに加わることになり、元の編集委員会を辞任した[11]

2017年4月から、論説委員として定期的に「CNews」の「L'Heure des pros」という番組に出演するようになった[12][13]。 2018年から2019年の間、コラムニストとして「BFMTV」の「Et en même temps」に出演した[14]。また、ゲストとして頻繁に「CNews」の「Punchline」という番組に登場している[14]

一部のナレーションを彼女が務めたとして、国営放送のサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏France 3はジャンヌ・ダルクのドキュメンタリーの放送を断った。「France 3」によると、その理由は彼女が「Valeurs actuellesの記者」であるからだと言う[15]

実業家ヴァンソン・ボロレによって局が買収されてから、フランスのラジオ局「Europe 1」で2021年から働いている[16]

2023年6月20日、「CNews」の討論番組「L'heure des pros」の中で、編集長のジョフロワ・ルジョンヌが投資家との編集上の意見の相違により解雇されたことを受け[17]、「Valeurs actuelles」の編集チームを脱退すると発表した[18]

SOS Chrétiens d'Orient とシリア・アラブ共和国

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2013年12月、中東のキリスト教徒共同体を支援する非政府組織「SOS Chrétiens d'Orient」(エスオーエス・クレチアン・ドリアン)の創立に協力した[19][20][21]

「SOS Chrétiens d'Orient」の取締役会の一員として活動しているが、シリア大統領バッシャール・アル=アサドと彼の政治体制を宣伝していると批判の声もある[22][23]

2016年、「SOS Chrétiens d'Orient」の幹部と共にシリアを訪れた。その際、ムハルデでシリア国民防衛隊の志願予備役兵と会った[24]

2017年、「SOS Chrétiens d'Orient」を通じてネット新聞「Boulevard Voltaire」のためにバッシャール・アル=アサド大統領とのインタビューを行った[25][26]

著書

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  • Au secours des chrétiens d'Orient : entretien avec Charles de Meyer et Benjamin Blanchard』(Via Romana、2019年4月)
  • グレゴリオス3世ラハム東方全土総大司教との共著『Ne nous laissez pas disparaître : un cri au service de la paix』(Éditions Artège、2016年11月)

脚注

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出典

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  1. ^ Les prix de l'IFP”. 2023年6月20日閲覧。
  2. ^ Éric Mension-Rigau (2019). Enquête sur la noblesse (Place des Éditeurs ed.) .
  3. ^ "Généalogie – Famille d'Ornellas" (フランス語). 2022年5月27日閲覧.
  4. ^ Florent Buisson (26 décembre 2015). “Une ex-Jeanne d'Arc d'Orléans est une plume de l'extrême droite en France”. larep.fr. http://www.larep.fr/orleans/2015/12/26/une-ex-jeanne-d-arc-d-orleans-est-une-plume-de-l-extreme-droite-en-france_11720056.html. .
  5. ^ a b Michel Clerc (juillet-août 2016). “Je n'ai jamais cru une demi-seconde que le journalisme pouvait être neutre”. Entreprendre (302): 166-167. http://fr.1001mags.com/parution/entreprendre/numero-302-jui-aou-2016/page-166-167-texte-integral. .
  6. ^ Syndicat CFTC, La Vie à Défendre -”. archive.wikiwix.com. 2023年6月20日閲覧。
  7. ^ De Gollnisch à Ménard : Charlotte d’Ornellas, la journaliste préférée de la fachosphère” (フランス語). https://www.streetpress.com. 2023年6月20日閲覧。
  8. ^ http://www.liberation.fr/auteur/12681-dominique-albertini+(2016年6月15日).+“Philippe de Villiers écarte l'idée d'une candidature en 2017” (フランス語). Libération.fr. 2023年6月20日閲覧。
  9. ^ Marie-Pierre Bourgeois (15 mars 2017). “De Gollnisch à Ménard : Charlotte d'Ornellas, la journaliste préférée de la fachosphère”. Streetpress. https://www.streetpress.com/sujet/1489570824-charlotte-d-ornellas-journaliste-fachosphere-menard-gollnisch. .
  10. ^ “L’Incorrect, un nouveau magazine entre droite et extrême droite” (フランス語). La Croix. (2017年9月6日). ISSN 0242-6056. https://www.la-croix.com/France/Politique/LIncorrect-nouveau-magazine-entre-droite-extreme-droite-2017-09-06-1200874659 2023年6月20日閲覧。 
  11. ^ Mai 18, Kévin Boucaud-Victoire- Journaliste | (2018年5月18日). “Crise interne profonde à "Valeurs actuelles" ?” (フランス語). Le Média. 2023年6月20日閲覧。
  12. ^ Erwan Duchateau (6 mai 2017). “Pascal Praud, le pro de la provoc’”. lesinrocks.com. http://www.lesinrocks.com/2017/05/06/actualite/pascal-praud-le-pro-de-la-provoc-11939732/. .
  13. ^ Hadrien Mathoux (17 avril 2017). “L'aumônier de l'Assemblée clame sur CNews que l'IVG “est un crime””. marianne.net. https://www.marianne.net/societe/video-l-aumonier-de-l-assemblee-clame-sur-cnews-que-l-ivg-est-un-crime. .
  14. ^ a b Charlotte d'Ornellas, valeur réac de la rentrée”. lexpress.fr (2018年9月26日). 2019年12月7日閲覧。.
  15. ^ Point.fr, Le (2021年4月30日). “France 3 censure un magazine sur Jeanne d’Arc” (フランス語). Le Point. 2023年6月20日閲覧。
  16. ^ On a écouté la nouvelle Europe 1 et ça ne rigole plus” (フランス語). www.telerama.fr (2021年8月26日). 2023年6月20日閲覧。
  17. ^ "Valeurs Actuelles" : Geoffroy Lejeune écarté à cause d'un conflit avec l'actionnaire” (フランス語). ozap.com (2023年6月5日). 2023年6月20日閲覧。
  18. ^ "Je ne pourrai pas rester" : Émue aux larmes, Charlotte d'Ornellas annonce son départ de "Valeurs actuelles"” (フランス語). ozap.com (2023年6月20日). 2023年6月20日閲覧。
  19. ^ Syrie : enquête sur ces Français qui fréquentent le régime de Bachar al-Assad” (フランス語). L'Express (2019年6月19日). 2023年6月20日閲覧。
  20. ^ Andrews, Ariane Lavrilleux, Elie Guckert, Frank. “Les liaisons dangereuses de SOS Chrétiens d’Orient avec les milices d’Assad” (フランス語). Mediapart. 2023年6月20日閲覧。
  21. ^ Charlotte d’Ornellas, la nouvelle conservatrice en chef | L'Humanité” (フランス語). www.humanite.fr (2020年11月14日). 2023年6月20日閲覧。
  22. ^ L'association SOS Chrétiens d'Orient dans le collimateur pour "complicité de crime de guerre"” (フランス語). France 3 Occitanie (2022年2月18日). 2023年6月19日閲覧。
  23. ^ Guckert, Elie (2023年2月15日). “Comment Bachar el-Assad et ses soutiens instrumentalisent le séisme en Syrie” (フランス語). Slate.fr. 2023年6月19日閲覧。
  24. ^ PressReader.com - Digital Newspaper & Magazine Subscriptions”. archive.wikiwix.com. 2023年6月19日閲覧。
  25. ^ Extrême droite: les liaisons dangereuses entre Valeurs actuelles et le régime syrien | FranceSoir”. web.archive.org (2019年8月8日). 2023年6月19日閲覧。
  26. ^ Charlotte d’Ornellas, la nouvelle conservatrice en chef | L'Humanité” (フランス語). www.humanite.fr (2020年11月14日). 2023年6月19日閲覧。

外部リンク

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