シャルル・エクスブライヤ
表示
シャルル・エクスブライヤ(Charles Exbrayat, 1906年 - 1989年)は、フランスの小説家。
人物
[編集]ロワール県サン=テティエンヌ出身。ニースで大学入試資格試験に合格して医学を学ぶ予定であったが、学校を追放されてリヨンの学校に移った。後にパリで自然科学を学び、教師となった。
第二次世界大戦前は劇作家として活躍し、1941年に最初の小説を発表した。
戦後はジャーナリストや映画脚本家に転向し、1957年に最初の推理小説作品である"Elle avait Trop de Mémoire"を発表して以来、マスク叢書の編集長兼専属作家として約100冊の推理小説を執筆した。
1958年に『パコを憶えているか』("Vous souvenez-vous de Paco ?")でフランス冒険小説大賞を受賞。
主な作品
[編集]「イモジェーヌ」シリーズ
[編集]- 『火の玉イモジェーヌ』 ("Ne vous fâchez pas, Imogène !"(1959)、荒川比呂志訳、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
- Imogène est de retour (1960)
- 『帰ってきたイモジェーヌ』("Encore vous, Imogène ?"(1962)、荒川比呂志訳、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1968
- 『イモジェーヌに不可能なし』("Imogène, vous êtes impossible !"(1963)、荒川比呂志訳、早川書房、Hayakawa pocket mystery books) 1972
- Notre Imogène (1969)
- Les Fiançailles d'Imogène (1971)
- Imogène et la Veuve blanche (1975)
「ロメオ・タルキニーニ警部」シリーズ
[編集]- 『チューインガムとスパゲッティ』("Chewing-gum et spaghetti"(1960)、堀内一郎訳、読売新聞社、フランス長編ミステリー傑作集2) 1986
- 『ハンサムな狙撃兵』("Le Plus Beau des bersagliers"(1962)、藤田真利子訳、現代教養文庫) 1995
- 『キャンティとコカコーラ』("Chianti et Coca-Cola"(1966)、藤田真利子訳、現代教養文庫) 1994
- Le Quintette de Bergame (1967)
- Ces sacrées Florentines (1969)
- La Belle Véronaise (1972)
- Des amours compliquées (1976)
- Mets tes pantoufles, Roméo (1983)