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シャラナヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャラナヤ
現役期間 2009年 - 2010年
欧字表記 Shalanaya
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2006年3月16日(18歳)
Lomitas
Shalamantika
母の父 Nashwan
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 アガカーンズスタッド
馬主 アーガー・ハーン4世
調教師 ミケル・デルザングルシャンティイ
厩務員 ジャック・ルルー
競走成績
生涯成績 10戦3勝(総合)
7戦3勝(フランス)
1戦0勝(イギリス)
1戦0勝(カナダ)
1戦0勝(中央競馬
獲得賞金 19万4950万ユーロ(フランス)
1400万円(中央競馬)
(2009年11月15日現在)
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シャラナヤ (Shalanaya) は、アイルランドで生産された競走馬である。G1競走の勝ち鞍は2009年オペラ賞

経歴

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2009年(3歳)

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5月18日に行われた競走馬デビュー戦はクリストフ・スミヨンが騎乗して3着、続く1ヵ月後の6月18日に行われたデビュー2戦目をマキシム・ギュイヨンが騎乗して制し初勝利を挙げた。その後2戦はスミヨンが騎乗して、8月には重賞競走初挑戦となるプシシェ賞 (G3) に出走したが5着、続く9月のリアンクール賞(準重賞)を制して2勝目を挙げた。

そして10月にはG1競走初挑戦となるオペラ賞に、初勝利時に騎乗していたギュイヨンを再び鞍上に迎えて出走することになった[注 1]。当時目立った勝ち鞍のなかった当馬は7番人気の評価だったものの、当年のジャンロマネ賞勝ち馬で1番人気のアルピンローズ、当年のナッソーステークス勝ち馬でその後ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを制す2番人気のミッデイといった強豪馬らを相手に勝利し、G1競走初勝利を挙げた[注 2]。 次走はブリーダーズカップ・フィリー&メアターフへの出走が視野に入れられていたが、出走には追加登録料が課せられるため、オペラ賞を制したことにより優先出走権を獲得したエリザベス女王杯に出走することとなった。同レースの出走馬では史上初の海外G1馬となる。11月5日に単独来日し、検疫はレースが京都競馬場で施行されることもあり、競馬学校ではなく三木ホースランドパークで受けた。迎えた11月15日のエリザベス女王杯では、鞍上に短期免許を取得中のクリストフ・ルメールを迎え、3番人気に支持された。レースでは後続に大差をつけて先行したクィーンスプマンテテイエムプリキュアを捉えることはできなかったが、ブエナビスタらと共に追い込み4着となった。なお同日に選出馬となっていたジャパンカップへの招待を受諾したことが発表されたが[1]、その2日後に「来年も現役を続行することになったので休養する」との理由で招待辞退を発表した[2]

2010年(4歳)

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5月2日ガネー賞から始動したが、カットラスベイの2着に敗れた。続く6月16日プリンスオブウェールズステークスでは8着、8月22日ジャンロマネ賞では7着と惨敗続きだった。その後カナダに遠征し、10月16日E.P.テイラーステークスでは3着に入線した。そのレースを最後に引退し、繁殖牝馬入りする。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名
ゲート

オッズ
(人気)
着順 騎手
距離(馬場) タイム

3F

着/
タイム差
勝ち馬/(2着馬)
2009 5. 16 メゾンラフィット プロデューサー賞 17 4 2 (3人) 3着 C.スミヨン 57 芝2100m(重) 2:21.2 1.1/2 カラ
6. 18 ロンシャン シェフルヴィル賞 6 3 11 2.1(1人) 1着 M.ギュイヨン 55.5 芝2000m(稍) 2:12.1 1.1/2 (ゼルケリヤ)
8. 1 ドーヴィル プシシェ賞 G3 8 6 5 (4人) 5着 C.スミヨン 56 芝2000m(稍) 2:05.5 3 ボードミーティング
6. 28 ロンシャン リアンクール賞 LR 12 10 3 3.5(1人) 1着 C.スミヨン 56 芝2100m(良) 2:14.1 3 (ルシアナ)
10. 4 ロンシャン オペラ賞 G1 9 4 6 19.5(7人) 1着 M.ギュイヨン 54 芝2000m(良) 2:01.8 1.1/2 (ボードミーティング)
11. 15 京都 エリザベス女王杯 GI 18 5 10 10.4(3人) 4着 C.ルメール 54 芝2200m(良) 2:14.5 (33.4) 0.9 クィーンスプマンテ
2010 5. 2 ロンシャン ガネー賞 G1 9 5 (3人) 2着 C.ルメール 56.5 芝2100m(良) 3/4 カットラスベイ
6. 16 アスコット プリンスオブウェールズS G1 12 6 (3人) 8着 C.ルメール 56 芝10f(堅良) 4.3/4 バイワード
8. 22 ドーヴィル ジャンロマネ賞 G1 8 8 (2人) 7着 G.モッセ 57 芝2000m(良) 4.1/4 スタセリタ
10. 16 ウッドバイン E.P.テイラーS G1 10 1 (2人) 3着 C.ルメール 56 芝10f(良) 2.3/4 レガーヌ

年度別競走成績

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  • 2009年(3歳) 6戦3勝
    • 1着 オペラ賞 (G1)
  • 2010年(4歳) 4戦0勝
    • 2着 ガネー賞 (G1)
    • 3着 E.P.テイラーステークス (G1)

血統表

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シャラナヤ血統ニジンスキー系 / 5代内アウトブリード (血統表の出典)

Lomitas
1988 栗毛
父の父
Niniski
1976 鹿毛
Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Virginia Hills Tom Rolfe
Ridin' Easy
父の母
La Colorada
1981 栗毛
Surumu Literat
Surama
La Dorada Kronzeuge
Love In

Shalamantika
1999 鹿毛
Nashwan
1986 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Height of Fashion Bustino
Highclere
母の母
Sharamana
1991 鹿毛
Darshaan Shirley Heights
Delsy
Sharmeen Val de Loir
Nasreen F-No.9-c

血統背景

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脚注

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注釈

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  1. ^ 当初は、馬主のアーガー・ハーン4世と翌年から騎乗契約を結ぶルメールが騎乗予定だったが、そのルメールが落馬負傷を負ったため。
  2. ^ 鞍上のギュイヨンとデルザングル厩舎は共に同競走初勝利、馬主は14年ぶり2度目の同競走制覇となった。

出典

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  1. ^ ジャパンカップ(GI)情報-招待受諾馬-JRAホームページ 2009年11月15日
  2. ^ シャラナヤJC回避し来年も現役続行 - nikkansports.com・2009年11月18日

外部リンク

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先代
ドイツの旗レディマリアン
オペラ賞勝ち馬
2009年
次代
フランスの旗リリーオブザヴァリー