シモフリタナバタウオ
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シモフリタナバタウオ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Calloplesiops altivelis (Steindachner, 1903) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Comet marine betta |
シモフリタナバタウオ(学名:calloplesiops altivelis)は、スズキ目タナバタウオ科に分類される魚類の一種[1]。
分布
[編集]日本では南日本、南西諸島に分布する。紅海、東アフリカからトンガ、ライン諸島にかけての太平洋西部〜東部、インド洋に広く分布する[2]。
形態
[編集]体長は20cm[3]。体は細長く、著しく側扁している。各鰭は大きく、尾びれは菱型で後縁は尖っている。体色は暗褐色で、小さな薄青色の丸い斑が多数見られ、胸鰭以外の各鰭にも同じ斑が散在している[2]。胸鰭鰭条は黄色で、鰭膜は透明。背鰭は11棘8-10軟条、臀鰭は3棘9軟条で構成される[4]。また、背鰭軟条部の後縁辺りには、ウツボの眼に似せた、目玉のような模様を持っており、敵に襲われないために、ハナビラウツボというウツボに擬態する[2][4]。やや大きい櫛鱗を持つ。
生態
[編集]通常水深3-45mのサンゴ礁や礁湖に生息する[2]。昼間は岩棚の下や海中洞窟などの物陰で見られることが多い。普段は単独で生活し、夜間に小魚やエビ類を捕食する[4]。横向きに泳いで獲物の目を欺く[5]。危険が迫ると穴の中に入って体後部を外に出すことで、ウツボに擬態する[4]。
産卵期は夏で、メスが粘着性のある卵塊を岩の下に産み付け、孵化までオスが守る[4]。
人間との関係
[編集]食用にされることはないが、独特の体つきをしているため、観賞魚として飼育されることがある。飼育下では生き餌を与える[5]。飼育下での繁殖は成功している。
脚注
[編集]- ^ “Calloplesiops altivelis (Steindachner, 1903)”. World Register of Marine Species. 2023年9月26日閲覧。
- ^ a b c d “Calloplesiops altivelis, Comet : aquarium”. Fishbase. 2023年9月26日閲覧。
- ^ “Calloplesiops altivelis”. OzAnimals - Australian Wildlife. 2023年9月26日閲覧。
- ^ a b c d e “Calloplesiops altivelis (Comet)”. Animal Diversity Web. 2023年9月26日閲覧。
- ^ a b “FreshMarine.com - Marine Betta Grouper - Calloplesiops altivelis - Buy Cheap Comet Grouper Fish at Wholesale”. FreshMarine. 2023年9月26日閲覧。