シマツユクサ
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シマツユクサ | ||||||||||||||||||||||||
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シマツユクサの花
(2024年6月 沖縄県宮古島市) | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Commelina diffusa Burm.f. | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
creeping dayflower |
シマツユクサ(学名:Commelina diffusa[1])はツユクサ科ツユクサ属の一年生草本。
特徴
[編集]高さ10–50 cm。茎は基部近くで分岐、匍匐、斜上して節から根を出して広がる。葉は長さ4–9 cmと長めで両面ほぼ無毛。苞は披針形で細長くとがる。花は柄1.5 cmでツユクサより淡い青色である点ではホウライツユクサに似るが、3弁がほぼ同じ大きさである点が異なる。花期は3–11月。花序柄は無毛またはまっすぐな短毛が生える。種子表面に網目模様がある[2][3][4][5][6]。
分布と生育環境、利用
[編集]九州南部~南西諸島、国外では熱帯・亜熱帯に広く分布。関東以西に帰化。道路脇や農耕地、草地、人家周辺などの湿った場所に生育[7][3][4][5][6]。
類似する別種
[編集]近年は日本国内各地へカロライナツユクサ Commelina caroliniana Walterの帰化が知られている。ともに1年草で形態は本種と類似し混同されてきたが、苞内の花序枝が退化して花をつけないか、まれに1花をつける点や、花序柄には先が曲がった毛が生え、種子表面は平滑で網目模様が無いなどの特徴で本種と識別可能とされる[8][3]。
脚注
[編集]- ^ “YList 植物和名-学名インデックス:簡易検索結果”. ylist.info. 2024年10月19日閲覧。
- ^ (池原 1979, p. 260)
- ^ a b c (神奈川県植物誌調査会 2018, p. 387)
- ^ a b (片野田 2019, p. 126)
- ^ a b (田村 & 布施 2021, p. 204)
- ^ a b (林 & 名嘉 2022, p. 185)
- ^ (新里 & 嵩原 2002, p. 95)
- ^ (植村ほか 2015, p. 510)
参考文献
[編集]- 池原直樹『沖縄植物野外活用図鑑 第5巻 低地の植物』新星図書出版、1979年。
- 新里孝和; 嵩原建二『伊江島の植物図鑑』伊江村教育委員会、2002年。
- 植村修二ほか編著『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑 第2巻 -Plant invader 500種-』全国農村教育協会、2015年。ISBN 9784881371855。
- 神奈川県植物誌調査会『神奈川県植物誌2018電子版』神奈川県植物誌調査会、2018年、387頁。ISBN 9784991053726。
- 片野田逸郎『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年。ISBN 9784861244056。
- 田村実; 布施静香 著「ツユクサ科」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 1巻、平凡社、2021年、204頁。ISBN 9784582535389。
- 林将之; 名嘉初美「シマツユクサ」『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350。
外部リンク
[編集]- シマツユクサ 奄美の植物 岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 旧植物生態研究室(波田研)のホームページ
- シマツユクサ(島露草) うちなー通信
- シマツユクサ(島露草) 野の花讃花
- シマツユクサ 西表島植物図鑑