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シプロテロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シプロテロン
IUPAC命名法による物質名
データベースID
CAS番号
2098-66-0 チェック
ATCコード G03HA01 (WHO)
PubChem CID: 5284537
DrugBank DB04839 チェック
ChemSpider 4447594 チェック
ChEMBL CHEMBL142130 チェック
化学的データ
化学式C22H27ClO3
分子量374.901 g/mol
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シプロテロン(Cyproterone)は、ステロイド系の抗アンドロゲン剤であるが、未だ市販されたことはない[1][2][3]アセチル化誘導体(酢酸エステル)である酢酸シプロテロン英語版は、抗アンドロゲン剤及びプロゲスチンとして臨床用に広く用いられる[1][2][3]

単に「シプロテロン」と言った時には、酢酸エステルである「酢酸シプロテロン」を指す場合もある。日本においては過去に発売例はあるものの、理由は特に示されず2000年5月31日に販売が中止されている[4][5]。なお同薬剤には静脈血栓塞栓症のリスクが高いこと[4]、肝毒性および肝不全のリスクがあり死亡等の重篤な転帰をたどる症例報告が多いことが指摘されている[6]

出典

[編集]
  1. ^ a b Index Nominum 2000: International Drug Directory. Taylor & Francis US. (2000). p. 289. ISBN 978-3-88763-075-1. https://books.google.co.jp/books?id=5GpcTQD_L2oC&pg=PA289&redir_esc=y&hl=ja 29 May 2012閲覧。 
  2. ^ a b F.. Macdonald (1997). Dictionary of Pharmacological Agents. CRC Press. p. 557. ISBN 978-0-412-46630-4. https://books.google.co.jp/books?id=DeX7jgInYFMC&pg=PA557&redir_esc=y&hl=ja 29 May 2012閲覧。 
  3. ^ a b Christoph Zink (1 January 1988). Dictionary of Obstetrics and Gynecology. Walter de Gruyter. p. 61. ISBN 978-3-11-085727-6. https://books.google.co.jp/books?id=EQlvzV9V7xIC&pg=PA61&redir_esc=y&hl=ja 29 May 2012閲覧。 
  4. ^ a b 医薬品安全性情報 Vol.1 No.30 (2003. 10. 31)” (pdf). 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部. p. 4 (2003年10月31日). 2024年11月26日閲覧。
  5. ^ 岸本桂子. “消費者によるネットを介した医療用医薬品個人輸入の現状の目的適合性、危険性の評価” (pdf). ファイザーヘルスリサーチ振興財団. p. 176 (4). 2024年11月26日閲覧。
  6. ^ 医薬品安全性情報 Vol.10 No.23(2012/11/08)” (pdf). 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部. pp. 10–12 (2012年11月8日). 2024年11月26日閲覧。