シナミア
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シナミア | |||||||||||||||||||||
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地質時代 | |||||||||||||||||||||
前期白亜紀 | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Sinamia Stensiö, 1935 | |||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||
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シナミア(学名:Sinamia)は、条鰭類アミア目シナミア科に属する化石魚類の属。中華人民共和国の淡水層から7種、日本の淡水層から1種が発見されている。
特徴
[編集]現生のアミア(アミア目アミア科)と同様に背鰭が長いことが特徴と考えられていたが、2010年代に背鰭の短い種が発見されたことから、背鰭が系統関係を示してはいないことが判明した。背鰭の長さや臀鰭の開始位置に基づいて2つのグループに大別することができ、系統だけでなく生息していた環境の差異も推測されている[1]。
前期白亜紀の東アジアに分布し多様化していた[2]。日本でも産出しており、特に手取層群で最も多産する化石となっている。ただし多くは関節しておらず単独で骨や鱗が産出している[1]。
種
[編集]- シナミア・ズダンスキー(S. zdanski)
- シナミア・フアナエンシス(S. huanaensis)
- シナミア・チンファエンシス(S. chinhuaensis)
- シナミア・ルオジゴウエンシス(S. luozigouensis)
- シナミア・ポヤンギカ(S. poyangica)
- シナミア・リャオニンエンシス(S. liaoningensis)
- シナミア・ククリヒメ(S. kukurihime)
- シナミア・ランシュウエンシス(S. lanzhouensis)
シナミア属は臀鰭の開始位置が背鰭後端よりも前にあるグループ(上5種)とそれ以外(下2種)に大別される。以下はYabumoto, 2017に基づくクラドグラム。背びれ条数を括弧内に記した[1]。
シナミア属 |
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大韓民国の南部からもシナミア属の化石が報告されているが、体の後方と脊椎骨しか発見されていないため、種レベルでの同定には至っていない[1]。