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シグナルズ (ラッシュのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『シグナルズ』
ラッシュスタジオ・アルバム
リリース
録音 1982年4月-7月
ジャンル プログレッシブ・ロックニュー・ウェイヴ
時間
レーベル アンセム
プロデュース ラッシュ、テリー・ブラウン
専門評論家によるレビュー
ラッシュ アルバム 年表
ラッシュ・ライヴ〜神話大全
(1981年)
シグナルズ
(1982年)
グレイス・アンダー・プレッシャー
(1984年)
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シグナルズ』 (Signals) は、カナダ出身のロックバンドラッシュの9作目のスタジオ・アルバム

1974年から一緒に仕事をしてきたテリー・ブラウンがプロデュースした最後のアルバムとなった。

シングルカットされた「ニュー・ワールド・マン」は、全米シングルチャートのBillboard Hot 100で21位を記録し、バンドにとってアメリカでの最高位を記録したシングルとなり、トップ40に入った唯一のシングルである。

リード曲「サブディヴィジョンズ」はシンセ・リフが主体となっており、これまでにないサウンド・アプローチとなっている。「カウントダウン」は1981年4月、フロリダ州ケープ・ケネディで行われた、NASAによるスペースシャトル計画の第1号であるSTS-1コロンビア号の打ち上げ)に参加し、インスパイアされ作成された。曲中には実際に録音された無線通信のサンプルが使われている。

背景

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1981年10月から12月まで、「サブディヴィジョンズ」を含むセットリストで北米とヨーロッパをツアーした。

1982年4月に行われた、ウォームアップ・ツアーでは「アナログ・キッド」がセットリストに含まれていた。

収録曲のほとんどが1982年初頭に書かれ、リハーサルが行わた。

レコーディングは1982年4月にル・スタジオで開始され、6月完成予定がずれ込み7月15日に終了した[1]

1970年代のギターオリエンテッドな作風からますます遠ざかり、今まで以上にシンセサイザーが前面に出され、長尺曲はなく、音楽性に大きな変化がもたらされている。

ニール・パートの歌詞にも変化があり、東西冷戦や人間の普遍的で不可思議な面など、シリアスな内容が増えている。ゲディー・リーは『シグナルズ』をバンドの新しい時代の始まりと考えていた[2]。各曲の正しいフィーリングを得るのに通常よりも時間がかかったため、制作がかなり困難だったと語っている[3]

収録曲

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注記ない限り、全作詞:ニール・パート、全作曲:アレックス・ライフソン & ゲディー・リー

サイド1
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「サブディヴィジョンズ - "Subdivisions"」  
2.「アナログ・キッド - "The Analog Kid"」  
3.「化学 - "Chemistry"」(作詞:リー、ライフソン、パート)  
4.「デジタル・マン - "Digital Man"」  
サイド2
#タイトル作詞作曲・編曲時間
5.「恐怖兵器 - "The Weapon (Part II of Fear)"」  
6.「ニュー・ワールド・マン - "New World Man"」  
7.「失われた夢 - "Losing It"」  
8.「カウントダウン - "Countdown"」  

パーソネル

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アディショナル・ミュージシャン

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  • ベン・ミンク (Ben Mink) – エレクトリック・ヴァイオリン on "Losing It"

チャート

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チャート 最高位
1982 Billboard 200 10[4]
全英アルバムチャート 3[5]

脚注

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  1. ^ Rush - Signals (Vinyl, LP, Album) at Discogs”. web.archive.org (2018年7月8日). 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ "Private Lives: The Rush Sanctuary Breached" - Sounds, May 21, 1983”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  3. ^ "Face To Face With Rush's Geddy Lee" - Circus, March 31, 1983”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ Signals chart position in the US”. Billboard. 2022年11月16日閲覧。
  5. ^ Rush chart positions in the UK”. The Official Charts Company英語版. 2022年11月16日閲覧。

外部リンク

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