コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『THE RETURN OF VIDEO GAME MUSIC』
ナムコサウンドトラック
リリース
ジャンル ゲームミュージック
時間
レーベル アルファレコード(アナログ盤)
ポニーキャニオン/サイトロンディスク(CD)
プロデュース 近藤雅信
ナムコ アルバム 年表
SUPER XEVIOUS
1984年
THE RETURN OF VIDEO GAME MUSIC
1985年
ビデオ・ゲーム・グラフィティ
1986年
G.M.O. 年表
FAMICOM MUSIC
1986年
テンプレートを表示

ザ・リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック』(THE RETURN OF VIDEO GAME MUSIC)は、ナムコが1983 - 1985年にリリースしたアーケードゲームゲームミュージックを中心に収録したアルバム。前年に発売された『ビデオ・ゲーム・ミュージック』『スーパーゼビウス』と異なり、本作に細野晴臣は関与していない。

解説

[編集]

プロデューサーは、前2作でアルバム制作に携わってきた近藤雅信が担当。アレンジャーには上野耕路国本佳宏藤井丈司、飯尾芳史が参加している。

前2作にない特徴として、B面にはナムコのサウンド開発者による、ゲームミュージックを原曲としないオリジナル楽曲が4曲収録されている。現在においても珍しい試みであり、のちにこの楽曲が実際のゲームに転用されるという逆転現象も起きた。

ライナーノーツには、小沢純子による『ドルアーガの塔』BGMの開発秘話を記した「MAKING OF DRUAGA MUSIC」が掲載されている。なお、前期版と後期版とでは装丁が大きく異なっている。

当初はアナログ盤カセットテープのみの発売であったが、1986年4月25日に『ザ・ベスト・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック』として、A面のみが初CD化(『ビデオ・ゲーム・ミュージック』とカップリング収録)。2001年にはサイトロンディスクより、アルバム単体でのCD化がなされた。このCD化にあたっては、復刻版ライナーノーツのほか、当時の制作事情や収録ゲームのエピソードなどを記載した新たな冊子が同梱されている。

収録曲

[編集]

SIDE A

[編集]
  1. FANFARE FROM POLE POSITION II(作曲:大野木宜幸/編曲:上野耕路)
    • 「予選スタート・ファンファーレ」をアレンジ。
  2. GROBDA(作曲:慶野由利子
  3. DIG DUG II(作曲:慶野由利子、小沢純子)
  4. DRAGON BUSTER(作曲:慶野由利子)
    • 最後に未使用曲(ゲームクリア時に流れる想定の楽曲[1])が収録されている。
  5. METRO CROSS(PART I)(作曲:大野木宜幸)
  6. GAPLUS(作曲:小沢純子)
  7. THE TOWER OF DRUAGA(作曲:小沢純子/編曲:小沢純子、上野耕路)
    • ほぼ原曲と変わらないものの、リバーブが強調されている。

SIDE B

[編集]
  1. MOOD ORGAN #27(作曲:大野木宜幸、藤井丈司/編曲:藤井丈司)
    • 曲中に『グロブダー』のバトリング開始時のボイス「GET READY」と、ミス時の効果音が使われている。
  2. META MAGIC GAME(作曲:大野木宜幸/編曲:飯尾芳史)
    • のちにファミコン用ソフト『ケルナグール』に、この曲が使われている。
    • 曲中に『ドラゴンバスター』のアイテム取得音が使われている。
  3. MERRY GOES AROUND(DEDICATED TO MARIKO KUNIMOTO)(作曲:大野木宜幸/編曲:国本佳宏)
  4. STANDARD THEME(作曲:小沢純子、上野耕路/編曲:上野耕路)
  5. MECHANISM OF VISION(NINO ROTAの自画像[JERRY GOLDSMITHもそこにいる。])(作曲・編曲:上野耕路)
    • 本アルバム中、唯一ナムコサウンド開発者が関係していない曲。ニーノ・ロータ等の曲のフレーズにインスパイアされている。上野耕路のソロアルバム『Chamber Music』(1998年)でサクソフォン四重奏により再演されている。
  6. METRO CROSS(PART II)(作曲:大野木宜幸、国本佳宏/編曲:国本佳宏)
    • 『メトロクロス』のネームレジスト曲をアレンジ。

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]