ザ・ブルーベルズ (スコットランドのバンド)
ザ・ブルーベルズ | |
---|---|
出身地 | スコットランド |
ジャンル |
インディー・ポップ[1] ニュー・ウェイヴ[1] ジャングル・ポップ[2] |
活動期間 |
1981年 – 1986年 1993年、2008年 – 2009年 2011年、2018年 – |
レーベル |
ロンドンレコード サイア・レコード |
メンバー |
Bobby Bluebell David McCluskey Ken McCluskey Lawrence Donegan Craig Gannon Neil Baldwin Russell Irvine Gary Crowley |
ザ・ブルーベルズ (The Bluebells) は、スコットランドのインディー・ポップ(ギターポップ)、ニュー・ウェイヴのバンドで[3]、1981年から1986年にかけて活動し、その後、1993年、2008年 – 2009年、2011年、2018年にそれぞれ再結成し、短期間だけ活動している。
経歴
[編集]ザ・ブルーベルズは、同時期の同じスコットランド出身のグループであったアズテック・カメラやオレンジ・ジュースと同じようにジャングル・ポップ的なギター中心のポップを演奏していた[3]。彼らが全英シングルチャートのトップ40に送り込んだ楽曲には、いずれも結成時からのギタリストであるボビー・ブルーベル(Bobby Bluebell、本名:ロバート・ホッジェンス Robert Hodgens)が書いた、「I'm Falling」、「Cath」、そして最大のヒットとなった「ヤング・アット・ハート (Young at Heart」があった[3]。「ヤング・アット・ハート」はバナナラマのシヴォーン・ファーイとの共作で[3]、元々はバナナラマがアルバム『キューティー・ハート (Deep Sea Skiving)』に収録したものであるが、1984年にザ・ブルーベルズとしての最初のリリースがなされた際に全英シングルチャートの8位まで上昇するのに貢献したヴァイオリン奏者のボビー・ヴァレンティノも、このバージョンの共作者となっている。ザ・ブルーベルズは、EP『The Bluebells』と、アルバム『Sisters』をリリースした[3]。
バンドは、1980年代半ばに解散したが、1993年に「ヤング・アット・ハート」がフォルクスワーゲンのテレビ・コマーシャルに使用されたことを契機に、予期せぬ形でリバイバルした[3]。リイシューされたシングルは、全英シングルチャートの首位に4週間とどまり、一時的に再結成したバンドは、BBCテレビジョンの『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演して、この曲を演奏した[3]。その後、コンピレーション・アルバム『The Singles Collection』がリリースされ、1993年4月には全英アルバムチャートの27位まで上昇した[4]。
2008年の遅い時期に、結成時のメンバーであるマクラスキー兄弟とボビー・ブルーベルによってバンドが再結成され、2009年1月23日にグラスゴーで催されたオレンジ・ジュースのボーカリストだったエドウィン・コリンズの公演のサポート・アクトを務めた。2011年5月29日には、ドイツのサウスサイド・フェスティバルにバンドとして参加した。2018年12月17日にはBBCスコットランドの番組『The Quay Sessions』のクリスマス特別番組に出演して演奏した。また、BBCスコットランドのシットコム『Still Game』の最終シリーズのあるエピソードに出演して、「ヤング・アット・ハート」を演奏した[5]。
この間、2014年には、ロンドンレコードとの契約以前の、未発表音源を含む初期作品を集めたアルバムが、ボビー・ブルーベルを中心に編集され、『Exile On Twee Street』としてリリースされた[6]。
メンバー
[編集]- ボビー・ブルーベル(Bobby Bluebell、本名:Robert Hodgens、1957年6月6日 - 、スコットランド出身)- ギター
- デイヴィッド・マクラスキー(David McCluskey、1964年1月13日 - 、スコットランド・ハミルトン出身)- ドラムス
- ケン・マクラスキー(Ken McCluskey、本名:Kenneth McCluskey、1962年2月8日 - 、スコットランド・ハミルトン出身)- ボーカル/ハーモニカ
- ローレンス・ドネガン(Lawrence Donegan、1961年7月13日 ー、スコットランド・スターリング出身)- ベース
- クレイグ・ギャノン(Craig Gannon、1966年7月30日、イングランド・マンチェスター出身)- ギター
- ニール・ボールドウィン (Neil Baldwin) - ベース
- ラッセル・アーヴァイン (Russell Irvine) - ギター
- ゲイリー・クロウリー (Gary Crowley) - ギター
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]タイトル | アルバムの詳細 | 最高位 | |
---|---|---|---|
UK [7] |
SWE [8] | ||
The Bluebells EP | — | — | |
シスターズ (Sisters) |
|
22 | 29 |
Second |
|
— | — |
シングル・コレクション The Singles Collection |
|
27 | |
Exile On Twee Street |
|
— | — |
シングル
[編集]年 | タイトル | 最高位 | 認定 | アルバム | |||
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UK [13] |
GER [14] |
IRE [15] |
NED [16] | ||||
1982 | 永遠の愛 "Forever More" | — | — | — | — | シングル・コレクション | |
1983 | キャス "Cath" | 62 | — | — | — | The Bluebells EP シングル・コレクション | |
シュガー・ブリッジ "Sugar Bridge (It Will Stand)" |
72 | — | — | — | |||
1984 | アイム・フォーリング "I'm Falling" |
11 | — | 26 | — | シスターズ シングル・コレクション | |
ヤング・アット・ハート "Young at Heart" |
8 | — | 13 | — | |||
キャス "Cath" (re-issue) | 38 | — | — | — | |||
1985 | "All I Am (Is Loving You)" | 58 | — | — | — | アルバム未収録 | |
1993 | ヤング・アット・ハート(リイシュー) "Young at Heart" (re-issue) |
1 | 55 | 1 | 15 |
|
シングル・コレクション |
脚注
[編集]- ^ a b “Rip It Up: Harry Papadopoulos’ snapshot of early eighties Scottish indie music”. Museumcrush.org. 2019年10月17日閲覧。
- ^ “The Bluebells | Biography & History”. AllMusic. 2020年1月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g Colin Larkin, ed (1997). The Virgin Encyclopedia of Popular Music (Concise ed.). Virgin Books. p. 154. ISBN 1-85227-745-9
- ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 66. ISBN 1-904994-10-5
- ^ “Still Game Series 9, Episode 5 - Hitched”. British Comedy Guide. 2020年1月1日閲覧。
- ^ “Exile On Twee Street - Bluebells”. Cherry Red Records. 2020年1月1日閲覧。
- ^ “UK Albums”. Official Chart Company. 2016年5月22日閲覧。
- ^ “Swedish Albums”. swedishcharts.com. 2016年5月22日閲覧。
- ^ The Bluebells – The Bluebells - Discogs (発売一覧)
- ^ The Bluebells – Second - Discogs (発売一覧)
- ^ Vinyl Japan(ビニール ジャパン)は、日本資本により設立されたイギリスのレーベル。Discogs
- ^ The Bluebells – Exile On Twee Street - Discogs (発売一覧)
- ^ “UK Singles”. The Official Charts Company UK. 2016年5月7日閲覧。
- ^ “German Singles”. offiziellecharts. 2016年5月7日閲覧。
- ^ “Irish Singles”. irishcharts.ie. 2016年5月7日閲覧。
- ^ “Dutch Singles”. dutchcharts.nl. 2016年5月7日閲覧。
- ^ “British Certifications”. British Phonographic Industry. 2016年5月18日閲覧。