ザ・コレクト・ユース・オブ・ソープ
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『ザ・コレクト・ユース・オブ・ソープ』 | ||||
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マガジン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年 | |||
ジャンル | ポストパンク、アート・パンク | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン | |||
プロデュース | マーティン・ハネット | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
マガジン アルバム 年表 | ||||
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『ザ・コレクト・ユース・オブ・ソープ』収録のシングル | ||||
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『ザ・コレクト・ユース・オブ・ソープ』(The Correct Use of Soap)はイギリスのポストパンクバンド、マガジンの3rdアルバム。1980年5月発売。
概要
[編集]「The Correct Use of Soap(石鹸の正しい使い方)」というタイトルはシングル「アンダー・ザ・フロアボーズ」のB面曲「トゥエンティー・イヤーズ・アゴー」の歌詞の一節"Twenty years ago I used your soap"をヒントに採られた。アルバムの広告には棒状の石鹸を暖炉にくべる様子など、石鹸の変わった使用法が示されていた[1]。「アンダー・ザ・フロアボーズ」はモリッシーやシンプル・マインズにカバーされ、マガジンの中でも有名な曲の一つである。アルバムはカナダでは『An Alternative Use of Soap』のタイトルで曲目を変更されてリリースされた。
アルバムのプロデュースはジョイ・ディヴィジョンの作品で名を揚げたマーティン・ハネットが担当した。前作『セカンドハンド・デイライト』に比して、パンクへの回帰と見られる性急なリズムやメロディアスな楽曲、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバー曲「サンキュー」に代表される黒人音楽からの影響を取り入れた。全英28位を記録[2]。同年のアルバムリリース後のツアー中にジョン・マッギオークがスージー・アンド・ザ・バンシーズに加入するためにバンドを脱退し、本作が最後の参加アルバムとなった。
収録曲
[編集]特筆ない限りバリー・アダムソン/ハワード・ディヴォート/ジョン・ドイル/デイヴ・フォーミュラ/ジョン・マッギオークによる作詞作曲
A面
[編集]- ビコーズ・ユーアー・フライトゥンド "Because You're Frightened" - 3:54
- モデル・ワーカー "Model Worker" - 2:51
- アイム・ア・パーティ "I'm a Party" - 3:01
- ユー・ネヴァー・ニュー・ミー "You Never Knew Me" - 5:23
- フィラデルフィア "Philadelphia" - 3:54
B面
[編集]- アイ・ウォント・トゥ・バーン・アゲイン "I Want to Burn Again" - 5:16
- サンキュー "Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)" (Sylvester Stewart) - 3:48
- スウィートハート・コントラクト "Sweetheart Contract" - 3:18
- スタック "Stuck" - 4:04
- アンダー・ザ・フロアボーズ "A Song from Under the Floorboards" - 4:07
2007年リマスター版ボーナス・トラック
[編集]- トゥエンティー・イヤーズ・アゴー "Twenty Years Ago" - 3:03
- ザ・ブック "The Book" - 2:22
- アップサイド・ダウン "Upside Down" - 3:47
- ザ・ライト・ポアーズ・アウト・オブ・ミー (ヴァージョン) "The Light Pours Out of Me (Version)" (Devoto/McGeoch/Shelly) - 3:28
参加ミュージシャン
[編集]- ハワード・ディヴォート - ボーカル
- ジョン・マッギオーク - ギター、コーラス
- バリー・アダムソン - ベースギター、コーラス
- デイヴ・フォーミュラ - キーボード
- ジョン・ドイル - ドラムス、パーカッション
脚注
[編集]- ^ Kieron Tyler, January 2007
- ^ “Chart Stats - Magazine”. chartstats.com. 4 February 2015閲覧。