ザルブ (料理)
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ザルブ (zarb)は、中近東地域の遊牧民であるベドウィンの伝統料理。羊肉や野菜などを蒸し焼きにするもの。
概要
[編集]ドラム缶を地中に埋め、底に木炭を敷き詰めバーベキュー用の網を三段程度に入れる。網には下味をつけた肉や野菜などを乗せ、蓋をしめて土中で数時間蒸し焼きにする[1]。
遊牧の負担となる調理器具が少なくて済み、家畜の世話の片手間で調理が終わるなど、遊牧民の知恵が反映された料理である[2]。
脚注
[編集]- ^ 柏崎住人「家畜衛生にまつわる国事情 -食と栄養と国際協力と-」『国際農林業協力』Vol.47 No.2 p.39 2024年9月30日 国際農林業労働協会
- ^ “遊牧民の伝統食「ザルブ」…地中で蒸し焼き、「おもてなし」が詰まっています”. 読売新聞ONLINE (2023年2月7日). 2024年11月14日閲覧。