サール (企業)
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サール(G.D. サール・アンド・カンパニー、Searle, G.D. Searle & Company)は、アメリカ合衆国に存在した健康科学、薬剤、農業、動物の健康を専門とした企業。 2003年にファイザーにより買収され、現在はその一部門となっている。
歴史
[編集]- 1888年、ネブラスカ州オマハで、ギデオン・ダニエル・サールにより設立。
- 1908年、シカゴで法人化。
- 1941年、イリノイ州スコーキーに本部設置。
- 1977 - 1985年、ドナルド・ラムズフェルドがCEOを務め、経営再建に尽力した[1]。
- 1979年、ロバート・B・シャピロを相談役とし、アスパルテーム製品「ニュートラスイート」を開発。シャピロは1982年に子会社ニュートラスイートCEO就任。
- 1985年、モンサントにより買収。
- 2000年4月、ファルマシア・コーポレイション合併(所在地:ニュージャージー州ピーパック・グラッドストン)。
- 2003年、ファイザーにより買収。
主な製品
[編集]- Enovid:経口避妊薬、1960年
- Metamucil:瀉下薬、1934年
- ドラマミン(Dramamine):ジメンヒドリナート(Dimenhydrinate)、目まい・乗り物酔い予防、抗ヒスタミン剤
- Bextra:バルデコキシブ(valdecoxib)
- Ambien:ゾルピデム(Zolpidem)、睡眠薬
- ニュートラスイート(NutraSweet):人工甘味料アスパルテーム、1965年開発、1981年販売。1996年にFDAはアスパルテーム規制を排除。サール社の特許は1981年まで延長、1992年12月に特許無効化[2]。
参照
[編集]- ^ ドナルド・ラムズフェルド(江口泰子、月沢李歌子、島田楓子:訳)『真珠湾からバグダッドへ ラムズフェルド回想録』幻冬舎、2012年、p302~316
- ^ Managing Innovation and Entrepreneurship in Technology-based Firms by Michael J. C. Martin
外部リンク
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