香川アイスフェローズ
香川アイスフェローズ | |
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原語表記 | 香川アイスフェローズ |
愛称 | フェローズ |
クラブカラー | 緑 |
創設年 | 1966年 |
所属リーグ | Jアイス・ウエスト・ディビジョン |
本拠地 | 香川県 |
ホームリンク |
トレスタ白山アイスアリーナ |
代表者 | 安岡章夫 |
監督 | 北川真史 |
公式サイト | 公式サイト |
香川アイスフェローズ(かがわアイスフェローズ KAGAWA ICE FERROWS)は、香川県高松市を中心に活動する社会人アイスホッケーチームである。ホームリンクはトレスタ白山アイスアリーナ。
概略
[編集]チームは1966年に「高松国際アイスホッケークラブ」の名で結成。ホームリンクはチーム名の由来ともなった「高松国際スポーツパレス」であったが、1997年に閉館したため、同年に開場した「ウェルサンピアさぬきアイスアリーナ」(現在のトレスタ白山アイスアリーナ)に移転している。その後、2000年に穴吹工務店がチームの一部支援を開始し、チーム名を「サーパス穴吹アイスホッケークラブ」に変更[1]。2007年には地域密着型のクラブを目指して「サーパス香川アイスホッケークラブ」に改称し、さらに2009年には南国四国香川県の氷上の仲間達を意味するチーム名・「香川アイスフェローズ」に再度改称した。
主戦場は2005年より発足したJアイス・ウエスト・ディビジョンで、他にも全日本アイスホッケー選手権での上位進出やアイスホッケーの普及などを目標に活動している。冬季国民体育大会アイスホッケー競技の香川県選抜はこのチームが母体となっており、2011年青森はちのへ国体で準優勝するなど好成績を上げている[2]。かつては同じチーム名を有する高校生以下によるJr.部門チームや、女子部門チームも備えていたが、現在はフェローズとは別のチーム名となり活動している。
親会社を持たないクラブチームのため、スタッフ・選手は香川県内の企業に勤めながら、クラブの活動に参加している。
沿革
[編集]- 1966年(昭和41年)10月 高松国際スポーツパレスを本拠として、「高松国際アイスホッケークラブ」と「高松国際ジュニアアイスホッケークラブ」を結成。
- 1969年(昭和44年) 冬季国民体育大会成年の部に初出場
- 1971年(昭和46年) 国体で初のベスト8
- 1977年(昭和52年) 国体少年の部初出場(ジュニア)
- 1992年(平成2年)10月 女子チーム、「高松国際女子アイスホッケークラブ」を結成
- 1997年(平成9年) 高松国際スポーツパレス閉館によりホームリンクをウェルサンピアさぬき(現:トレスタ白山)に移転
- 2000年(平成12年)10月 チーム名を「サーパス穴吹アイスホッケークラブ」に改称(Jr、女子とも)
- 2004年(平成16年)2月 全日本アイスホッケー選手権大会に初出場
- 2005年(平成17年)2月 全日本選手権で初のベスト8進出を果たす[3]
- 2005年(平成17年)9月 Jアイス・ウエスト・リーグ(現Jアイス・ウエスト・ディビジョン)が発足。参戦決定[4]。
- 2005年(平成17年)11月 第1回Jアイス・ウエスト・リーグが開幕
- 2006年(平成18年)1月 リーグ戦全日程が終了し、全勝で初代王座に輝く
- 2007年(平成19年)11月11日 チーム名を「サーパス香川アイスホッケークラブ」に改称(Jr、女子とも)
- 2009年(平成21年)8月1日 チーム名を「香川アイスフェローズ」に改称(Jrと女子はそれぞれ別チーム名に)
- 2009年(平成21年)11月12日 マスコットの愛称が「I☆bear(アイ☆ベア)」に決定
- 2011年(平成23年)1月30日 冬季国民体育大会で初の準優勝を果たす[5]
- 2013年(平成25年)4月 かがわ21世紀大賞を受賞[6]
- 2018年(平成30年)3月 Jアイス・プレーオフ初優勝
主な成績
[編集]Jアイス・ウエスト・ディビジョン
[編集]本大会を含む日本各地の地域リーグ優勝チームが出場するJアイス・プレーオフは2012-13シーズンより開催。2017-18シーズンに初めてJアイス日本一のタイトルを獲得した。
シーズン | Jアイス・ウエスト・ディビジョン | プレーオフ | |||||||||||
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試合 | 勝利 | 延長勝 | GWS勝 | 引分 | GWS負 | 延長負 | 敗戦 | 得点 | 失点 | 勝点 | 順位 | ||
2005–06 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 36 | 11 | 優勝 | - | |
2006–07 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 23 | 10 | 優勝 | - | |
2007–08 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39 | 7 | - | 優勝 | - |
2008–09 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 37 | 7 | 6 | 優勝 | - |
2009–10 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 29 | 3 | 6 | 優勝 | - |
2010–11 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 5 | 6 | 優勝 | - |
2011–12 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 34 | 3 | 6 | 優勝 | - |
2012–13 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 28 | 8 | 12 | 優勝 | 準優勝 |
2013–14 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 24 | 9 | 12 | 優勝 | 3位 |
2014–15 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | 4 | 9 | 優勝 | 3位 |
2015–16 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 46 | 2 | 12 | 優勝 | 3位 |
2016–17 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 21 | 5 | 9 | 優勝 | 4位 |
2017–18 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 | 4 | 6 | 優勝 | 優勝 |
2018–19 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 16 | 5 | 6 | 優勝 | 4位 |
2019–20 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 39 | 10 | 6 | 準優勝 | - |
2021–22 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 11 | 2 | 優勝 |
- 2020-21は中止
全日本アイスホッケー選手権大会
[編集]全日本アイスホッケー選手権大会(Aグループ)には2004年2月開催の第71回大会で初出場。以後第76回大会を除いて第79回大会まで8回連続出場。第72回、73回は2大会連続で準々決勝に進出し、日本リーグ勢と対戦した。第80回から大会出場チーム枠の変更により不出場。第89回
- 2003-04(第71回)2回戦
- 2004-05(第72回)ベスト8
- 2005-06(第73回)ベスト8
- 2006-07(第74回)2回戦
- 2007-08(第75回)2回戦
- 2009-10(第77回)ベスト16
- 2010-11(第78回)2回戦
- 2011-12(第79回)1回戦
- 2021-22(第89回)1回戦
Bグループ
[編集]2020年より、前年に大会終了したアイスホッケー連盟会長杯に代わり、全日本選手権Bグループが再開された。
- 第55回大会(2021年) - 4位
- 第56回大会(2022年) - 中止
- 第57回大会(2023年) - 4位
香川県選抜チームとして出場。
日本アイスホッケー連盟会長杯は、アジアリーグ所属チームを除く社会人チームによる全国大会。第7回まで開催した後、全日本選手権大会(Bグループ)となる
- 第1回大会(2013年) - 2回戦
- 第2回大会(2014年) - 準優勝
- 第3回大会(2015年) - 4位
- 第4回大会(2016年) - 3位
- 第5回大会(2017年) - 4位
- 第6回大会(2018年) - 1回戦
- 第7回大会(2019年) - 2回戦
その他の参加大会
[編集]- 西日本選抜リーグ戦(コカ・コーラ杯)
- 中四国アイスホッケー選手権大会(竹田杯)
所属選手・スタッフ
[編集]- 2013年-2014年シーズン
ゴールテンダー | |||||
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# | 国 | 選手名 | ハンド | 前所属 | |
61 | 鈴木崇嗣 | L | 法政大学 | ||
90 | 金丸久 | L | High1-日光アイスバックス |
ディフェンス | |||||
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# | 国 | 選手名 | ハンド | 前所属 | |
4 | 稲葉洋 | L | 釧路公立大学 | ||
16 | 辻浩邦 | R | 香川ジュニア-香川大学 | ||
29 | 宇正峻英 | R | 法政大学 | ||
30 | 石井健太 | L | 立命館大学-アイスキラーズ | ||
41 | 斉藤太樹 | R | 法政大学 | ||
88 | 稲葉惇 | L | 専修大学 | ||
94 | 佐々木洋 | L | 香川ジュニア-軽井沢高校-神奈川大学 | ||
96 | 林寛和 | R | 法政大-サーパス穴吹 |
フォワード | |||||
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# | 国 | 選手名 | ハンド | 前所属 | |
10 | 大日向洋平 | L | 日光アイスバックス | ||
12 | 袖山佑介 | L | 専修大学 | ||
13 | 北側雄哉 | L | 早稲田大学 | ||
19 | 黒岩紘徳 | R | Tinatuopit(フィンランド) | ||
27 | 今政則 | L | 古川電工-東洋大学 | ||
82 | 畑中理 | L | 明治大学 | ||
87 | 池内悠希 | L | 香川ジュニア-石田高校 | ||
91 | 前田健一 | L | 専修大学 |
チームスタッフ | |||||
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国 | 氏名 | 役職 | |||
北川真史 | 監督 | ||||
ディビッド・ルーツ | コーチ | ||||
杉山冨美 | マネージャ |
過去の主な所属選手
[編集]日本リーグ、アジアリーグ所属経験選手
- 波多野誉行(2006年日光神戸アイスバックス、2011年東北フリーブレイズに所属)
- 小林弘典(日光アイスバックス)
応援
[編集]香川アイスフェローズのマスコットは「I☆bear」(アイ・ベア)。2009年に誕生した熊のキャラクターであり、愛称は公募によって決定された。アイスフェローズの「アイ」、アイスホッケーの「アイ」、愛(LOVE)の「アイ」に由来する。
公式応援歌は香川県出身の歌手・Shioriの「Catch the DREAM!アイスフェローズ!」。
香川に本拠を置く他のスポーツチームととともに香川プロスポーツクラブ連絡協議会に加盟している。以前は高松中央商店街(常盤街)にある協議会のショップでフェローズクラブの入会受付、ユニフォームなどの展示、グッズ類の販売、イベント等を行っていた。
ホームゲームでは過去にアリーナDJをアナウンサーの丸朋子が務めていた。現在はFM高松でパーソナリティを務めている市原和憲(愛称・いっぴー)が務めている。応援テレビ番組としてケーブルメディア四国(高松ケーブルテレビ)のヨンデンスポーツプラススポコロが放送されている。Jアイスウエストリーグ香川大会の模様も録画放映されている。2011年はさぬきTVでインターネット生中継される。
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[編集]脚注
[編集]- ^ 香川県体育協会史(香川県体育協会史編纂委員会/2002年11月24日)318-320頁
- ^ IH成年・県選抜、初の決勝へ/冬季国体四国新聞2011年1月30日
- ^ サーパス穴吹初の8強-全日本IH2005年2月18日
- ^ アイスホッケーの西日本リーグ発足
- ^ 県選抜、初優勝ならず/冬季国体IH成年四国新聞2011年1月31日
- ^ かがわ21世紀大賞表彰/一層の地域貢献誓う四国新聞2013年4月19日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 香川アイスフェローズ公式サイト
- 香川アイスフェローズ (@icefellows) - X(旧Twitter)
- 香川アイスフェローズ (icefellows) - Facebook
- kagawaicefellows - YouTubeチャンネル