コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サークルチャート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サークルチャート
Circle Chart
URL circlechart.kr
言語 韓国語
タイプ ヒットチャート
前身 ガオンチャート
(2010年–2022年)
運営者 韓国音楽コンテンツ産業協会
営利性
登録 任意
開始 2010年2月23日 (14年前) (2010-02-23)
現在の状態 稼働中
ガオンのロゴ

サークルチャート: 써클차트: Circle Chart)は、韓国の音楽チャートである。旧名はガオンチャート: 가온차트: Gaon Chart

概要

[編集]

旧名称の由来は中心を意味するガウンデ: 가운데[1]。「韓国版ビルボード」を標榜する韓国初の大衆音楽チャートである[2]大韓民国文化体育観光部の後援のもと1年間の準備期間を経て韓国音楽コンテンツ産業協会の運営により開始した[3]。デジタルとアルバム部門は週単位、総合部門は6ヶ月単位で発表される。各チャートは毎週金曜日に公開される[4]。審査基準としてゴールデンディスク賞に音源データを提供している[5]

沿革

[編集]
  • 2009年 - 毎月の音楽ソフトなどの売上を発表するランキングとして発足[3]
  • 2010年2月23日 - 毎週のランキングとアルバム売上ランキングなどを追加したチャートを新設。
  • 2022年7月7日 - ガオンチャートからサークルチャートへと改名[6]

集計方法とチャート

[編集]

音源アルバム、オンラインダウンロード、ストリーミング、携帯電話端末向け着信音・呼び出し音などを集計した分野別チャートは勿論、これらを合算した総合チャートがある。アルバムセールスチャートではLOENエンターテインメントSMエンタテインメントソニー・ミュージック・コリアワーナー・ミュージック・コリアユニバーサルミュージックMネット・メディアなどが協力している。モバイルチャートは着信音のダウンロード数の集計であり、オンラインチャートは音楽源とオンラインでのセールスを集計している。デジタルチャートはモバイルとオンラインの集計チャートである。BGMチャートは全チャートの総合ランキングである。全てのチャートは毎週・毎月、発表される[7]。主要レコード会社を介さず流通するアルバムは集計に入らない。例えばチャン・ギハと顔たちのアルバム『何事もなく暮らす』は4万枚を売り上げたにも関わらず、インディーズレーベルから発売されていた為、チャート入りしなかった[3]。この問題に対して、韓国音楽コンテンツ産業協会局長の崔光号は2010年2月23日に行われたガオンチャート出帆式のインタビューにおいて、「その問題点はよく分かっていたが、客観的資料なしに推定値だけでランキングに反映させるのは難しい。これから、この様な問題点をきちんと補っていく」と回答した。

チャート一覧

[編集]
チャート名 集計対象 順位 備考
グローバルK-POPチャート ストリーミング数 200
  • 全世界のK-POPストリーミング数を集計
デジタル・チャート ダウンロード + ストリーミング + BGM 200
ストリーミング・チャート ストリーミング数 200
  • ストリーミング配信された国内外の楽曲チャート
ダウンロード・チャート ダウンロード数 200
  • 総合ダウンロード・チャート
BGM・チャート BGM売上 200
  • BGMのセールスチャート
V Coloringチャート 動画 100
  • V Coloringアプリの利用量を集計
モバイル着信音・チャート ringtones売上 100
  • 国内の携帯電話端末向け着信音のセールスチャート
モバイルRBT・チャート 呼び出し音売上 100
  • 国内の呼び出し音セールスチャート
アルバム・チャート アルバム流通量
(出荷数-返品数)
100
  • 国内外のアルバムの総合セールスチャート
リテール・アルバム・チャート アルバム販売数 50
  • 小売店でのアルバム販売数を集計したチャート
ソーシャル・チャート SNS指数 50
  • ソーシャルメディア指数の合計チャート
    YouTubeTikTok、MUBIT、Mycelups)
カラオケ・チャート カラオケでの歌唱回数 200
  • 国内外の楽曲のカラオケ総合歌唱回数チャート
Weibo・チャート Weiboでの人気 30
  • 個人のWeibo人気チャート
10
  • グループのWeibo人気チャート

記録

[編集]

デジタルチャート年間1位

[編集]
作品名 歌手名
2010年 Bad Girl Good Girl[8] Miss A
2011年 Roly-Poly[9] T-ARA
2012年 江南スタイル[10] PSY
2013年 ジェントルマン[11]
2014年 SOME[12] ソユ&チョンギゴ
2015年 BANG BANG BANG[13] BIGBANG
2016年 CHEER UP[14] TWICE
2017年 初雪のように君に行く (I Will Go to You Like the First Snow)[15] Ailee
2018年 愛をした (LOVE SCENARIO)[16] iKON
2019年 2002[17] アン・マリー
2020年 Any Song[18] ZICO
2021年 Celebrity[19] IU
2022年 LOVE DIVE[20] IVE
2023年 Ditto[21] NewJeans

アルバムチャート年間1位

[編集]
作品名 歌手名 流通枚数
2010年 Bonamana SUPER JUNIOR
2011年 The Boys 少女時代 385,348[22]
2012年 Sexy, Free & Single SUPER JUNIOR 356,431[23]
2013年 XOXO (KISS&HUG) Repackage(Korean ver.) EXO 335,823[24]
2014年 Overdose EXO-K 385,047[25]
2015年 EXODUS (Korean Ver.) EXO 478,856[26]
2016年 WINGS BTS(防弾少年団) 751,301[27]
2017年 LOVE YOURSELF 承 “Her” 1,493,443[28]
2018年 LOVE YOURSELF 結 `Answer` 2,197,808[29]
2019年 MAP OF THE SOUL : PERSONA 3,499,980[30]
2020年 MAP OF THE SOUL : 7 4,376,975[31]
2021年 Butter 2,999,407[32]
2022年 Proof 3,482,598[33]
2023年 FML SEVENTEEN 5,546,930[21]

サークルチャートミュージックアワード

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 韓国型ビルボード「ガオン・チャート」 公式発表!” (日本語). 芸能ニュース. K-ENTER.TV (2010年2月23日). 2010年12月17日閲覧。
  2. ^ 【フォト】“韓国版ビルボード”ガオンチャート発刊” (日本語). K-POP. KNTV (2010年2月23日). 2010年12月17日閲覧。
  3. ^ a b c 대중음악 공인 ‘가온차트’ 출범 - 한겨레 신문
  4. ^ Seo, Jung-min (February 23, 2010). “대중 음악 공인 ‘가온 차트’ 출범” [Popular music chart 'Gaon Chart' launched] (朝鮮語). The Hankyoreh. The Hankyoreh. October 3, 2010閲覧。
  5. ^ 골든디스크” (朝鮮語). ILGANSPORTS & JTBC PLUS co.LTD. 2017年10月21日閲覧。
  6. ^ BTS、TWICE、IVEがTOP5と集計!韓国ガオンチャートが「サークルチャート」に生まれ変わる|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2022年7月19日閲覧。
  7. ^ Han, Sang-hee (February 23, 2010). “Korea Launches First Official Music Charts Gaon”. The Korea Times. The Korea Times. October 3, 2010閲覧。
  8. ^ 2010年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  9. ^ 2011年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  10. ^ 2012年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  11. ^ 2013年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  12. ^ 2014年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  13. ^ 2015年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  14. ^ 2016年デジタルチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  15. ^ 2017年デジタルチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2019年9月15日閲覧。
  16. ^ 2018年デジタルチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2019年9月15日閲覧。
  17. ^ 2019年デジタルチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2019年9月15日閲覧。
  18. ^ 2020年デジタルチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2022年1月28日閲覧。
  19. ^ 2021年デジタルチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2022年1月28日閲覧。
  20. ^ IVE「LOVE DIVE」がCIRCLE CHARTの年間ランキングで3冠を達成!圧倒的な人気”. Kstyle (2023年1月17日). 2024年1月12日閲覧。
  21. ^ a b 2023年を輝かせたK-POPスターは?NewJeansからSEVENTEENまで…CIRCLEチャートが年間ランキングを発表”. Kstyle (2024年1月12日). 2024年1月12日閲覧。
  22. ^ 2011年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  23. ^ 2012年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  24. ^ 2013年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  25. ^ 2014年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  26. ^ 2015年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  27. ^ 2016年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年2月22日閲覧。
  28. ^ 2017年アルバムチャート” (朝鮮語). 2017年1月13日閲覧。
  29. ^ 2018年アルバムチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2019年9月15日閲覧。
  30. ^ 2019年アルバムチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2019年9月15日閲覧。
  31. ^ 2020年アルバムチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2022年1月28日閲覧。
  32. ^ 2021年アルバムチャート” (朝鮮語). gaonchart.co.kr. 2022年1月28日閲覧。
  33. ^ 써클차트 - CIRCLE CHART, 글로벌 케이팝(K-pop) 음악차트”. CIRCLE CHART. 2024年1月12日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]