サヴィオーク
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サヴィオーク(英語: Savioke)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロボット・ベンチャー企業[1]。ホテル向けの自律配送サービスロボット「Relay(リレー)」の開発元である[1]。
2013年にウィローガレージのCEOだったスティーブ・カズンズ(Steve Cousins)がシリコンバレーのサンタクララで設立した[1][2]。設立直後からの2016年時点で累計1760万ドルの投資を調達している[1]。
2014年にはRelayの販売が開始された。
2015年にサンフランシスコで開催された開発者会議「インテルデベロッパーフォーラム(IDF15)」において登壇したインテルCEOのブライアン・クルザニッチにRelayがソフトドリンクを届けに登場したことで、注目された[3]。
スターウッドやインターコンチネンタルでは、Relayが採用されており、客室にアメニティを届けるようなサービスが運用されている[4]。
2017年10月2日から日本で初めての事例として品川プリンスホテル NタワーでRelayの運用が行われている[5][6]。また、Relayの日本国内での付加価値再販業者としてはNECネッツエスアイが契約を結んでいる[5]。
出典・脚注
[編集]- ^ a b c d 藤元正 (2016年1月14日). “ロボットベンチャーへの投資急増、米インテル系VCもホテル向けサービスロボに出資”. Newswitch(日刊工業新聞社). 2017年9月21日閲覧。
- ^ Evan Ackerman (2014年4月9日). “Savioke Scores $2 Million in Seed Funding From Google Ventures and Others”. IEEE Spectrum. 2017年9月21日閲覧。
- ^ 藤元正 (2015年8月22日). “インテル、3Dカメラ技術「リアルセンス」をスマホ、ロボット、ゲームなどに展開”. Newswitch(日刊工業新聞社). 2017年9月21日閲覧。
- ^ good.book編集 編「ロボット、ドローン、VR、ブロックチェーンで日常に革命が」『大前研一ビジネスジャーナル No.13(デジタル・ディスラプション時代の企業経営)』大前研一監修、good.book、2017年。ISBN 978-4907554842。
- ^ a b 森元美稀 (2017年9月19日). “プリンスホテル、ロボットで客室へ荷物を配送”. 日本経済新聞 2017年9月21日閲覧。
- ^ “デリバリーロボット”. 品川プリンスホテル Nタワー. 2017年12月8日閲覧。