サン=テミリオン地域
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サン=テミリオンの町並 | |||
英名 | Jurisdiction of Saint-Emilion | ||
仏名 | Juridiction de Saint-Émilion | ||
面積 |
7,847 ha (緩衝地域 5,101 ha) | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (3),(4) | ||
登録年 | 1999年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
サン=テミリオン地域(フランス語: Juridiction de Saint-Émilion)は、ボルドー近郊の町サン=テミリオンを中心とする地域のユネスコ世界遺産としての登録名。サン=テミリオンのコミューン共同体になっている8つの市町村を含む。中世以来ブドウ栽培やワイン醸造のさかんな景勝地であり、「サン=テミリオン」の名はボルドーワインの主要なブランド名のひとつにもなっている。このため、世界遺産ではブドウ畑も登録の対象とされた。登録名に用いられたjuridiction (jurisdiction) は中世の裁判権や管轄権のことであり、12世紀にイングランドに支配されていた時期に遡る地域区分である。そのため、「サン=テミリオン管轄区」などと訳されることもある。
なお、サン=テミリオン市はそれ自体が世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の途上にあり、地下を刳り貫いて作ったモノリス(一枚岩)教会などの歴史的建造物もある。
登録対象市町村
[編集]- サン=テミリオン
- サン=クリストフ=デ=バルド (Saint-Christophe-des-Bardes)
- サン=テチエンヌ=ド=リス (Saint-Étienne-de-Lisse)
- サン=ティポリット (Saint-Hippolyte)
- サン=ローラン=デ=コンブ (Saint-Laurent-des-Combes)
- サン=ペイ=ダルマン (Saint-Pey-D'Armens)
- サン=シュルピス=ド=ファレイラン (Saint-Sulpice-de-Faleyrens)
- ヴィニョネ (Vignonet)
登録基準
[編集]この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。