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サンドラ・ブラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンドラ・ブラウン
Sandra Brown
テキサス・ブック・フェスティバル(2009年)
ペンネーム レイチェル・ライアン (Rachel Ryan)
ローラ・ジョーダン (Laura Jordan)
エリン・セント・クレア (Erin St. Claire)
サンドラ・ブラウン (Sandra Brown)
誕生 (1948-03-12) 1948年3月12日(76歳)
アメリカ合衆国の旗 テキサス州ウェーコ
職業 作家
言語 英語
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
活動期間 1981年 -
ジャンル ロマンス、サスペンス、スリラー
公式サイト http://www.SandraBrown.net/
ウィキポータル 文学
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サンドラ・ブラウンSandra Brown1948年3月12日 - )は、米国小説家テキサス州出身。レイチェル・ライアン (Rachel Ryan) 、ローラ・ジョーダン (Laura Jordan) 、エリン・セント・クレア (Erin St. Claire) の名義も使用している。

テレビのリポーターやモデルなどののち、1981年より小説を書き始める。1990年代以降ベストセラーを連発し、ロマンス小説界の代表的存在。

経歴

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1948年3月12日、テキサス州ウェーコに、5人姉妹の長女として生まれ、フォートワースに育つ。テキサスクリスチャン大学に進学し英語を専攻。1968年に退学し、元ニュースキャスターのマイケル・ブラウン (Michael Brown) と結婚し[1]、フォートワースに戻る。その後は民放のテレビ局KLTVでリポーターや天気予報キャスター、ダラスでモデルなどを務めた。

妊娠するまでモデルとして働き続けたが、テレビ局の仕事をやめさせられたことを機に、1981年に夫の勧めもあり小説を書き始める[2]1987年よりロマンスにサスペンスの色彩が強い作品を発表し始め、1990年代にベストセラー作家の仲間入りを果たした。作品の大半が『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストに入っており[3]1991年8月には3作が同時にリストに入るなど、物語展開の妙と安心して読めるハッピーエンドとを併せ持つ作品で世界中に読者を持つ。2008年2月に初来日。

2008年、母校であるテキサスクリスチャン大学から人文学の名誉博士号を授与される。

1992年に発表した"French Silk" がテレビ映画化され、1994年に放送された。出演者はスーザン・ルッチシャーリー・ベラフォンテ英語版リー・ホースリー英語版など[4]

2007年、1980年6月13日にテキサス州ワイリーで発生したベティ・ゴア殺害事件を題材とした"Murder By The Book"truTV用に書き下ろした。

作品リスト

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レイチェル・ライアン名義

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邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
備考
ユタの一夜 Love's Encore 1981年 1985年1月 姿絢子 ハーレクイン 2007年の再版はサンドラ・ブラウン名義
Love Beyond Reason 1981年
Eloquent Silence 1982年
A Treasure Worth Seeking 1982年
Prime Time 1983年

ローラ・ジョーダン名義

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邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
備考
奇蹟のキス Hidden Fires 1982年 2009年12月 旦紀子 集英社文庫 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
あの銀色の夜をふたたび The Silken Web 1982年 2003年11月 秋月しのぶ 集英社文庫 邦訳はサンドラ・ブラウン名義

エリン・セント・クレア名義

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邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
備考
Not Even for Love 1982年
Seduction by Design 1983年
A Kiss Remembered 1983年
妖精の子守歌 A Secret Splendor 1983年 1984年11月 みき遥 サンリオ
2005年6月 皆川孝子 ハーレクイン 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
シルクの言葉 Words of Silk 1984年 1985年6月 青山遼子 ハーレクイン 初訳はイアリン・セントクレア名義
2008年の再版はサンドラ・ブラウン名義
哀しみの雨 Bittersweet Rain 1984年 1985年9月 中川礼子 ハーレクイン
2007年4月 中川晴子 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
真夏のデイドリーム Tiger Prince 1984年 1988年7月 広田真奈美 ハーレクイン 2004年の再版はサンドラ・ブラウン名義
失意の向こう側 Sweet Anger 1985年 1987年4月 白船純子 ハーレクイン 2007年の再版はサンドラ・ブラウン名義
言いだせなくて Led Astray 1985年 1988年9月 堺谷みゆき ハーレクイン Astray & Devil シリーズ 1
2004年の再版はサンドラ・ブラウン名義
27通のラブレター Above and Beyond 1986年 1999年7月 新井ひろみ ハーレクイン 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
侵入者 Honor Bound 1986年 1995年4月 松村和紀子 ハーレクイン 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
ワイルド・フォレスト Two Alone 1987年 2000年12月 松村和紀子 ハーレクイン 邦訳はサンドラ・ブラウン名義
星をなくした夜 The Devil's Own 1987年 1999年4月 霜月桂 ハーレクイン Astray & Devil シリーズ 2
The Thrill of Victory 1989年

サンドラ・ブラウン名義

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単独作品

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邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
備考
しあわせの明日 Tomorrow's Promise 1983年 1983年12月 松村和紀子 ハーレクイン
Relentless Desire 1983年
楽園の代償 Heaven's Price 1983年 2006年6月 小林町子 ハーレクイン
なぜなの、あなた Temptations Kiss 1983年 1984年8月 大内祥子 日本メールオーダー
衝撃的に出会えたら Tempest in Eden 1983年 1985年3月 國吉芙佐子 日本メールオーダー
同窓生 In a Class by Itself 1984年 2006年8月 霜月桂 ハーレクイン
甘い一週間 Thursday's Child 1985年 2007年1月 小林町子 ハーレクイン
Riley in the Morning 1985年
虚飾の愛を逃れて The Rana Look 1986年 2004年11月 秋月しのぶ 集英社文庫
22 Indigo Place 1986年
Sunny Chandler's Return 1987年
スターライト・デスティニー Demon Rumm 1987年 2009年12月 松井里弥 集英社文庫
Tidings of Great Joy 1988年
Hawk O'Toole's Hostage 1988年
愛はゆるやかに熱く Slow Heat in Heaven 1988年 2006年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
過ぎ去った日は遠く Long Time Coming 1989年 2009年1月 富永佐知子 ハーレクイン
プルメリアの眩惑 Temperatures Rising 1989年 2009年8月 岡聖子 ハーレクイン
海辺のとまどい A Whole New Light 1989年 2009年5月 霜月桂 ハーレクイン
封印された愛の闇を Best Kept Secrets 1989年 2003年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
私でない私 Mirror Image 1990年 1994年2月 長岡沙里 新潮文庫
【改題】コピーフェイス〜消された私 2016年10月 2016年に日本でテレビドラマ化
復讐のとき愛は始まる Breath of Scandal 1991年 2004年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
フレンチ・シルク French Silk 1991年 1996年4月 秋月しのぶ 集英社
【改題】その腕に抱かれて 1998年7月 集英社文庫
クリスマス・イン・ラヴ Shadows of Yesterday 1992年 2009年12月 石原未奈子 集英社文庫
あきらめきれなくて Where There's Smoke 1993年 1998年4月 吉澤康子 新潮文庫
心までは消せない Charade 1994年 1996年4月 長岡沙里 新潮文庫
Love beyond reason 1994年
追わずにいてくれたら The Witness 1995年 1997年11月 長岡沙里 新潮文庫
知られたくないこと Exclusive 1996年 1999年8月 長岡沙里 新潮文庫
激情の沼から Fat Tuesday 1997年 2000年10月 長岡沙里 新潮文庫
口に出せないから Unspeakable 1998年 2000年5月 吉澤康子 新潮文庫
殺意は誰ゆえに The Alibi 1999年 2001年3月 吉澤康子 新潮文庫
虜にされた夜 Standoff 2000年 2001年7月 法村里絵 新潮文庫
いたずらが死を招く The Switch 2000年 2002年9月 吉澤康子 新潮文庫
憎しみの孤島から Envy 2001年 2003年3月 法村里絵 新潮文庫
指先に語らせないで The Crush 2002年 2003年11月 吉澤康子 新潮文庫
暗闇よこんにちは Hello, Darkness 2003年 2004年11月 法村里絵 新潮文庫
氷のまなざし White Hot 2004年 2006年1月 吉澤康子 新潮文庫
氷の城で熱く抱いて Chill Factor 2005年 2007年3月 法村里絵 新潮文庫
最後の銃弾 Ricochet 2006年 2007年12月 秋月しのぶ 集英社文庫
堕ちた刃 Play Dirty 2007年 2008年11月 秋月しのぶ 集英社文庫
火焔 Smoke Screen 2008年 2009年11月 林啓恵 集英社文庫
殺意の試写状 Smash Cut 2009年 2010年11月 林啓恵 集英社文庫
Rainwater 2009年
Tough Customer 2010年
殺人者は隣で眠る Lethal 2011年 2012年11月 林啓恵 集英社文庫
嵐の淵で Low Pressure 2012年 2013年12月 林啓恵 集英社文庫
死線の向こうに Deadline 2013年 2014年12月 林啓恵 集英社文庫
さまよう記憶 Mean Streak 2014年 2015年12月 林啓恵 集英社文庫
偽りの襲撃者 Friction 2015年 2016年12月 林啓恵 集英社文庫
壊された夜に Sting 2016年 2017年12月 林啓恵 集英社文庫
赤い衝動 Seeing Red 2017年 2018年12月 林啓恵 集英社文庫
凍える霧 Tailspin 2018年 2019年12月 林啓恵 集英社文庫
欺きの仮面 Outfox 2019年 2021年12月 林啓恵 集英社文庫
湖は知っている Thick As Thieves 2020年 2022年12月 林啓恵 集英社文庫
いきすぎた悪意 Overkill 2022年 2023年12月 林啓恵 集英社文庫

シリーズ作品

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邦題 原題 シリーズ アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
備考
Breakfast in Bed Bed & Breakfast 1 1983年
Send No Flowers Bed & Breakfast 2 1984年
夕暮れに抱擁を Sunset Embrace Coleman Family Saga 1 1985年 2005年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
喜びの涙をあなたと Another Dawn Coleman Family Saga 2 1985年 2007年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
熱き夜の香りに Fanta C Mason Sisters 1 1987年 2002年6月 秋月しのぶ 集英社文庫
愛ゆえに哀しくて Adam's Fall Mason Sisters 2 1988年 2002年11月 秋月しのぶ 集英社文庫
謎の女を探して Texas! Lucky テキサス三部作 1
Texas! Tyler Family Saga 1
1990年 1999年9月 秋月しのぶ 集英社文庫
偽りの愛の果てに Texas! Chase テキサス三部作 2
Texas! Tyler Family Saga 2
1991年 2000年11月 秋月しのぶ 集英社文庫
見知らぬ人でなく Texas! Sage テキサス三部作 3
Texas! Tyler Family Saga 3
1991年 2001年11月 秋月しのぶ 集英社文庫

出典

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  1. ^ Sandra Brown”. Sandra Brown. 2012年10月29日閲覧。
  2. ^ National Book Festival
  3. ^ Sandra Brown Signs With Grand Central”. Publishers Weekly (December 6, 2010). 2012年10月29日閲覧。
  4. ^ See Yahoo movies

外部リンク

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