コンテンツにスキップ

サントリー生命科学財団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サントリー生命科学財団
創立者 佐治敬三
団体種類 公益財団法人
設立 1946年
所在地 〒619-0238 京都府相楽郡精華町精華台八丁目1-1
北緯34度44分37.7秒 東経135度46分20.6秒 / 北緯34.743806度 東経135.772389度 / 34.743806; 135.772389座標: 北緯34度44分37.7秒 東経135度46分20.6秒 / 北緯34.743806度 東経135.772389度 / 34.743806; 135.772389
法人番号 6120905003096
起源 食品化学研究所
主要人物
活動地域 日本の旗 日本
主眼 研究事業、解析センター事業、研究奨励助成事業、科学人材育成事業
活動内容 「構造生物学」「有機化学」「分子生物学」の異分野融合拠点としての研究活動
標語 エトバス ノイエス
ウェブサイト https://www.sunbor.or.jp/
テンプレートを表示

公益財団法人サントリー生命科学財団(サントリーせいめいかがくざいだん、: Suntory Foundation for Life Sciences)は、生物有機化学に基づく生命科学分野の研究を行うとともに、この分野における学術研究を奨励助成し、人類の幸福と持続的な繁栄に寄与することを目的とする公益財団法人

サントリー2代目社長佐治敬三の「純粋に真理の探求に情熱を燃やす秀れた研究者が寄り集まり、自由にテーマを選び研究活動に没頭できるユニークな施設を作りたい」との熱い想いから、日本が終戦直後の混乱にあった1946年2月に設立された財団法人食品化学研究所[1]を前身とする。設立にあたり「これからの日本は学問や文化を通じて、世界の平和と繁栄に貢献していくべき」という理念が示された。「会社の利益にならない(ならなくても良い)ことをやろう」ということが前提とされ、植物が鉄を取り込むときに関わるムギネ酸や細胞がタンパク質を取り込む時のメカニズムの研究、「ヒト」と「ホヤ」で共通しているホルモンの研究など、基礎的研究がなされている[2]

経過

[編集]

公益目的事業

[編集]
  • 研究事業、産学連携を含む研究開発ならびに学術研究を行い、その成果の論文もしくは知的財産を公表し科学研究の推進を目的とする
  • 解析センター事業、大学の行う学術研究等を対象に、核磁気共鳴ならびに質量分析など、新しい解析方法の提供ならびに解析サービスを通した科学研究の支援を目的とする
  • 研究奨励助成事業、研究助成制度、奨学金制度ならびに研究集会助成制度による学術研究と科学人材育成を助成する
  • 学人材育成事業、自らの研究所での博士客員研究員制度ならびに大学院連携講座の開設や大学法人への講師の派遣など科学者育成の支援を行う

収益事業等

[編集]
  • 企業研究受託事業、企業等のニーズに応え、保有する研究力を用いた研究もしくは開発の受託および共同を行う

脚注

[編集]
  1. ^ 響きあう、活動のすべて|サントリー”. www.suntory.co.jp. 2022年9月18日閲覧。
  2. ^ 崇志, 三ツ村 (2021年12月21日). “「基礎研究は偉大だ」サントリー鳥井信吾副会長が言い切る理由。科学技術立国の再興に向けた企業の役割とは”. BUSINESS INSIDER JAPAN. 2022年10月1日閲覧。
  3. ^ サントリー生命科学研究者支援プログラム | 公益財団法人サントリー生命科学財団”. www.sunbor.or.jp. 2022年9月18日閲覧。

外部リンク

[編集]