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サンタバーバラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯34度25分 西経119度42分 / 北緯34.417度 西経119.700度 / 34.417; -119.700

サンタバーバラ
Santa Barbara
サンタバーバラのダウンタウン
サンタバーバラのダウンタウン
サンタバーバラの市旗
市旗
位置
カリフォルニア州およびサンタバーバラ郡における位置の位置図
カリフォルニア州およびサンタバーバラ郡における位置
歴史
1850年4月9日[1]
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州
  サンタバーバラ郡
サンタバーバラ
地理
面積  
  市域 108.78 km2 (42.00 mi2)
    陸上   50.51 km2 (19.50 mi2)
    水面   58.27 km2 (22.50 mi2)
      水面面積比率     53.61%
標高 15 m (49 ft)
人口
人口 (2020年現在)
  市域 88665人
  市街地 446,475人
  都市圏 202,197[2]
  備考 [3]
その他
等時帯 太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間 太平洋夏時間 (UTC-7)
公式ウェブサイト : SantaBarbaraCA.gov

サンタバーバラ (: Santa Barbara) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部の都市。人口は8万8665人(2020年国勢調査)。サンタバーバラ郡郡庁所在地である。

概要

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スペイン風の町並みを特徴とした、風光明媚な勝景地として知られていることもあり、多くの別荘リゾートホテルが立ち並んでいる。またこの付近では石油が掘削できるため、多くのオイルリグが沖合いに存在している。

歴史

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1822年まではスペイン領であったが、その後メキシコ領となった。さらに1846年に勃発した米墨戦争により、1847年にアメリカに併合され、その後油田の開発が進んだことから人口が急増した。

巡潜乙型潜水艦

戦前には町の中心に日本町があり、それを説明しているプレートが「エル プレシディオ デ サンタバーバラ州立歴史公園」にある。第二次世界大戦中に日本海軍が、アメリカの太平洋岸を中心としたアメリカ本土攻撃を計画し、その一環として1942年2月24日未明に「伊号第一七潜水艦」(以下「伊17」とする)によりサンタバーバラ郊外のエルウッド石油製油所への砲撃作戦を行い、同製油所の設備に被害を出すことに成功し、アメリカ本土への日本軍の先制攻撃と上陸を警戒していたアメリカ政府に大きな動揺を与えた。

第二次世界大戦後は、石油産業の隆盛や州間高速道路101号線の開通、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の拡張などを受けて人口が増え続け、さらに著名人の別荘が立ち並ぶ高級住宅街やマリーナが人気を呼んでいる。

1975年2月26日、カリフォルニア大学の学生がベトナム戦争反対を訴え、市内をデモ行進したが次第に暴徒化。商店やパトカー投石に遭い、バンク・オブ・アメリカの支店は放火されて全焼した[4]

地理

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サンタバーバラは北緯34度25分33秒、西経119度42分51秒 (34.425804, -119.714189)[5]に位置している。この都市は太平洋岸サンタバーバラ海峡にそって、ロサンゼルスの北西約85マイル (120キロ) にある。このサンタバーバラ郡の南部づたいに延びる海岸は通常この地中海性気候が理由で アメリカン・リビエラ(American Riviera)と呼ばれている。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積107.3km2(41.4mi2)である。このうち49.2 km2(19.0mi2)が陸地で58.1km2(22.4mi2)が水域である。総面積の54.17%が水域となっている。

人口動勢

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2000年現在の国勢調査[6]で、この都市は人口92,325人、35,605世帯、及び18,941家族が暮らしている。人口密度は1,878.1/km2 (4,865.3/mi2) である。754.2/km2 (1,953.8/mi2) の平均的な密度に37,076軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人74.04%、アフリカン・アメリカン1.77%、先住民1.07%、アジア2.77%、太平洋諸島系0.14%、その他の人種16.37%、及び混血3.85%である。人口の35.02%はヒスパニックまたはラテン系である。

この都市内の住民は19.8%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が13.8%、25歳以上44歳以下が32.3%、45歳以上64歳以下が20.4%、及び65歳以上が13.8%にわたっている。中央値年齢は35歳である。女性100人ごとに対して男性は97.0人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は95.0人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は47,498米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は57,880米ドルである。男性は37,116米ドルに対して女性は31,911米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入 (per capita income) は26,466米ドルである。人口の13.4%及び家族の7.7% は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の16.8%及び65歳以上の7.4%は貧困線以下の生活を送っている。

社会基盤

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教育

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カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB)

サンタバーバラ及び直接隣接する地域はいくつかの単科及び総合大学の本拠地となっている。

交通機関

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コロニアル様式のサンタバーバラ空港 (SBA) 旧ターミナルビル

ロサンゼルスやサンフランシスコなどの大都市からはフリーウェイ(US-101)で結ばれている他、定期便旅客機アムトラック(鉄道)で結ばれている。ロサンゼルス国際空港から高速バスで通常、片道2時間半程かかる。ロサンゼルス国際空港から鉄道を利用する場合は、地下鉄を3回乗り換え、更にアムトラックに乗り換えなければならないので、高速バスが便利。空港にサンタバーバラ・エアバス直通の無料電話があるので、そこから事前に電話予約すれば乗車できる。

サンタバーバラ市街には、旅行者用のシャトルバスが巡回しており、どこで乗ってどこで降りても一回25セントである。ただし、このシャトルバスの始発は9時半~10時頃、最終は夕方6時頃。

著名な人物

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出身者

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居住その他ゆかりある人物

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姉妹都市

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脚注

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  1. ^ California Cities by Incorporation Date” (Word). California Association of Local Agency Formation Commissions. 2014年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月25日閲覧。
  2. ^ List of 2020 Census Urban Areas”. census.gov. United States Census Bureau. January 8, 2023閲覧。
  3. ^ Santa Barbara (city) QuickFacts”. United States Census Bureau. September 9, 2021閲覧。
  4. ^ 学生デモ隊が銀行焼打ち ベトナム反戦を叫んで『朝日新聞』1970年(昭和45年)2月27日朝刊 12版 15面
  5. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  6. ^ American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 
  7. ^ 大統領時代に在住。記念図書館が存在する(The Ronald Reagan Presidential Library & Museum Santa Barbara.com)。

関連項目

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外部リンク

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