サングレ・ラミザナ
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アブバカル・サングレ・ラミザナ(Aboubakar Sangoulé Lamizana、1916年1月31日–2005年5月26日)は、オートボルタ(現ブルキナファソ)の政治家。国家元首(1966年-1980年)。
生涯
[編集]第2次世界大戦中はフランス軍に従軍、第1次インドシナ戦争にも参加した。1960年の独立後、1961年オートボルタ陸軍参謀総長。
1966年1月3日にクーデターを起こして腐敗していたモーリス・ヤメオゴ大統領を追放し、みずから大統領に就任(首相兼任)[1]。1970年6月に国民投票により新憲法が採択され、同年12月、国民議会選挙が行われ、ジョセフ・ウエドラオゴ首相が就任。しかし、大旱魃に対する無策で内閣・国民議会は分裂した。
ラミザナ大統領は1974年2月28日議会を解散し、5月には全政党を禁止するなど、民政移管とは逆に軍の指導権を強化した。民政移管のため1977年11月新憲法を制定、1978年4月大統領に選出、1979年首相を辞任。ラミザナは体制内での変革を試みたが経済状況は改善されず、1980年11月25日のセイェ・ゼルボ大佐のクーデターによって失脚した。
出典
[編集]- ^ 二石昌人『ブルキナファソの歴史』(世界歴史叢書、明石書店、2022年)。特に第五章「サングレ・ラミザナ大統領時代」の章、参照。