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サラ・ラム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サラ・ラム
Sarah Lamb
ロイヤル・バレエ団の『旅路の果て』公演にて(2007年)
生誕 (1980-10-17) 1980年10月17日(44歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン
職業 バレエダンサー
配偶者 パトリック・ソーンベリー
ジョン・ラム、キャスリーン・ラム
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サラ・ラム(Sarah Lamb、1980年10月17日 - )は、アメリカ合衆国出身のバレエダンサーで、現在はイギリスロイヤル・バレエ団プリンシパルを務めている[1]

ナウネスの「Portrait of a Dancer」より
2002年ジャクソン国際バレエコンクールで銀賞を受賞した際の記者会見での様子

幼少期

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マサチューセッツ州ボストンで父ジョン・母キャスリーンの間に3人姉妹の次女として生まれる。父ジョンは、その父(サラにとっては父方祖父)の没後の1950年にアメリカに移住してきたイギリス人である[2]

サラはまずタップダンスを始め、4歳・6歳でモダンダンスに取り組んだ。続いてボストン・バレエ・スクールでバレエを学び、ボストン・バレエ第100回記念公演にあたって『くるみ割り人形』のクララ役に抜擢された。13歳でボストン・バレエ・スクールのタチアナ・レガートに師事し[3]、4年間指導を受けた後にボストン・バレエのセカンド・カンパニーに入団したが、さらに1年間指導を受けた。

1998年には芸術分野で大統領奨学金プログラムの対象に選ばれて、当時の米国大統領ビル・クリントンから金メダルを授与された。また、レガートの指導により、1999年に名古屋で開催された国際バレエコンクール、2000年の第6回ニューヨーク国際バレエコンクール、2002年のアメリカ国際バレエコンクールでそれぞれ銀賞を獲得した[4]

キャリアとレパートリー

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1999年にコール・ド・バレエとしてボストン・バレエに入団した後、2001年にソリスト、2003年にプリンシパルに昇進した[5]。2004年8月にファースト・ソリストとしてロイヤル・バレエ団に移籍し、2006年にプリンシパルに昇進した[6]

レパートリーには、『ラ・シルフィード』のシルフィード役、『うたかたの恋』のマリー・ラリッシュ役、『オネーギン』のタチアナ役・オルガ役、『パゴダの王子』のローズ姫役、『マノン』のマノン役などがある[7]

ボストン・バレエ時代[8][9]

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私生活

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サラの祖母ヘレン(「ヘルキャット」の愛称で知られる)は、キャンプ・ジャバウォッキーという障害児向けサマーキャンプの創設者である。両親もヘレンの引退後にその後を継いでキャンプの運営に携わり、サラとその姉妹(ケイトリン、ドリアン)もキャンプでカウンセラーとして活動していた[10]。2009年夏には、3人のキャンプ参加者とバレエ公演を行っている[11]

サラは2005年にカリフォルニア生まれの同僚パトリック・ソーンベリーと結婚し、ロンドンで生活している。ソーンベリーはヨガ教室を開いている[12]

参考文献

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  1. ^ Sarah Lamb Biography”. 2019年11月6日閲覧。
  2. ^ Sarah Lamb” (英語). Dancer's Diary. 27 May 2021閲覧。
  3. ^ Joyce Pellino Crane (2003年11月30日). “Mentors leave a legacy in the successful people they've guided on the path to self-discovery”. http://www.boston.com/jobs/globe/articles/113003_pivot.html 23 May 2012閲覧。 
  4. ^ A Conversation with Sarah Lamb” (28 October 2005). 23 May 2012閲覧。
  5. ^ Bain (4 October 2007). “Sarah Lamb”. the ballet association. 2018年1月2日閲覧。
  6. ^ Lister, David (4 May 2011). “Sarah Lamb swoops to conquer”. The Independent (London). https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/features/sarah-lamb-swoops-to-conquer-2278369.html 11 November 2013閲覧。 
  7. ^ Sarah Lamb Biography”. 2019年11月6日閲覧。
  8. ^ Ballet Connnections - Sarah Lamb
  9. ^ [1]
  10. ^ C.K. Wolfson (2004年8月30日). “After 33 Years, a Change at Jabberwocky”. 2019年11月6日閲覧。
  11. ^ Cooper Davis (2009年8月27日). “Jabberwocky Play Tackles Bowie’s Labyrinth With Humor, Aplomb”. 2019年11月6日閲覧。
  12. ^ Jeffery Taylor (2015年9月13日). “Principal ballerina Sarah Lamb: I want to love and believe in whatever I do”. 2019年11月6日閲覧。

訳注

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  1. ^ 英語ではDew Drop Fairy。ニューヨーク・シティ・バレエ団における役名で、第2幕の「花のワルツ」を踊るソリストを指す。日本では役名が宛てられていない。