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サボテンミソサザイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サボテンミソサザイ
サボテンミソサザイ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ミソサザイ科 Troglodytidae
: サボテンミソサザイ属 Campylorhynchus
: サボテンミソサザイ
C. brunneicapillus
学名
Campylorhynchus brunneicapillus
(Lafresnaye, 1835)
和名
サボテンミソサザイ
英名
Cactus Wren
分布図

サボテンミソサザイ(学名:Campylorhynchus brunneicapillus)は、スズメ目ミソサザイ科に分類される鳥類の一種。

分布

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北アメリカ[2]

形態

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全長約18cm。背面に縦縞模様、胸に斑点がある。頭部には白い眉線がある。他のミソサザイ種と異なり尾羽を水平に保つ。[2]

生態

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食性は主に昆虫食だが、砂漠植物の種子を食べることもあり、種子を分散させる役割を担っている。[2]

ミソサザイ種では珍しく一夫一妻制。主にサボテンの隙間にフラスコ型でドーム状のを作り、内部に獣毛や羽毛を敷く[3]。一度に3-7個の卵を産み、抱卵期間は約15-18日[3]。巣が目立っても、サボテンの棘が捕食動物から巣を守る[2]

人間との関係

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サボテンミソサザイは1973年にアリゾナ州州の鳥に指定されている[4]

脚注

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  1. ^ BirdLife International. 2021. Campylorhynchus brunneicapillus. The IUCN Red List of Threatened Species 2021: e.T22711287A137608630. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2021-3.RLTS.T22711287A137608630.en. Accessed on 19 December 2023.
  2. ^ a b c d バードライフ・インターナショナル総監修 山岸哲日本語版総監修 『世界鳥類大図鑑』 ネコ・パブリッシング、2009年、424頁。ISBN 978-4-7770-5242-4
  3. ^ a b マイケル・ウォルターズ著・山岸哲監修『世界「鳥の卵」図鑑』新樹社,2006年,172頁, ISBN 4-7875-8553-3
  4. ^ Arizona State Bird”. Arizona State Bird- Cactus Wren. 50 States. 2023年12月19日閲覧。

関連項目

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