コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サハ共和国の国旗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サハ共和国(ヤクーティヤ)
比率1:2[1]
採用1992年10月14日[1]
デザインのストライプ上に白い円のある水平の薄い青とのストライプ
デザイナーダニロヴァ・リュドミラ、ミハイル・スタロスティン、アイナ・ザハロヴァ[2]
ヤクート自治ソビエト社会主義共和国の旗
比率1:2
採用1978年
デザイン鎌と槌の下にロシア語とヤクート語でそれぞれ書かれた「ヤクーツカヤASSR」と「サハASSR」のあるロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗の変形

ロシア連邦サハ共和国(ヤクーティヤ)の国旗サハ語: Саха Өрөспүүбүлүкэтин былааҕа Saqa Öröspüübülüketin Bılaağa; ロシア語: Флаг Республики Саха (Якутия))は紋章英語版サハ共和国の国歌英語版と並んでサハ共和国の公式の象徴の一つである。国旗には4つの水平なストライプがある。上から下にストライプは薄い青(旗の幅の4分の3)と白(16分の1)、赤(16分の1)、緑(8分の1)である。旗は公式には1992年10月14日からサハ共和国の国旗として使われている[3]。薄い青のストライプは、中心の白い円盤と共に付けられている。円盤の直径は、旗の幅の5分の2である[3]

1992年以前はサハ共和国はヤクート自治ソビエト社会主義共和国として存在した。1937年以前はヤクート自治ソビエト社会主義共和国はオーロラの描写を含む青い部分のある旗と自治ソビエト社会主義共和国の名称を用いた。1937年以降はヤクート自治ソビエト社会主義共和国はロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗と全く同じであった。

象徴的意味

[編集]

円盤は北方の太陽を表している。薄い青と白、緑はそれぞれ空とタイガを表している。赤は人民の勇気と安定を象徴化している[4]。サハ共和国の憲法によると薄い青と白、赤がロシア連邦におけるサハの場所を表している一方で白い円盤は北極地方の白い太陽を表している[5]

法律

[編集]

国旗の意匠と使用を規定する現行の法律は、2004年7月15日に可決された[要出典]。「サハ(ヤクート)共和国の公式の象徴に関する」法律第3章(313-III)は、象徴的意味や使用法、配置、他の旗と並んでサハ共和国の国旗を掲げる慣習を述べている。

歴史

[編集]

反乱旗

[編集]

内戦の前後にヤクート地域で数回の反乱があった。反乱は主に三色旗を用いている。

ヤクート自治ソビエト社会主義共和国として

[編集]

ヤクート自治ソビエト社会主義共和国の最初の旗は、1926年2月13日の第4次全ヤクートソビエト議会で承認されたヤクート自治ソビエト社会主義共和国の1926年憲法で述べられていて[8]、1926年7月17日の第4議会のヤクート中央執行委員会第2会期の決議により導入された[9]。旗は北方の明かりがヤクート語で金文字の銘「ЯАССР」で描かれる旗の左上に青い部分のある赤い旗であった[10]

ヤクート自治ソビエト社会主義共和国の旗は、1937年3月9日のヤクート自治ソビエト社会主義共和国の中央執行委員会により採択されたヤクート自治ソビエト社会主義共和国第9ソビエト臨時議会でヤクート自治ソビエト社会主義共和国1937年憲法で述べられていた[11]。旗はロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗と同じであった。唯一の違いは、追加された銘であった[12]。ヤクート語用の新しいアルファベットにならって変更されたこの銘は、ソビエト連邦の教育に関する人民委員英語版の布告により承認された[13]

ヤクート自治ソビエト社会主義共和国の新しい国旗は、「ヤクート自治ソビエト社会主義共和国の国旗に関する」ヤクート自治ソビエト社会主義共和国最高評議会最高会議常任幹部会の布告により1954年6月12日に採択され、国旗の公式デザインが1954年6月23日のヤクート自治ソビエト社会主義共和国の法律により承認された。新しい国旗は、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗と同じであったが、銘が加わっていた[14]。銘の位置は、1978年5月31日のヤクート自治ソビエト社会主義共和国の新憲法の採択により移動した[15]

サハ(ヤクート)共和国として

[編集]

ソビエト連邦の消滅と新しい国家の成立と一致してサハ共和国は1992年4月4日に新しい憲法を採択した。憲法にサハ共和国の国旗について詳しく述べる条項はなかった。唯一の条項は下記の通りである。

サハ共和国(ヤクーティヤ)は紋章、国旗、国歌がある。
サハ共和国憲法(1992年)第140条[17]

サハ共和国の国旗自体は布告第1158-XIIにより1992年10月14日に承認され、布告自体は布告第1159-XIIにより採択された。同じ日の17時50分に旗は初めてロシア連邦の国旗に次いでサハ共和国の最高評議会の建物の上に翻った。

国旗についての記述は承認され、2008年7月22日の修正でサハ共和国憲法に挿入された[18]

サハ共和国(ヤクーティヤ)の国旗は、それぞれ青、白、赤及び緑の4個の異なる大きさの水平のストライプのある長方形の布である。国旗の幅に対するストライプの幅の比率は、以下の通りである。青のストライプは国旗の幅の34とし、白のストライプは国旗の幅の116とし、赤のストライプは国旗の幅の116とし、緑のストライプは国旗の幅の18とする。
青のストライプの中央に白い円がある。円の直径は国旗の幅の25である。国旗の長さに対する国旗の幅の比率は1:2である。
サハ共和国憲法(1992年、2008年修正)第47.3条[3]

設計者

[編集]
  • ダニロヴァ・ステプツォヴァ・リュドミラ(1942年生まれ):画家でサハ共和国の栄誉を授けられた芸術家。ロシア連邦芸術家連合会員[2]
  • ミハイル・ガヴリロヴィッチ・スタロスティン(1959年生まれ):グラフィックデザイナー。ロシア連邦芸術家連合会員[2]
  • アイナ・ペトロヴナ・ザハロヴァ(1973年生まれ):画家。ヤクーティヤ芸術学校生徒[2]

関連項目

[編集]

参照

[編集]

引用

[編集]

参考文献一覧

[編集]

憲法

[編集]

書籍

[編集]
  • Antonov, P.E. (1995) (ロシア語), [Tungus uprising: mistakes could be avoided], Yakutsk: Ilin 
  • Gogolev, Z.V. (1961), (ロシア語)Scientific Posts (6) 
  • Petrov, N.E. (1973) (ロシア語), [Orthography of Yakut], Moscow: Nauka 
  • Sokolov, Vladislav Aleksandrovich (2002) (ロシア語), [Vexillological guide on flags of the Russian Empire and the USSR], 1, Moscow: Moscow State Industrial University, pp. 644, ISBN 978-5-276-00240-8 
  • Potapov, I.A. (1994), Koryakin, K.K., ed. (ru, sah), [State Emblem and State Flag of the Republic of Sakha (Yakutia)], Yakutsk: Sakha National Book Publishing, pp. 68