コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サッカーブロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サッカーブロール
Soccer Brawl
ジャンル サッカーゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
ネオジオ[NG]
ネオジオCD[NGCD]
Wiiバーチャルコンソール[VC]
アケアカNEOGEO(PS4XB1SwitchWin 10iOSAndroid)
開発元 SNK
発売元 SNK
人数 1人~2人
メディア ROMカセット[NG]
CD-ROM1枚[NGCD]
発売日 [AC]日本の旗1992年2月[要出典]
[NG]日本の旗1992年3月13日[要出典]
[NGCD]日本の旗1995年3月31日[1]
[VC]日本の旗2012年3月27日[2]
[PS4][XB1][Switch]日本の旗2017年11月22日[3]
[Win 10]日本の旗2018年8月31日
[iOS][Android]日本の旗2022年7月28日[4]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
システム基板 [AC]Multi Video System
テンプレートを表示

サッカーブロール英語: Soccer Brawl)は、SNKが発売したネオジオサッカーゲーム1992年に発売された。

ゲームの特徴

[編集]

概要

[編集]

近未来スタジアム選択画面から、21世紀末期以降が舞台と推測される。後述。)を舞台にしたサッカーに関するゲームである。選手は人間ではなく、ロボットサイボーグ)である。そのためか、実際のサッカーとは異なったルールが設定されている。

  • 1チーム7人制である(実際のサッカーは11人制)。ポジションもゴールキーパー1人とフィールドプレイヤー6人という設定であり、DFMFFWの区別はない。フィールドプレイヤー6人のうち1人がヘッドマスター(頭にバンダナを巻いている。実際のサッカーのキャプテンに相当)であり、残り5人がノーマルプレイヤーである。
  • スタジアムにはバウンドウォールが設置されているので、タッチラインを割ってもボールが反射して進む。タッチラインの外でボールが静止した時のみスローインによって試合が再開される。
  • ファウルオフサイドがない。よって、イエローカードレッドカード,ファウルによって発生する可能性のあるフリーキックPKもない。
  • 1試合アーケード版では2分30秒(150秒)制[要出典]、家庭版では15分,30分,45分,90分ハーフ(但し、実際の時間より進行が早い。尚、実際のサッカーは45分ハーフ)。家庭版のみハーフタイムショーがある。アーケード版では、ボールがライン外に出ると時間がストップするが、家庭版ではストップしない[要出典]。また、アディショナルタイムもない。

一方で、実際のサッカーと同じルールも存在する。ゴールキックコーナーキック,同点で終了した場合のPK戦である。このうちPK戦は3本勝負で決められ、3本勝負で決まらない時は、アーケード版と家庭版(ネオジオ,ネオジオCD,バーチャルコンソール)ではルールが異なる[5]

販促イラストは、イラストレーター森気楼が担当した。

プレイヤーの操作

[編集]

プレイヤーの操作は以下の通りである。

  • 十字キーまたはジョイスティック:ドリブル。PK戦ではキッカーの蹴る(または、キーパーの飛ぶ)方向を決める(PK戦では左上,正面上,右上,左下,正面下,右下の6方向に蹴る(飛ぶ)事が可能。十字キーまたはジョイスティックを動かさないと、正面下に蹴る(飛ぶ)ことになる)。
  • Aボタン:ショートパスオフェンス)、スライディングディフェンス)。Aボタンを長押しすると、画面上に表示されるゲージが溜まり、満タンになるとゲージが点滅してシュートを打てるようになる。この時、ヘッドマスターのみパワーシュートと呼ばれる必殺技(詳細は後述)を打つ事が可能。またゲージが満タンの時に、ディフェンスではパンチ攻撃(腕からビームを発射する)をすることが出来る。この時、相手にパンチ攻撃が命中すると、一定時間気絶させる事が可能(至近距離で命中させる事が出来ると、体全体が光って倒れ、気絶時間が長くなる)。PK戦ではこのボタンを押すと、ボールを蹴る(キーパーが飛ぶ)。
  • Bボタン:ロングパスヘディング(オフェンス)
  • Aボタン・Bボタン同時押し:タックル・ラフプレー(ディフェンス)

スタジアムと出場チーム

[編集]

スタジアムは以下の2つから選択可能である。尚、どちらのスタジアムも性能差はない。

出場チームは以下の8チームである。尚、選手名は付けられていない。括弧内はチームカラーを表す。

チーム間の能力差はないが、ヘッドマスターが打つパワーシュートは以下の4種類に分かれ、2カ国ずつ振り分けられている。

  • ガーディアンシュート…ボールの周囲を「ガーダー」と呼ばれるエネルギーボールが回転。弾道上の選手にダメージを与えながら突き進む。スペイン、ブラジルが使用。
  • ウェーブシュート…蹴り出されたボールが波状にクネクネと曲がりながら進む。イタリア、ドイツ(2カ国ともヨーロッパ)が使用。
  • クロスシュート…蹴り出されたボールが分裂。8の字にクロスする残像を残しながら飛んでいく。アメリカ、イングランドが使用。
  • ブーメランシュート…ヘッドマスターの周りを一回転してから直進。周囲の選手にダメージを与えることができる。日本、韓国(2カ国ともアジア)が使用。

8カ国のうちから1カ国を選択して、他の7カ国との総当たり戦でゲームが進行していく。勝てば次のラウンドに進み、引き分けの場合はPK戦になる。負けるかPK戦で引き分け・負けの場合はゲームオーバー(ゲームオーバーの前に10カウント以内にコンティニューが可能)。全ての国に勝つとエンディングとなり、スタッフロールが流れる。ゲームオーバーもしくはエンディング終了時に上位5位以内(進んだラウンド数順)に入ると、ネームエントリーが出来る。

脚注

[編集]
  1. ^ サッカーブロール NCD 【NEOGEO】 - Amazon.co.jp
  2. ^ サッカーブロール(Wiiバーチャルコンソール)
  3. ^ 『アケアカNEOGEO サッカーブロール』 Nintendo Switch、PS4、Xbox One向けに11月22日より配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2017年11月21日). 2022年7月30日閲覧。
  4. ^ 【配信開始】選手はみんなサイボーグ!近未来のルールではちゃめちゃサッカーが楽しめるスマホ版アケアカNEOGEOシリーズ第33弾『サッカーブロール アケアカNEOGEO』登場” (日本語). ファミ通App. KADOKAWA (2022年7月28日). 2022年7月30日閲覧。
  5. ^ アーケード版では引き分けとなり、負け同様ゲームオーバー(10カウント以内にコンティニューが可能)となるが、家庭版では実際のサッカー同様どちらかのゴールがリードするまで、サドンデス形式で行われる。但し、対戦ではアーケード,家庭版とも引き分けとなり、ゲームオーバー(コンティニュー不可)となる。
  6. ^ SNKの本社が、大阪府吹田市にあった。
  7. ^ SNKの海外法人の一つがサンノゼ(参考:1999年4月現在のSNK公式ページのアーカイブ)にあった。

外部リンク

[編集]