サセックス・ポンド・プディング
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サセックス・ポンド・プディング(英語: Sussex pond pudding)は、イギリス・サセックス地方の名物プディング[1][2]。
日本語に直訳すると「サセックスの池のプディング」の意となる[1][2]。
外観は変哲もないプディングであるが、中には丸ごと1個のレモンがフィリングとして入っており、フィリングとして共に入れられた砂糖と脂が過熱されて溶けたソースとなって流れ出てきて皿が池のようになってしまう[1][2]。
レモンに加えてカランツも詰めたプディングはケンジントン・ウェル・プディング(Kentish well pudding)と呼ばれており、こちらも名称の「ウェル」=「井戸」はソースが流れ出てくることからの命名である[1]。
伝統的には、バターではなく「スエットペストリー」と呼ばれるスエット(牛の脂、バターよりも安価であった)がプディングの生地に使われ、3時間ほど蒸しあげて作る[1][2]。
サセックス・ポンド・プディングの名称が確認できる最古の文献としてはハナ・ウリーの上梓した家政書『女王のような戸棚』(1672年)においてであるが、レモンではなくリンゴを丸ごと使用したレシピとなっている[1]。リンゴがレモンに代わった時期は明らかになっていない[1][2]。
出典
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