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サジダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
に祈りを捧げる様子

サジダ(動詞、: سجدة‎, 発音 [ˈsædʒdæ(tu)])またはスジュード(名詞、: سُجود‎, [sʊˈdʒuːd]: SajdahまたはSujud)は、イスラームにおける礼拝姿勢の一つ[1]で、額を地に付ける平伏叩頭姿勢。

サジュダとも呼ばれる。これに由来し、礼拝時に用いる絨毯を「サッジャーダ」と呼ぶ。「サッジャーダ・ナシーン」という言葉もある[2]。立礼の場合は「ルクー」となり、膝頭を掌で包み、地面と平行になるように体を90度折る。足は揃えず、足を開いたまま礼拝する。

中東ではイスラーム以前は太陽信仰が盛んだったが、イスラームでは完全否定された。太陽はアッラーアーヤ英語版(徴のこと)にすぎず、太陽でなくアッラーにサジダすべきと、۩Q41章37節に書かれている[3]

サジダ節

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サジダ節の表記(۩Q19章:58)
サジダ節の表記(۩Q53章:62)

クルアーンの全114章(スーラ)のうち、マッカ啓示の計14章において、「サジダ節」と呼ばれる節が含まれている(22「巡礼」のみに2つの節が含まれるため計15ヶ所)。一般的にクルアーンの該当箇所には「۩」の記号がつけられる。

この節を耳にしたムスリムは、いつでもその場で「サジダ」を行うことを求められているという[1]

脚注

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  1. ^ a b 『真実のイスラーム : 聖典コーランがわかればイスラーム世界がわかる』 (学習研究社、2006、鈴木紘司、p.121-122)
  2. ^ 岩波イスラーム辞典(2002) 「サジュダ」「サッジャーダ」「サッジャーダ・ナシーン」
  3. ^ 岩波イスラーム辞典(2002) 「太陽」

関連項目

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