サクラ大戦GB 檄・花組入隊!
ジャンル | ドラマチックアドベンチャー |
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対応機種 | ゲームボーイカラー |
開発元 | ジュピター |
発売元 | メディアファクトリー |
発売日 | 2000/7/28 |
レイティング | なし |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 6 |
備考 |
¥4,800(税別) ※ローソン専売のアイリス・カンナ・紅蘭・さくら・すみれ・マリア各パックは¥5,800(税別) ※「ポケットサクラ」同梱パックは¥8,300(税別) |
『サクラ大戦GB 檄・花組入隊!』は、2000年7月28日にメディアファクトリーから発売されたゲームボーイカラー用アドベンチャーゲーム。同社の「SAKURA PROJECT2000」シリーズの第2弾(第1弾は6月23日に発売された「ポケットサクラ」)であり、セガのテレビゲーム『サクラ大戦シリーズ』の一つでもある。
概要
[編集]本作は、プレイヤーの分身となる主人公が、帝国華撃団花組隊長を目指し、花組に一ヶ月体験入団するという目的のゲーム。
内容はセガサターン版のアドベンチャーパートをベースにし、訓練などで主人公の能力値を高め、ゲーム内時間の一ヵ月後にプレイヤーに対する称号が下される。戦闘パートは従来のウォー・シミュレーションゲーム形式ではなく、LIPS(Live & Interactive Picture System)という選択システムを流用した内容となっている。他にも女性キャラクターとのイベントやミニゲームなど、セガサターン版の要素も採用されている。
シリーズにおける本作の時系列は不明だが、次の公演が「西遊記」であると明言されている。
先に発売された歩数計携帯ゲーム機「ポケットサクラ」との赤外線通信が可能。
32ビット機で始まったゲームシリーズのスピンオフが、8ビット機であるゲームボーイカラーで制作されたことから当時は話題を呼んだタイトルであった[1]。
本ソフトの発売を記念して、サクラにちなんだカラーリングでスクリーンカバー上に桜が舞うクリア・チェリーピンク仕様のゲームボーイカラー本体がソフト同梱で限定発売された。
週刊ファミ通の1999年2月19日号に「ゲームボーイカラーでセガのゲーム”サクラ大戦”をマリーガルが発売する」との記事が掲載され、開発が発表された(この発表は、セガに無断で、当時マリーガル・マネジメント取締役社長、メディアファクトリー取締役の香山哲が一方的に行ったもの)。開発、発売に関してセガ側から「ゲームボーイカラー版・サクラ大戦」と「ドリームキャスト版・サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜」をつなげることが条件として出されていた[2][3]。
ソースコード解析を行ったグループによると、ドリームキャスト版サクラ大戦で「帝劇の長い一日」のプレイ中、画面に表示される「テレビマーク」をゲームボーイカラー用周辺機器「TVアダプター」(未発売)で読み取ると、キャラクター画像の開放等ができる「ユメのきょうえん」機能が実装されている事が判明した[4]。
登場人物
[編集]ミニゲーム
[編集]それぞれのヒロインに応じてミニゲームがある。ゲーム開始当初は得点が低いが、進むにつれて徐々に高くなっていくシステムである。
- 真昼の剣豪
- 真宮寺さくらのミニゲーム。さくらの投げてくるアイテムを持っている刀に当て、得点を稼ぐ。
- 光武ランニング
- 神崎すみれのミニゲーム。コースを三周回るレース式で、すみれより早くゴールすれば良い。
- 愛と青春の早撃ち
- マリア・タチバナのミニゲーム。9つの的の中に出てくる敵を撃つ射的ゲーム。
- ドキドキレッスン
- アイリスのミニゲーム。6箇所からシャボン玉が出てくるので、それをぬいぐるみを使って割るゲーム。
- 歯車がいっぱい
- 李紅蘭のミニゲーム。60秒以内に上下の歯車がつながるよう、抜けている歯車をはめていくゲームで、計二十問ある。
- 踊るカラテカ
- 桐島カンナのミニゲーム。ボタンをタイミングよく押して行き、カンナと同じ動きをするゲーム。
脚注
[編集]- ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、22ページ
- ^ “GBC版「サクラ大戦」GB版のウワサにセガ入交氏がネットでコメント”. ITmedia. 2021年5月13日閲覧。
- ^ “GBC版「サクラ大戦」の件でマリーガルが正式コメント”. ITmedia. 2021年5月13日閲覧。
- ^ MattoBii. 【日本語字幕付き】ゲームボーイカラーとドリームキャストの幻の「TVアダプター」. YouTube.
外部リンク
[編集]- サクラ大戦.com ゲームタイトル紹介
- 株式会社ジュピター - 企画・開発に携わった