サイクロン・シドル
| サイクロン・シドル | |||
|---|---|---|---|
| カテゴリー5の サイクロン （SSHWS） | |||
| |||
| 発生期間： | 2007年11月11日 - 11月16日 | ||
| 最大風速： （10分間平均） |
60 m/s (215 km/h) | ||
| 最大風速： （1分間平均） |
75 m/s (260 km/h) | ||
| 最低気圧： | 944hPa | ||
| 被害総額： | 直接被害16億USドル | ||
| 死者数： | 直接・間接の死者15000名 | ||
| 被害地域： | バングラデシュ、インド | ||
サイクロン・シドル(Cyclone Sidr)は、2007年11月11日に発生した大型のサイクロンである。バングラデシュやインドに甚大な被害をもたらし、同月16日に消滅。
概要
[編集]サイクロンはベンガル湾の中央付近で発生後に北上、バングラデシュの首都ダッカの南に上陸すると北東方向に進路を変えてインドのメーガーラヤ州、アッサム州へ抜けて消滅した。これを受け、バングラデシュは17日までに2000人の死亡を報告した[1]。死者が急増した原因に、高波で多数の遺体が確認できたことなどがあげられる[1]。また、翌日の会見で死者数が最悪の場合1万人を超えると発言したが[2]、最終的にバングラデシュ分だけでも死者・行方不明者4000人を超える規模となった[3]。サイクロンを生き延びた生存者も汚染水を飲んだり、収穫を間近に控えた作物の全滅による飢餓などによる二次被害で亡くなった者が多い[4]。また、被災現場には船かヘリコプターでしか近づけないほど困難を極めており、遺体回収は難航した[5]。
サイクロンの被害でその年の米の供給は危機状態にあり、翌年1月3日までには約11万トンの米を輸入した[6]。
脚注
[編集]- ^ a b “バングラでサイクロン死者２０００人超”. MSN産経ニュース. (2007年11月7日). オリジナルの2007年11月18日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “サイクロン死者１万人の恐れ”. MSN産経ニュース. (2007年11月18日). オリジナルの2007年11月20日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “バングラディシュに襲来したサイクロン Sidrについて” (PDF). 京都大学防災研究所 (2008年). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “残骸に遺体、動物の死骸 サイクロンの被害”. MSN産経ニュース. (2007年11月18日). オリジナルの2007年11月20日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “バングラのサイクロン 死者１万人の恐れも”. MSN産経ニュース. (2007年11月18日). オリジナルの2007年11月19日時点におけるアーカイブ。 2022年9月22日閲覧。
- ^ “Bangladesh 'facing rice crisis'” (英語). BBC. (2008年1月3日) 2022年9月22日閲覧。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]
 | この項目は、気象学や気候学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:気象と気候/Portal:気象と気候）。 |
| 典拠管理データベース: 国立図書館 |
|---|
