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ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」
ザ・ミラクルズシングル
初出アルバム『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー
B面 チュージー・ベガー
リリース
規格 シングル
録音 Hitsville USA (Studio A)
1965年8月17日[2]
ジャンル ソウルポップ
時間
レーベル タムラ T 54127
作詞・作曲 スモーキー・ロビンソン
ピート・ムーア
ボビー・ロジャース
マーヴ・タープリン[3]
プロデュース スモーキー・ロビンソン
ピート・ムーア
ザ・ミラクルズ シングル 年表
My Girl Has Gone
(1965年)
Going to a Go-Go
(1965年)
Whole Lot of Shakin' in My Heart
(1966年)
テンプレートを表示

ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」(Going to a Go-Go) は、ザ・ミラクルズ英語版が、モータウンの「タムラ」(Tamla) レーベルから発表した1965年シングル

ザ・ミラクルズのオリジナル・バージョン

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スモーキー・ロビンソンがリードをとった「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は、彼がザ・ミラクルズの同僚であるピート・ムーア英語版ボビー・ロジャース英語版マーヴ・タープリン英語版と共作した作品である。ムーア、ロジャース、ロニー・ホワイト英語版に、スモーキー・ロビンソン妻クローデッタ・ロビンソン英語版がバッキング・ボーカルを務めたこの曲は、アップテンポのダンス曲で、あらゆる階層の人々にゴーゴー・パーティーへ参加するよう呼びかけるものである。音楽プロデューサーは、ザ・ミラクルズのロビンソンとロジャースであった。モータウンからリリースされたDVD『Smokey Robinson And The Miracles: The Definitive Performances』の中で、ザ・ミラクルズのメンバーであり共作者のひとりであるボビー・ロジャースは、この曲について、1960年代アメリカ合衆国全域で人気を博していた「ゴーゴー」クラブの成功に触発されたものだとコメントしている。ザ・ミラクルズの曲の成功によって、最初は地域的な盛り上がりにとどまっていた音楽ジャンルとしてのゴーゴーは、全国的な大流行へと火がついた[4]

1965年12月に発売された「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は、翌年春にアメリカ合衆国の Billboard Hot 100 で最高11位となった。さらに、『ビルボード』誌の Hot R&B Singles チャートでは最高2位となり、ザ・ミラクルズにとって5枚目のミリオン・ヒット曲となった[5]

キャッシュボックス』誌はこの曲について「ハード寄りでブルージーな、手拍子をとりたくなる曲で、クセになるリズミックなリフが繰り返される (hard-driving, bluesy handclapper with an infectious repeating rhythmic riff)」として、「非常に商業的 (ultra-commercial)」だと評した[6]

「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は、ザ・ミラクルズの同名のアルバム『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』にフィーチャーされ、このアルバムはやがてオリジナル・アルバムとしてはチャートで最高位に達したLPとなった。このアルバムは、1966年前半に『ビルボード』誌のアルバム・チャート Top 200 Albums でトップ10入りを果たして最高8位となり、同誌のR&Bアルバム・チャートでは首位に立った。2003年、ザ・ミラクルズのアルバム『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選英語版において271位に入った。

LP『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』の収録曲のひとつ「チュージー・ベガー (Choosey Beggar)」は、シングル「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」のB面曲として発表され、こちらもヒット曲となって『ビルボード』誌のR&Bチャートで最高35位まで浮上した。

曲冒頭のドラム・イントロは、ショワディワディ英語版1974年に発表した自作デビュー・シングル「Hey Rock 'N' Roll」で、スピードを上げた形でコピーされた。

パーソネル

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ザ・ミラクルズ

その他の演奏は、ファンク・ブラザース英語版[7]

ローリング・ストーンズのライブ・バージョン

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「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」
ローリング・ストーンズシングル
初出アルバム『スティル・ライフ
B面 ビースト・オブ・バーデン(ライブ)
リリース
規格 シングル
録音 1981年12月
ジャンル ロック
時間
レーベル ローリング・ストーンズ
作詞・作曲 スモーキー・ロビンソン
ピート・ムーア
ボビー・ロジャース
マーヴヴィン・タープリン
プロデュース グリマー・ツインズ
ローリング・ストーンズ シングル 年表
Hang Fire
(1982年)
Going to a Go-Go
(1982年)
Time Is on My Side
(1982年)
テンプレートを表示

「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」(Going to a Go-Go) は、ローリング・ストーンズによって1982年のライブ・アルバム『スティル・ライフ』の中でカバーされた。アルバムからの最初のシングルとしてリリースされたストーンズのバージョンの「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は、イギリスのチャートで26位となり、アメリカ合衆国では25位となった。シングルもアルバムも1982年のヨーロッパ・ツアーの最中にリリースされた。ストーンズによるこの曲の他のバージョンには、ライブ・アルバム『Live at Leeds』や『Hampton Coliseum』に収められたものがある。

パーソネル

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その他の演奏

チャート

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週間チャート

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チャート(1982年) 最高位
オーストリア (Ö3 Austria Top 40)[8] 16
ベルギー (Ultratop 50 Flanders)[9] 8
カナダ (Canada Top Singles (RPM))[10] 4
フィンランド (Soumen Virallinen)[11] 16
アイルランド (IRMA)[12] 18
オランダ (Dutch Top 40)[13] 4
オランダ (Single Top 100)[14] 3
ニュージーランド (Recorded Music NZ)[15] 24
ノルウェー (VG-lista)[16] 5
スウェーデン (Sverigetopplistan)[17] 18
スイス (Schweizer Hitparade)[18] 9
UK シングルス (OCC)[19] 26
US Billboard Hot 100[20] 25

年間チャート

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チャート(1982年) 順位
オランダ (Dutch Top 40)[21] 54
オランダ (Single Top 100)[22] 70

その他のカバー

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1975年には、ザ・シャロネッツ (The Sharonettes) のバージョンがイギリスでトップ50入りするヒットとなった[23]

フィル・コリンズは、2010年のアルバムGoing Back』のセッションの中でこの曲を録音した。

ザ・ミラクルズの「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」は、アーサー・コンリー1867年のヒット曲「スウィート・ソウル・ミュージック」の中でも言及されている。

ネオモッズバンド、シークレット・アフェアのファーストアルバム「Glory Boys」(1979年)の中にカバーバージョンが収録されている。

脚注

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  1. ^ Smokey Robinson and the Miracles: The 35th Anniversary Collection. pg. 61. 1994.
  2. ^ Smokey Robinson and the Miracles: The 35th Anniversary Collection. Volume 2: Track 21. pg. 55. 1994.
  3. ^ discogs.com”. discogs.com. June 16, 2021閲覧。
  4. ^ John Bush. “Going to a Go-Go - Smokey Robinson & the Miracles | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2016年9月29日閲覧。
  5. ^ "Hits Of The Sixties: The Million Sellers"- by Demitri Coryton & Joseph Murrells (pg 131)
  6. ^ “CashBox Record Reviews”. Cash Box: 10. (December 18, 1965). https://worldradiohistory.com/Archive-All-Music/Cash-Box/60s/1965/CB-1965-12-16.pdf 2022年1月12日閲覧。. 
  7. ^ Liner notes. The Complete Motown Singles Vol. 5: 1965, Hip-O Select – B0006775-02, USA, 04 Aug 2006
  8. ^ "Austriancharts.at – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)" (in German). Ö3 Austria Top 40.
  9. ^ "Ultratop.be – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)" (in Dutch). Ultratop 50.
  10. ^ "Top RPM Singles: Issue 6557." RPM. Library and Archives Canada. Retrieved June 18, 2016.
  11. ^ Nyman, Jake (2005) (フィンランド語). Suomi soi 4: Suuri suomalainen listakirja (1st ed.). Helsinki: Tammi. p. 240. ISBN 951-31-2503-3 
  12. ^ "The Irish Charts – Search Results – Going to a Go Go". Irish Singles Chart. Retrieved June 18, 2016.
  13. ^ "Nederlandse Top 40 – week 27, 1982" (in Dutch). Dutch Top 40
  14. ^ "Dutchcharts.nl – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)" (in Dutch). Single Top 100.
  15. ^ "Charts.org.nz – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)". Top 40 Singles.
  16. ^ "Norwegiancharts.com – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)". VG-lista.
  17. ^ "Swedishcharts.com – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)". Singles Top 100.
  18. ^ "Swisscharts.com – The Rolling Stones – Going to a Go Go (Live)". Swiss Singles Chart.
  19. ^ "Rolling Stones: Artist Chart History". Official Charts Company.
  20. ^ "The Rolling Stones Chart History (Hot 100)". Billboard.
  21. ^ Top 100-Jaaroverzicht van 1982”. Dutch Top 40. September 16, 2021閲覧。
  22. ^ Jaaroverzichten – Single 1982”. dutchcharts.nl. September 16, 2021閲覧。
  23. ^ The Sharonettes - Going To A Go-Go (Vocal)”. 45cat.com. June 2, 2021閲覧。

関連文献

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外部リンク

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