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ゴンザーロ・リラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴンザーロ・リラ
生誕 ゴンザーロ・アンジェル・クインティリオ・リラ・ロペス
(1968-02-29) 1968年2月29日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州バーバンク
死没 (2024-01-11) 2024年1月11日(55歳没)
 ウクライナハルキウ
国籍 チリ
アメリカ
出身校 ダートマス大学
職業 小説家、ジャーナリスト、映画監督、YouTuber
YouTube
チャンネル
ジャンル 地政学、ピックアップ・アーティスト、反フェミニズム
登録者数 148,000
総再生回数 5,068,659
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年4月21日時点。

ゴンザーロ・アンジェル・クインティリオ・リラ・ロペス(Gonzalo Ángel Quintilio Lira López、1968年2月29日 - 2024年1月11日)は、アメリカ合衆国出身でウクライナに在住していたチリ系アメリカ人[1]ジャーナリスト小説家映画監督、金融ブロガー[2][3][4][5]ブロガー[3]YouTuber

生い立ち

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アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスバーバンク出身。その後、ニューヨークマイアミチリサンティアゴエクアドルグアヤキル等で育つ。ダートマス大学卒業後は作家としてSecuestro (2005)、Soldier of Fortune (2000)、The Public Space (2018)等の作品を発表。また、映画監督やアーティストとしても活動。アメリカ合衆国、チリの他にオランダイギリス等で活動。2010年以降にウクライナ人のとの婚姻によってウクライナに移住し、Coach Red Pillの名でブロガー、YouTuberとして金融経済コロナ禍コロナワクチンフェミニズムLGBTQ等の社会問題地政学国際政治に関しての発信を行うようになる。

ウクライナ政府批判

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2022年ロシアのウクライナ侵攻の初めに、ウクライナの首都キエフにいた。そこで彼は、「親ロシア」または 「親モスクワ」の視点でウクライナ政府や西側諸国NATOを強く批判する意見を述べていた[6][7]。なお、ゼレンスキー政権とバイデン政権、NATOを支持する勢力は陰謀論者もしくはクレムリンの工作員であると批判している。

ウクライナのハルキウに在住し、ゼレンスキー政権バイデン政権を強く批判し、ウクライナ戦争は米国のネオコングローバリストが仕掛けたロシアとの代理戦争でありウクライナを破壊したのはNATOであり西側諸国だと主張した。

逮捕・勾留

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2022年5月にウクライナ保安庁に逮捕され拘留。一度目は釈放されたがウクライナ保安庁の監視下に置かれた主張し、引き続きゼレンスキー政権批判・バイデン政権批判の発信を続けた。2023年5月に再逮捕され拘留。逮捕理由は2014年マイダン革命以降のウクライナ政府はナチズムネオナチに支配されている等の偽情報を発信した事とロシアによるウクライナへの軍事侵攻を正当化したからであると発表された。2023年8月には保釈されて、留置所で胸部を強く殴打される等の長時間に渡る拷問を受けているとyoutubeに投稿し、このままでは殺されるとしてハンガリーへの亡命を試みるも国境で再び逮捕される。イーロン・マスクタッカー・カールソン等が釈放とウクライナからの出国をウクライナ政府とアメリカ合衆国政府に働きかけていたが、バイデン政権はアメリカ国籍保持者がウクライナで逮捕・拘留されている事を認識していながらも無反応。米国人でウクライナ領土防衛隊の報道官であるサラ・アシュトン・チリッロ英語版はゴンザロリラを強く非難し逮捕・勾留を正当化した。

その後、留置所で体調が悪化。アメリカに在住するゴンザロリラ氏の父親によると拷問を受け、肺炎を発症しているのにもかかわらずに適切な治療も受けられてないと述べゼレンスキー政権とバイデン政権に対して言論の自由が侵害されていると強く批判した。

死去

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ゴンザロリラ氏の父親によると、2024年1月11日に肺炎が悪化し留置所内若しくは関連病院で死去[8]し、息子はゼレンスキー政権とバイデン政権に殺害されたと主張した。

関連項目

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参考文献

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  1. ^ Gonzalo Lira: "Escribir no es ningún misterio"”. La Tercera (2002年). 22 April 2022閲覧。
  2. ^ Apareció el periodista chileno-estadounidense en Ucrania: "Estoy físicamente bien"” (スペイン語). Mendovoz (22 April 2022). 22 April 2022閲覧。
  3. ^ a b Missing Chilean vlogger turns up after being held in Ukraine | Cyprus Mail” (英語). Cyprus Mail - English-language daily newspaper published in Cyprus. 2022年4月23日閲覧。
  4. ^ Noticias, Córdoba Buenas. “La desaparición del periodista chileno que criticó públicamente a Zelenski” (スペイン語). Córdoba Buenas Noticias. 2022年4月23日閲覧。
  5. ^ Chile confirma pérdida de contacto con su periodista en Ucrania” (スペイン語) (2022年4月19日). 2022年4月23日閲覧。
  6. ^ Koydl, Wolfgang (2022年4月23日). “Eiserner Besen [Iron Broom]” (ドイツ語). Die Weltwoche. 2022-04-21. https://weltwoche.ch/story/eiserner-besen/ 
  7. ^ Hay, Mark (2022年3月21日). “How a Sleazy American Dating Coach Became a Pro-Putin Shill in Ukraine” (英語). The Daily Beast. https://www.thedailybeast.com/gonzalo-lira-is-a-pro-putin-shill-in-ukraine-and-a-sleazy-manosphere-dating-coach 2022年4月20日閲覧。 
  8. ^ “The tragic end of Gonzalo Lira: A voice silenced in Ukraine” (英語). Helsinki Times. (2024年1月13日). https://www.helsinkitimes.fi/world-int/24744-the-tragic-end-of-gonzalo-lira-a-voice-silenced-in-ukraine.html 2024年1月13日閲覧。 

外部リンク

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