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コーリー・クネイブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コーリー・クネイブル
Corey Knebel
シカゴ・ホワイトソックス(マイナー)
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2017年5月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州デントン
生年月日 (1991-11-26) 1991年11月26日(33歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2014年5月24日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

コーリー・アンドリュー・クネイブルCorey Andrew Knebel, 1991年11月26日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州デントン出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBシカゴ・ホワイトソックス傘下所属。

発音指示によると姓はクネイブル(kuh-NAY-bull) となっている[1]。愛称はバード・ドッグ/Bird Dog(狩猟犬)[2]

経歴

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プロ入りとタイガース時代

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2013年MLBドラフト1巡目追補(全体39位)でデトロイト・タイガースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA級ウェストミシガン・ホワイトキャップス英語版でプロデビュー。31試合に登板して2勝1敗15セーブ、防御率0.87と好成績を残した。

デトロイト・タイガース時代
(2014年2月28日)

2014年はAA級エリー・シーウルブズで開幕を迎え、11試合に登板。3勝0敗1セーブ、防御率1.20と結果を残し、5月10日にAAA級トレド・マッドヘンズへ昇格。AAA級トレドでは3試合に登板し、防御率0.00と好投。5月23日にタイガースとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[3]。5月24日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。6回一死で8失点したリック・ポーセロの2番手として登板。二死二塁の場面でミッチ・モアランドから適時二塁打を打たれたが、続くエイドリアン・ベルトレは投手ゴロに抑えた。7回表に一死一塁の場面から連続四球を出し、ルーグネッド・オドーアから走者一掃の3点三塁打を打たれ降板。この日は1回を投げ、3安打3失点、2四球、1奪三振だった[4]。6試合に登板したが、防御率6.75と結果を残せず、6月15日にAAA級トレドへ降格。7月19日に再昇格した。タイガースでは8試合に登板して防御率6.23だった。

レンジャーズ傘下時代

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2014年7月23日にホアキム・ソリアとのトレードで、ジェイク・トンプソンと共にレンジャーズへ移籍した[5]

ブルワーズ時代

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2015年1月19日にヨバニ・ガヤルドとのトレードで、ルイス・サーディナスマルコス・ディプランと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[6]。この年ブルワーズでは48試合に登板し、勝敗は付かなかったが、防御率3.22、WHIP1.21という安定した成績を記録。また、50.1イニングで58個もの三振を奪い、2年連続10.0以上となる奪三振率10.4を記録。高い三振奪取能力を改めて証明した恰好となった。

2016年は35試合のリリーフ登板で1勝4敗、防御率4.68、WHIP1.47と、前年ほど良い防御率とはならなかったが、奪三振率は10.5という優秀な数値を記録し、メジャーデビューから毎年10.0超を継続した。

2017年はシーズン途中からクローザーを任されリーグ最多の76試合に登板。リーグ3位の39セーブを記録し、防御率(1.78)、WHIP(1.16)、奪三振率(14.9)の全てで自己最高の成績を記録した。また自身初となるオールスター選出を果たした。

2018年4月5日のシカゴ・カブス戦で、投球中に左ハムストリングを痛め故障者リストに入った[7]。5月9日に復帰した[8]。しかし、復帰後は41登板で2勝3敗、防御率5.08と苦戦を強いられ、AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスに降格した[9]

2019年は開幕直後から、右肘の痛みに悩まされていた。最終的に、右肘は、トミー・ジョン手術を必要とする尺側側副靭帯断裂が明らかとなり、残りのシーズンは全休となった[10]

ドジャース時代

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2020年12月2日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[11]

2021年シーズン、5月2日に右広背筋の違和感により60日間ILに入った。このシーズンは27試合に登板し、4勝0敗3セーブ、防御率2.45という成績であった。オフの11月3日にFAとなった。

フィリーズ時代

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2021年12月1日にフィラデルフィア・フィリーズと1000万ドルの単年契約を結んだ[12]

2022年オフの11月6日にFAとなった[13]

2023年はどの球団にも所属しなかった。

ホワイトソックス時代

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2024年2月13日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[14]

選手としての特徴

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投球データ 2022年[15]
球種 割合 平均球速 最高球速
% mph km/h mph km/h
フォーシーム 69.9 95.6 153.9 98.3 158.2
カーブ 27.1 78.7 126.7
スライダー 3.0 79.6 128.1

平均95.6mph(約154km/h)、最速99.8mph[16](約160.6km/h)のフォーシームカーブを投じる。昔はスライダーチェンジアップも使っていたが、現在はほとんど使っていない。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2014 DET 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 39 8.2 11 0 3 0 0 11 0 0 7 6 6.23 1.62
2015 MIL 48 0 0 0 0 0 0 0 3 ---- 209 50.1 44 8 17 1 2 58 1 0 18 18 3.22 1.21
2016 35 0 0 0 0 1 4 2 13 .200 145 32.2 32 3 16 3 1 38 1 0 20 17 4.68 1.47
2017 76 0 0 0 0 1 4 39 11 .200 309 76.0 48 6 40 5 2 126 2 0 15 15 1.78 1.16
2018 57 0 0 0 0 4 3 16 7 .571 223 55.1 38 7 22 0 4 88 0 0 23 22 3.58 1.08
2020 15 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 62 13.1 15 4 8 0 0 15 0 0 9 9 6.08 1.73
2021 LAD 27 4 0 0 0 4 0 3 7 1.000 101 25.2 16 2 9 1 0 30 0 1 8 7 2.45 0.97
2022 PHI 46 0 0 0 0 3 5 12 2 .375 194 44.2 33 4 28 3 2 41 2 0 22 17 3.43 1.37
MLB:8年 312 4 0 0 0 13 16 72 43 .448 1282 306.2 237 34 143 13 11 407 7 1 122 111 3.26 1.24
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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投手(P)












2014 DET 8 1 2 0 0 1.000
2015 MIL 48 3 8 0 0 1.000
2016 35 1 4 1 0 .833
2017 76 2 3 1 0 .833
2018 57 5 3 0 0 1.000
2020 15 2 1 0 0 1.000
2021 LAD 27 3 2 0 1 1.000
2022 PHI 46 4 7 0 0 1.000
MLB 312 21 30 2 1 .962
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

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背番号

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  • 49(2014年)
  • 46(2015年 - 2018年、2020年 - 2021年)
  • 23(2022年)

脚注

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  1. ^ Corey Knebel Stats” (英語). Baseball Reference.com. 2017年12月30日閲覧。
  2. ^ Explaining Crew Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月17日閲覧
  3. ^ Jason Beck, Matt Slovin (May 25, 2014). “Knebel allows three runs in Major League debut”. MLB.com. May 25, 2014閲覧。
  4. ^ Scores for May 24, 2014”. ESPN MLB (May 24, 2014). May 25, 2014閲覧。
  5. ^ Texas Rangers acquire RHP Corey Knebel and RHP Jake Thompson from Detroit Tigers for RHP Joakim Soria”. MLB.com Rangers Press Release (July 23, 2014). July 24, 2014閲覧。
  6. ^ Watkins, Calvin (January 21, 2015). “Yovani Gallardo headed to Rangers”. ESPN. January 28, 2015閲覧。
  7. ^ MLB notebook: Brewers closer Knebel out 4-6 weeks”. St. Louis Post Dispatch. 7 April 2018閲覧。
  8. ^ https://www.mlb.com/news/corey-knebel-returns-from-hamstring-injury/c-275929708
  9. ^ http://www.espn.com/mlb/story/_/id/24460464/milwaukee-brewers-demote-struggling-reliever-corey-knebel-minors
  10. ^ Corey Knebel to have Tommy John, out for 2019”. MLB. March 29, 2019閲覧。
  11. ^ Brewers Trade Corey Knebel To Dodgers” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月3日閲覧。
  12. ^ Corey Knebel signs with Phillies”. www.mlb.com. 2021年12月2日閲覧。
  13. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  14. ^ Whit Sox Sign Corey Knebel, Dominic Leone” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年2月13日閲覧。
  15. ^ Corey Knebel Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月10日閲覧。
  16. ^ 2017年に計測

関連項目

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外部リンク

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