コーセー・チームチャレンジカップ
コーセー・チームチャレンジカップ(英語: KOSÉ Team Challenge Cup)は、アメリカ合衆国で開催される国際スケート連盟公認のフィギュアスケートの国際大会。アジア、北アメリカ、ヨーロッパの3大陸から男女シングル各3名とペア・アイスダンスの各2組でチームを構成し、団体順位を競う。
概要
[編集]2016年4月にワシントン州スポケーンで初開催された。大会はアメリカフィギュアスケート連盟が主催し、国際スケート連盟公認のもと、2年ごとに開催される。第1回大会では日本の化粧品メーカーであるコーセーが冠スポンサーとなり、大会は「コーセー・チームチャレンジカップ」という名称で開催された[1]。
アジア、 ヨーロッパ、北アメリカの大陸別にチームを組み、1月1日時点の1ISUフィギュアスケート世界ランキングに基づき、各大陸の男女シングルの上位2名及びペア・アイスダンスの上位2組が出場する。また、男女シングルにおいては、世界選手権に出場する選手のなかから、各大陸の男女最大5名をチームキャプテン推薦による候補として選び、ファン投票の結果により最多得票獲得選手に出場権利を与える。
本大会での順位決定方法
[編集]本大会は、男女シングルのSPの合計点で競い合う競技と、ペア、アイスダンス、男女シングルの各フリーの演技点で競い合う競技の2つに分かれている[2]。
- 男女シングル ショートプログラム
各チームの男女シングルの3選手が出場し、男子シングルの3選手は3つのグループに分かれて各チーム1名ずつが演技をする。女子シングルも同様に行い、計6グループのチーム対抗戦を行う。6グループそれぞれで、演技点の高い選手順に1位は12点、2位は10点、3位は8点が各チームに付与される。
チーム合計点の最も高いチームがショートプログラムの優勝チームとなる。
- チーム総合
ペア及びアイスダンスは、各チームから2組ずつが出場し、各チームのペア2組とアイスダンス2組がフリースケーティングとフリーダンスの演技を行い、ペアとアイスダンスのそれぞれチーム内で高かった組の演技点をチームの点数とする。
男女シングルのフリーでは各チームから3選手ずつが出場し、男女ともに、上位2選手の演技点の合計点を、チーム点数とする。各チームのペアとアイスダンスのそれぞれ高かった組の演技点と、男女シングルのそれぞれ上位2選手の演技点を合算し、最も高かったチームがチーム総合優勝となる。
歴代大会結果
[編集]年 | 開催地 | 種目 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|---|---|
2016 | アメリカ合衆国 スポケーン | チーム総合 | 北アメリカ | ヨーロッパ | アジア |
男女シングル ショートプログラム |
アジア | 北アメリカ | ヨーロッパ |
歴代チームキャプテン
[編集]年 | 開催地 | アジア | 北アメリカ | ヨーロッパ |
---|---|---|---|---|
2016 | アメリカ合衆国 スポケーン | 荒川静香 | クリスティー・ヤマグチ | クリストファー・ディーン |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “「2016 コーセー・チームチャレンジカップ」初めて米国で開催へ”. PRTIMES. 2016年4月24日閲覧。
- ^ “フィギュアスケート 2016 チームチャレンジカップ 大会ルール”. 日本テレビ. 2016年4月24日閲覧。