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コーガン症候群(コーガンしょうこうぐん、Cogan's syndrome)は、自己免疫性の機序を持つと想定される慢性炎症性疾患のひとつ。
内耳障害と眼症状を主とする。血管炎症候群のひとつと考えられている[1]。
眼の間質性角膜炎・強膜炎と内耳の感音性難聴、耳鳴、回転性めまいを発症し、高安動脈炎を合併する事がある(12%程度)[2]。発熱、体重減少などを来たす事もあり、不明熱の鑑別疾患の一つでもある。
治療としては、古典的膠原病と同様の高用量ステロイド療法が行われる。
- ^ Greco A, et al: Autoimmun Rev. 2013; 12(3):396-400.
- ^ 藤井隆夫.医学のあゆみ.2013;246(1):93-96
大阪大学免疫アレルギー内科