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コンスタンティン・フォン・エティングスハウゼン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンスタンティン・フォン・エティングスハウゼン男爵(Constantin Freiherr von Ettingshausen、1826年6月16日 - 1897年2月1日)はオーストリアの植物学者、古植物学者である。第三紀の古植物相に関する研究で知られる。

略歴

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1826年にウィーンで生まれる。父親は数学者、物理学者のアンドレアス・フォン・エッティングハウゼン英語版である。ウィーン大学で医学を学び、1848年に医学博士として卒業、1854年にはウィーンの軍医学校の博物学・植物学教授となる。1871年にグラーツ大学の植物学の教授になり、生を終えるまで、職位にあった。1881年には学長となった。

1876年以降何度もロンドンに訪れるようになり、ロンドン自然史博物館のコレクションに関わった。フォン・エッティングスハウゼンはヨーロッパ各地の第三紀の植物相や、オーストラリア・ニュージーランドの化石植物相の研究で知られている。1857年にはアウグスト・シュテイラーによってブドウ科の化石植物に「エンッティングスハウゼニア」が献名されている(ただし2011年にスズカケノキ科との見解が出ている)。

フォン・エッティングスハウゼンは図版を用いた著作を多く残した。それらの図版は、アロイス・アウアーが発明した、自然物を鉛や軟質材料に押し付けて型をとる"Naturselbstdruck"(ネーチャープリント)の技法によって、精細な表現を実現している。

息子のアルベルト・フォン・エティングスハウゼン(Albert von Ettingshausen)は物理学者になり、ヴァルター・ネルンストとともにエッティングスハウゼン-ネルンスト効果を発見した。

著書の図版

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著作

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  • "Physiotypia plantarum austriacarum" (with Alois Pokorny), 1856 –.
  • Physiographie der Medicinal Pflanzen (1862).
  • Die Farnkruter der Jetztwelt zur Untersuchung and Bestimmung der in den Formationen der Erdrinde eingeschiossenen Uberreste von vorweltlichen Arten dieser Ordnung nach dem Flächen-Skelet bearbeitet (1865).
  • "A Monograph of the British Eocene Flora" (with John Starkie Gardner), vol. 1. Filices, 1879-82. -- vol. 2. Gymnospermæ, by J. Gardner. 1883-86.
  • "Contributions to the Tertiary flora of Australia" (translated by Arvid Neilson, 1888).
  • "Contributions to the knowledge of the fossil flora of New Zealand" (translated by C. Juhl, 1890).[5]

脚注

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参考文献

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  • Constantin von Wurzbach: Ettingshausen, Constantin Ritter von. In: Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich. 4. Theil. Verlag der typogr.-literar.-artist. Anstalt (L. C. Zamarski, C. Dittmarsch & Comp.), Wien 1858, S. 111 f.
  • Karl von Zittel: Ettingshausen, Constantin Freiherr von. In: Allgemeine Deutsche Biographie (ADB). Band 48, Duncker & Humblot, Leipzig 1904, S. 435 f.
  • Ettingshausen Constantin Frh. von. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 1, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1957, S. 272.