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コリー・ブッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国の政治家
コリー・ブッカー
Cory Booker
生年月日 (1969-04-27) 1969年4月27日(55歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワシントンD.C.の旗 ワシントンD.C.
出身校 スタンフォード大学
オックスフォード大学
イェール・ロー・スクール
所属政党 民主党
称号 文学修士
法務博士
配偶者 未婚[1]
サイン
公式サイト U.S. Senator Cory Booker

選挙区 ニュージャージー州の旗 ニュージャージー州
当選回数 2回
在任期間 2013年10月31日 -

ニューアーク
38代目市長
在任期間 2006年7月1日 - 2013年10月31日
州知事 ジョン・コーザイン
クリス・クリスティ

ニューアーク
市議会議員
在任期間 1998年7月1日 - 2002年6月30日
市長 シャープ・ジェームズ
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コリー・アンソニー・ブッカー英語: Cory Anthony Booker, 1969年4月27日 - ) は、アメリカ合衆国政治家である。ニュージャージー州選出のアメリカ合衆国上院議員(2期)。

2019年2月1日に2020年アメリカ合衆国大統領選挙に向けた民主党の候補者指名争いへの出馬を表明したが、2020年1月13日に撤退した。

経歴

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生い立ち

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1969年4月27日にワシントンD.C.に誕生し、ニュージャージー州バーゲン郡ハリントンパークで育つ。アフリカン・メソジスト監督教会を信仰する家族のもとで育てられ[2]、高校時代には「USAトゥデイ全米高校アメリカンフットボールチーム英語版」のディフェンシブバックに選出された。

スタンフォード大学では政治学を専攻するとともに、同大学のアメリカンフットボールチームのタイトエンドとして汗を流した。同時期のチームメイトにはのちにNFL選手となったブラッド・マスター英語版エド・マキャフリー英語版らがいる。このほか、オックスフォード大学大学院ではローズ奨学制度受給生としてアメリカ史を学んだ他、イェール・ロー・スクールでも法務博士課程を修めている。

ニューアーク市長

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学業を終えた後はニューヨークやニュージャージー州ニューアーク非営利団体に専属弁護士として勤務し[3]1998年のニューアーク市議会議員選挙に出馬して初当選した。

2002年1月9日にニューアーク市長選挙への無所属での出馬を表明する。同年5月の本選挙では現職に敗れたものの、2006年の市長選挙では72パーセントの得票率で当選を果たす。2010年の市長選挙で再選され、全米のマスメディアの注目を浴びる存在に成長した。

上院議員

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2012年12月20日2014年連邦上院選挙に民主党候補としての立候補を表明する。現職の死去を受けて行われた2013年10月の上院補欠選挙に前倒しで出馬して当選し、ニュージャージー州選出者としては初めてのアフリカ系アメリカ人の連邦上院議員となった。全米単位でもアフリカ系アメリカ人が上院議員に選出されたのは2004年バラク・オバマイリノイ州選出)以来のことだった[4][5][6][7]

上院議員就任後は雇用差別禁止法案英語版や婚姻尊厳法案英語版を共同提出するなど、性的少数者の法的権利を保護するために奔走する[8]。一方で、テッド・クルーズをはじめとする共和党議員とも党派の垣根を超えて交流を重ねた。2014年の上院通常選挙では同性婚反対団体が支援する[9]共和党候補を降し、得票率55.8パーセントで再選される。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙ではヒラリー・クリントンへの支持を表明し、一時は副大統領候補に指名される可能性も取り沙汰された[10]。大統領選挙の後に召集された連邦議会では司法長官指名承認公聴会でジェフ・セッションズを聴聞した[11]

2020年アメリカ合衆国大統領選挙

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2019年2月1日2020年アメリカ合衆国大統領選挙に向けた民主党の候補者指名争いへの出馬を表明する。ニュージャージー州知事フィル・マーフィー英語版やニュージャージー州選出上院議員ロバート・メネンデスの他にニュージャージー州下院の全ての民主党所属議員から支持を獲得した。しかしその後左派や黒人に支持が広がらず、資金難を理由に2020年1月13日に選挙からの撤退を表明した[12]

親族

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従妹のル・ポール

脚注

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  1. ^ 米大統領選、民主党ブッカー議員が出馬表明 人種の壁打破を強調”. AFPBB News (2019年2月2日). 2019年10月20日閲覧。
  2. ^ Dan Gilgoff (August 7, 2009). “Newark Mayor Cory Booker's Course on World Religions”. U.S. News & World Report. June 17, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。May 21, 2012閲覧。
  3. ^ Mount Union Announces Schooler Lecturer”. University of Mount Union (August 8, 2012). August 19, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。September 26, 2012閲覧。
  4. ^ “Shutdown key issue in special Senate election – CNN.com”. CNN. (October 16, 2013). https://edition.cnn.com/2013/10/16/politics/new-jersey-election-senate/ 
  5. ^ Zernike, Kate (October 16, 2013). “Booker, Winning Rocky Senate Bid, Gets a Job to Fit His Profile”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2013/10/17/nyregion/booker-wins-senate-race-in-new-jersey.html October 16, 2013閲覧。 
  6. ^ Taylor, Jessica (August 13, 2013). “Cory Booker wins Democratic primary in New Jersey”. NBC News. http://nbcpolitics.nbcnews.com/_news/2013/08/13/20011535-cory-booker-wins-democratic-primary-in-new-jersey 
  7. ^ Full Timeline – Important Dates for Election Officials 2013 Special General Election for Office of U.S. Senate”. New Jersey Division of Elections. New Jersey Department of State. September 8, 2013閲覧。
  8. ^ "S. 815: Employment Non-Discrimination Act of 2013", Govtrack,
  9. ^ Independent Expenditures in New Jersey Senate Race at the FEC”. Federal Election Commission (June 30, 2014). July 29, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。July 29, 2014閲覧。
  10. ^ Gass, Nick. “Booker: I'm not being vetted for VP”. politico.com. http://www.politico.com/story/2016/06/cory-booker-no-vice-president-224438 
  11. ^ “Cory Booker takes stage to rail against Jeff Sessions nomination”. CNN. (January 11, 2017). https://edition.cnn.com/2017/01/11/politics/cory-booker-jeff-sessions/ 
  12. ^ “ブッカー氏が米大統領選撤退 民主指名争い、残り12人”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2020年1月14日). https://web.archive.org/web/20200818103817/https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011400172&g=int 2020年1月14日閲覧。 

外部リンク

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