コリフォドン
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コリフォドン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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フィールド自然史博物館にて、C. lobatusの頭蓋骨
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
絶滅(化石) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
暁新世後期 - 始新世前期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Coryphodon eocaenus Owen, 1845 |
コリフォドン (Coryphodon) は古第三紀の暁新世後期から始新世前期にかけて生息した汎歯目の絶滅した属である。熊本県をはじめ、中国、モンゴル及び北アメリカで化石が発見されている[1][2]。
形態・生態
[編集]当時生息していた哺乳類では最大級で、肩の高さが1メートル、体長は2.5メートルに達した。半水生適応をしていたため現代のカバに類似した短足かつ頑丈な体型をしていたと推測されており、鋭利な牙で被子植物や水草などの柔らかい植物を摂食した。しかし冬になり乾燥した季節になると、落葉や小枝やキノコ類などを主食としていたとされており、冬眠する必要はなかったと言われている[3]。
体の割には脳の大きさが比較的小さく、その比率は哺乳類の中で最も小さい[4]。
脚注
[編集]- ^ “コリフォドン-造形粘土作家・宮川アジュ”. 宮川アジュ. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “熊本県天草市御所浦の赤崎層産コリフォドン科(汎歯目、哺乳類)化石の歯牙形態について(演旨)”. 地質文献データベース. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “Coryphodon-Prehistoric Wildlife”. Prehistoric Wildlife. 2024年10月17日閲覧。
- ^ “コリフォドン・川崎悟司イラスト集”. 川崎悟司. 2024年10月17日閲覧。