コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

コリドール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コリドール
デザイナー ミルコ・マルケシフランス語版
販売元 フランスの旗 ギガミックフランス語版
発売日 1997年
ジャンル ボードゲーム
プレイ人数 2 - 4人
対象年齢 8歳以上
プレイ時間 20分程度
運要素 なし
必要技能 論理的思考

コリドールQuoridor)は、コマの移動と壁の設置によって先にゴールに到達することを目指す、フランスボードゲームアブストラクトゲーム)である。

1997年にギガミックフランス語版社から販売された。

作者はミルコ・マルケシフランス語: Mirko Marchesi。1997年のメンサゲームアワードに選ばれている。

ルール

[編集]
4人プレイ時のコマの初期配置。2人プレイの場合は赤と青だけを使用する。

9×9マスの盤上の、最も手前側の列の真ん中に自分のコマを置いてゲームを始める。各プレイヤーは合計20枚の壁を同じ枚数だけ持つ(2人プレイの場合は各10枚、3人プレイの場合は各6枚、4人プレイの場合は各5枚)。自分のターンに「コマを1マス動かす」か「壁を1枚設置する」のどちらかの行動を行い、順番にターンを進め、最初に自分のコマが最も向こう側の列(どのマスでも良い)にたどり着いたプレイヤーが勝利となる。

コマが移動できる場所。

コマは壁で遮られていない場所に、前後左右に1マスだけ動かせる。斜めには動かせない。また、相手のコマと隣り合った場合は、相手のコマを飛び超えることができる。ただし飛び越えようとした先に壁がある場合は、相手の駒の両隣どちらかに移動することができる。

壁はAのように2マスにまたがって設置する。Bのようには置けない。

壁はマスとマスの間に、2マスにまたがるように設置しなければならない。他の壁と同じ場所に設置することはできないが、壁と壁の間を通すような形であれば設置することができる。また、相手がゴールにたどり着けなくなるような置き方はできない。必ず1箇所以上、ゴールへの道が残るような置き方をする必要がある。

派生バージョン

[編集]
コリドール・ミニ
内容物のサイズが小さくなったバージョン。ルールなどは同じ。
コリドール・ポケット
「ミニ」よりもさらに小さいサイズのポータブル版。通常版の盤やコマは木製だが「ポケット」はプラスチック製。
コリドール・デラックス
木を削り出したバージョン。ゲーム盤は塗装着色されず木目が残っており、サイズは通常版より一回り大きい。また駒のカラーも変更されている。
コリドール・ジャイアント
デザインは通常版そのままに、サイズを約4倍大きくしたバージョン。
コリドール・キッズ
子供向けのバージョン。盤のマス数が7×7マスと通常版よりも一回り狭く、壁の枚数が16枚(2人プレイの場合は8枚ずつ持つ)になっている。それ以外のルールは同じ。コマがネズミの形をしており、向こう側の列の奥にチーズのコマが置かれ、「ネズミがチーズを取ろうとしている」とのテーマ性が追加されている。

外部リンク

[編集]