コヤノ美術館
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コヤノ美術館(コヤノびじゅつかん)は、大阪市都島区および兵庫県西脇市にある、日本の古美術を中心とした私立美術館である。 実業家・小谷野達雄の蒐集した美術品を展示している。主に庶民の生活が感じられるものに重点を置き、幅広く所蔵する。
概要
[編集]コーティング剤「コヤフロン」の製造販売施工を行う株式会社コヤノの創業者、小谷野達雄が20代の頃から蒐集し続けた品を、テーマごとに別け企画展示している。
蒐集品は主に日本の古美術・古民具などで、庶民が使用したものを中心に集められており、ジャンルは多岐にわたる。
- 1998年(平成10年)、コヤノが大阪市都島区に本部ビルを建設した事を機に、館内に美術館を開館。
- 2008年(平成20年)8月、兵庫県西脇市の元大地主であった藤井家の邸宅を購入修復した「コヤノ美術館 西脇館~豪農の館~」を開館。 西脇館は860坪の敷地に1890年(明治23年)に棟上げされた主屋、大正時代の洋館及び風呂便所棟、昭和初期の接客用離れ、衣装蔵などから成り、2011年(平成23年)には主屋が、2015年(平成27年)にはそれ以外の建造物全てが国登録有形文化財に登録、2017年(平成29年)には県指定景観形成重要建造物等に指定される。
所在地
[編集]- 大阪市都島区東野田町1-19-7(大阪本館)
- 兵庫県西脇市市原町139(西脇館)
利用情報
[編集]大阪本館
- 開館時間 - 11:00~18:00(最終入館17:30)
- 休館日 - 日曜・祝日、展示入替期間(12月後半~1月)
- 入館料 - 大人500円、小・中・高200円
西脇館
- 入館受付時間 - 10:00~17:00(12月~2月は16:00まで)
- 休館日 - 月曜~金曜(祝祭日関係なく土・日のみ開館)、展示入替期間(12月半ば~1月上旬)
- 入館料 - 大人800円、小・中300円
過去の企画展
[編集]・「櫛かんざしと化粧道具展」・「浮世絵展」・「古鏡展」・「弁当箱と酒器展」・「灯かり展」・「銭函と錠前展」・「喫煙具展」・「古地図展」・「映画ポスター展」・「文具展」・「盃洗と引札展」・「鏡台展」・「盃台と東海道五十三次展」・「裁縫と抒情画展」・「貯金箱と宝船展」・「はきもの展」・「うちわ展」・「ぼうしとかばん展」・「珍品展」・「おもちゃ展」・「楽譜表紙展」