コボールド男爵
表示
コボールド男爵 Baron Cobbold | |
---|---|
Arms:Sable a Chevron Or between in chief two Bezants and in base a Lion passant guardant Gold on a Chief dancetty of the last two Ducal Coronets Azure Crest:A Lion statant guardant Argent crowned with a Ducal Coronet Azure supporting with the dexter fore paw an Escutcheon Vert thereon three Escutcheons also Argent each having a Bordure engrailed Or Supporters:On either side a Yellow Labrador Dog proper each resting the interior hind paw on a Battering Ram fesswise the head inward also proper headed and garnished Azure
| |
創設時期 | 1960年11月23日 |
創設者 | エリザベス2世 |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代男爵キャメロン・コボールド |
現所有者 | 3代男爵ヘンリー・リットン=コボールド |
相続人 | エドワード・リットン=コボールド閣下 |
相続資格 | 初代男爵の嫡出直系男子 |
付随称号 | なし |
現況 | 存続 |
モットー | 逆境における勇気 (Rebus Angustis Fortis) |
コボールド男爵(英: Baron Cobbold)は、イギリスの男爵、貴族。連合王国貴族爵位。銀行家キャメロン・コボールドが1960年に叙位されたことに始まり、以来リットン=コボールド家が保持する。リットン=コボールド家の保持する爵位としてはこれが唯一のものである。
歴史
[編集]銀行家キャメロン・コボールド(1904-1987)は12年の長きにわたりイングランド銀行総裁を務めたが、総裁退任の前年にあたる1960年11月23日に連合王国貴族として「ハートフォードシャーにおけるネブワースのコボールド男爵(Baron Cobbold, of Knebworth in the County of Hertford)」に叙された[1][2][3]。初代コボールド卿は叙爵後に宮内長官を務めたのち1987年に亡くなると、その息子デイヴィッドが爵位を相続した[2][4]。
2代男爵デイヴィッド(1937-2022)は1999年貴族院法制定に伴って議席を喪失したものの、翌年の互選によって貴族院に籍を置く92人の世襲貴族に再選したのち、2014年まで同職を務めている[5][6]。
その息子の3代男爵ヘンリー(1962-)が2020年現在のコボールド男爵家現当主である[7]。
男爵家の邸宅は、かつてのリットン伯爵家邸宅ネブワース・ハウス[8]。初代男爵はリットン伯爵家令嬢ハーマイオニーと結婚した関係から[2][9]、その女系子孫にあたる男爵家が同邸宅を管理している[8]。
コボールド男爵(1960年)
[編集]- 初代コボールド男爵キャメロン・フロマンティール・コボールド (1904–1987)
- 第2代コボールド男爵デイヴィッド・アントニー・フロマンティール・リットン=コボールド (1937 - 2022[10])
- 第3代コボールド男爵ヘンリー・フロマンティール・リットン=コボールド(1962-)
爵位の法定推定相続人は、現当主の息子であるエドワード・リットン=コボールド(1992 - )。
系図
[編集]- 初代コボールド男爵キャメロン・フロマンティール・コボールド (1904—1987)
- 第2代コボールド男爵デイヴィッド・アントニー・フロマンティール・リットン=コボールド (1937 - )
- 第3代コボールド男爵ヘンリー・リットン=コボールド (1962 - )
- (1) エドワード・スタックリー・フロマンティール・コボールド閣下 (1992 - )
- (2) ピーター・ガイ・フロマンティール・コボールド閣下 (1964 - )
- (3) フレデリック・アレクサンダー・コボールド (1992 - )
- (4) リチャード・スタックリー・フロマンティール・コボールド閣下 (1968 - )
- (5) サム・アーサー・フロマンティール・コボールド (1997 - )
- 第3代コボールド男爵ヘンリー・リットン=コボールド (1962 - )
- (6) ロウランド・ジョン・フロマンティール・コボールド閣下 (1944 - )
- (7) パトリック・アレクサンダー・フロマンティール・コボールド (1974 - )
- 第2代コボールド男爵デイヴィッド・アントニー・フロマンティール・リットン=コボールド (1937 - )
脚注
[編集]- ^ “Cobbold, Cameron Fromanteel, first Baron Cobbold (1904–1987), banker”. Oxford Dictionary of National Biography. 6 February 2016閲覧。
- ^ a b c “Cobbold, Baron (UK, 1960)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年3月20日閲覧。
- ^ “No.42202”. The Gazette 25 November 1960. 2020年3月20日閲覧。
- ^ “No.42909”. The Gazette 1 February 1963. 2020年3月20日閲覧。
- ^ Schaefer, Sarah (30 March 1999). “Parliament: House Of Lords: Peers begin two-day debate on `radical, historic' reform”. The Independent 20 February 2011閲覧。
- ^ “Retired members of the House of Lords”. UK Parliament. 2 February 2017閲覧。
- ^ “Knebworth House: The stately home bringing Hollywood to Hertfordshire” (英語). (2023年5月27日) 2023年12月17日閲覧。
- ^ a b Historic England, "Knebworth (1000255)", National Heritage List for England (英語), 2018年2月16日閲覧。
- ^ “Lytton, Earl of (UK, 1880)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年7月12日閲覧。
- ^ Obituaries, Telegraph (2022年5月10日). “Lord Cobbold, popular and energetic landowner and banker who secured the future of Knebworth House – obituary” (英語). The Telegraph. ISSN 0307-1235 2023年12月17日閲覧。