コホーテク彗星 (C/1973 E1)
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コホーテク彗星 Comet Kohoutek | |
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コホーテク彗星 C/1973E1の撮影画像。1974年1月11日撮影。
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仮符号・別名 | C/1973 E1, 1973 XII, 1973f |
発見 | |
発見日 | 1973年3月7日[1] |
発見者 | ルボシュ・コホーテク[1] |
発見場所 | ハンブルク天文台[1] |
軌道要素と性質 元期:TDB | |
近日点距離 (q) | 0.1424 au[2] |
離心率 (e) | 1.000008[2] |
軌道傾斜角 (i) | [2] | 14.304 °
近日点引数 (ω) | [2] | 37.798 °
昇交点黄経 (Ω) | 258.489 °[2] |
前回近日点通過 | 1973年12月28日[2] |
最小交差距離 | 0.029 au(地球) 0.400 au(木星)[2] |
物理的性質 | |
絶対等級 (H) | 5.8(核+コマ)[2] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
コホーテク彗星(英語: Comet Kohoutek、仮符号:C/1973 E1, 1973 XII, 1973f)は、1973年3月7日にチェコの天文学者、ルボシュ・コホーテクによって発見された[1]双曲線軌道の非周期彗星である[2]。翌1974年には地球に接近し、肉眼でも観測できるほど明るくなった[3]。
発見当初の観測によると、彗星の核が大きく、近日点距離が小さく(0.1424天文単位)、かつ近日点通過時に地球から見て太陽と反対側に位置するなど、大彗星になるための条件を満たしており、マイナス等級の彗星になると期待されていた。
しかし視等級は最大時でも3等級に留まり、マスコミが「今世紀最大〜」等と大々的に報道しすぎたため、それ以降は天文現象について過度の期待を抱かせるような報道は影をひそめるようになった。ただ、明るさこそ期待外れだったが、長い尾を引いた姿は壮観であったという[誰?]。
この3年後(1976年)に観察されたウェスト彗星は、コホーテク彗星とは対照的に当初一般にはほとんど報道されなかったが、「20世紀でも随一の美しさ」とさえ言われた姿にまで成長した。
脚注
[編集]- ^ a b c d Rao, Joe (2020年1月22日). “How the 'comet of the century' became an astronomical disappointment”. Space.com. 2022年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “91P/Russell 3”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “C/1973 E1 (Kohoutek)”. Minor Planet Center. 2022年3月10日閲覧。