コハクガイ
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コハクガイ | |||||||||||||||||||||||||||
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ランに生息するコハクガイ(米国)
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Zonitoides arboreus (Say, 1817)[2] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
コハクガイ (琥珀貝) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
quick gross snail |
コハクガイ(琥珀貝)、学名 Zonitoides arboreus (Say, 1817)は、有肺類コハクガイ科に分類されるカタツムリの一種で、直径約5 mmの貝殻をもつ小型のカタツムリである。北米原産の外来種で1960年頃日本に帰化し、全国のヒトが住む平地部に生息するようになった[3]。
形態
[編集]貝殻はやや平たい渦巻きで、半透明のコハク色。暗灰色の軟体部が透けるため黒褐色に見える。軟体部は頭や背は灰色で、足は明るい褐色[1]。殻の中に胃腸、肝膵臓、卵精や肺が収まり、食道・胃・腸は細長い。足に生殖腺があり、比較的厚く帯状にねじれた卵管に、卵精巣につながる細長い管や、受精嚢につながる細長い管が付く。開口部近くに陰茎嚢と恋矢嚢をもつ[4]。
生態
[編集]ヒトの居住域で見られ、野菜や花卉を食べる[3]。雌雄同体で、交尾するときは片方がオス、他方がメスの役割をする[5]。
分布
[編集]北米原産で主に欧米に広く生息していたが、1960年以後日本中で見られるようになった。湿度があれば比較的寒冷でも温暖でも生息でき、ヒトが住む平地部に広く生息する[3]。
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- P. Bartsch and M.E. Quick, “An anatomic study of Zonitoides arboreus Say”, Journal of Agricultural Reserch, 1926, 37(8):783-791
- 西浩孝・武田晋一 『カタツムリハンドブック』 2015, 文一総合出版, ISBN 978-4-8299-8130-6