コジャテペ級駆逐艦
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(コカテーペ級駆逐艦から転送)
コジャテペ級駆逐艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 駆逐艦 |
艦名 | |
前級 | ムアヴェネティ・ミッリイェ級 |
次級 | トゥナズテペ級 |
性能諸元 | |
排水量 | 常備:1,250トン 満載:1,650トン |
全長 | 100.2m |
水線長 | 98.0m |
全幅 | 9.37m |
吃水 | 2.9m |
機関 | ソーニクロフト式重油専焼水管缶3基 +パーソンズ式ギヤード・タービン2基2軸推進 |
最大出力 | 40,000hp |
最大速力 | 36.0ノット |
航続距離 | -ノット/-海里 |
燃料 | 重油:360トン(満載) |
乗員 | 149名 |
兵装 | アンサルド 12cm(50口径)単装速射砲4基 4cm(39口径)ポンポン砲3基 (1942年:エリコン 20mm(76口径)単装機銃2基追加) 53.3cm三連装魚雷発射管2基 |
コジャテペ級駆逐艦 (コジャテペきゅうくちくかん、英語: Kocatepe class destroyers, トルコ語: Kocatepe sınıfı muhripler) または アダテペ級駆逐艦 (英語: Adatepe class destroyers, トルコ語: Adatepe sınıfı muhripler) はトルコ海軍の駆逐艦。2隻が就役した。
概要
[編集]本級は、トルコ海軍が自国の沿岸防備のために、1929年度海軍計画においてイタリアのアンサルド社に発注・建造した駆逐艦である。
艦形
[編集]船体形状は船首楼型とした。甲板のシアは少なく、船首前端も傾斜の少ない形状となっている。船首楼甲板の後端に艦橋と前部マストを配置。その後方の甲板下は3基の主缶を収めた缶室区画で、1番煙突に主缶2基分、2番煙突に1基分の煙路が導設された。煙突後方に53.3cm三連装魚雷発射管2基が配置された。主砲は前後甲板上に2基ずつ背負い式で配置された。
兵装
[編集]本級の主砲にはアンサルド製1926年型 12cm(50口径)速射砲を採用した。その性能は重量23.15kgの砲弾を仰角45度で22,000mまで届かせることができた。 砲身の俯仰能力は仰角45度・俯角10度で、旋回角度は左右150度の旋回角度を持っていた。装填形式は自由角度装填で、発射速度は人力装填のため毎分6 - 7発であった。これを防楯の付いた単装砲架で4基搭載した。
他に対空兵装としてヴィッカース社からテルニ社でライセンス生産された4cm(39口径)ポンポン砲が単装砲架で3基搭載した。
水雷兵装として、53.3cm三連装魚雷発射管2基を搭載した。
同型艦
[編集]- コジャテペ(Kocatepe)
- アンサルド社ジェノバ造船所にて1930年1月に起工、1931年7月2日に進水、同年10月に就役。1954年2月に除籍後、解体処分。
- アダテペ(Adatepe)
- アンサルド社ジェノバ造船所にて1930年1月に起工、1931年3月19日に進水、同年10月に就役。1954年2月に除籍後、解体処分。
参考図書
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Destroyer 'Kocatepe' (1930)コジャテペの説明。(英語)
- Destroyer 'Adatepe' (1930)アダテペの説明。(英語)