コウライモロコ
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コウライモロコ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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名古屋市東山動植物園 世界のメダカ館にて
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Squalidus chankaensis tsuchigae (Jordan & Hubbs, 1925) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
コウライモロコ |
コウライモロコは、コイ目コイ科カマツカ亜科に属する淡水魚である。スナモロコ(大阪)などの異名を持つ。
同属のスゴモロコと亜種関係にあるとされているが、遺伝的、形態的にみても大きな違いは無いとして、亜種として分けるべきか疑問視する意見もある。そのため、分類については確定していない。
分布
[編集]濃尾平野、和歌山県紀ノ川から広島県芦田川までの本州瀬戸内側、徳島県吉野川。朝鮮半島西岸。大きな河川の下流の暖流域にすむ。
生態
[編集]砂底または砂泥底の底近くに多く、カマツカと共に見られることが多い。雑食性で、ミジンコなどのプランクトンや、水生昆虫(幼虫)などを捕食する。飼育下では人工飼料にも慣れる。
形態
[編集]全長10cmほど。スゴモロコに比べずんぐりしている分、側線鱗数も2枚ほど少ないが、コウライモロコ37~40に対し、スゴモロコが39-41枚と重なりがあり、決定的な見分けにはならない。また、スゴモロコと交雑することもあるため、より一層見分けのつかない個体が増えている。これは、琵琶湖におけるホンモロコとタモロコの関係とよく似ている。