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コウライモロコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コウライモロコ
名古屋市東山動植物園 世界のメダカ館にて
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : カマツカ亜科 Gobioninae
: スゴモロコ属 Squalidus
: S. chankaensis
亜種 : コウライモロコ
S. c. tsuchigae
学名
Squalidus chankaensis tsuchigae
(Jordan & Hubbs, 1925)
和名
コウライモロコ

コウライモロコは、コイ目コイ科カマツカ亜科に属する淡水魚である。スナモロコ(大阪)などの異名を持つ。

同属のスゴモロコと亜種関係にあるとされているが、遺伝的、形態的にみても大きな違いは無いとして、亜種として分けるべきか疑問視する意見もある。そのため、分類については確定していない。

分布

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濃尾平野、和歌山県紀ノ川から広島県芦田川までの本州瀬戸内側、徳島県吉野川朝鮮半島西岸。大きな河川の下流の暖流域にすむ。

生態

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砂底または砂泥底の底近くに多く、カマツカと共に見られることが多い。雑食性で、ミジンコなどのプランクトンや、水生昆虫(幼虫)などを捕食する。飼育下では人工飼料にも慣れる。

形態

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全長10cmほど。スゴモロコに比べずんぐりしている分、側線鱗数も2枚ほど少ないが、コウライモロコ37~40に対し、スゴモロコが39-41枚と重なりがあり、決定的な見分けにはならない。また、スゴモロコと交雑することもあるため、より一層見分けのつかない個体が増えている。これは、琵琶湖におけるホンモロコタモロコの関係とよく似ている。