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ケープコブラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケープコブラ
ケープコブラ Naja nivea
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: コブラ科 Elapidae
: フードコブラ属 Naja
: ケープコブラ N. nivea
学名
Naja nivea
Linnaeus1758
和名
ケープコブラ
英名
Cape cobra

ケープコブラ(学名:Naja nivea)は、コブラ科フードコブラ属に分類されるヘビ特定動物。有毒。

分布

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南アフリカ共和国ナミビアボツワナレソト

形態

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全長1-1.5mで、最大は1.9m。フードコブラ属(Naja属)の中では標準的な大きさの種。体色は黄色や褐色で、斑紋は入らない。名前の由来はケープタウン近辺に生息していることによる。但し、上述の通りケープタウンだけに生息しているわけではなく、アフリカ南部の広範囲に生息する。

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は強力な神経毒で、量も多い。生息地が広く、餌のネズミを追って人家付近にも現れるため被害は多い[2]。未治療の場合の致死率は正確には分かっていないが、高いと推定されている。但し、現地には抗血清が常備されており、適切な治療を受ければ死ぬことは稀である。また、本種は神経毒が多いので後遺症も起こらない。

生態

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基底が砂のサバンナ等に生息し、小動物の掘った穴等を巣穴にする。主に地表性であるが木に登ることもでき、樹上の鳥の巣を襲うことも多い。危険を感じるとフードを広げて立ちあがり、噴気音をあげて威嚇する。

食性は幅広く、主にげっ歯類ヘビトカゲなどを捕食するが腐肉も食べる。ケープコブラ同士で共食いも行う[3]

繁殖形態は卵生。

関連項目

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参考文献

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  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、145頁。

脚注

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  1. ^ Alexander, G.J. & Maritz, B. 2021. Naja nivea. The IUCN Red List of Threatened Species 2021: e.T110168750A139749003. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2021-2.RLTS.T110168750A139749003.en. Accessed on 03 February 2024.
  2. ^ Spawls, Stephen; Branch, Bill (1995). Dangerous Snakes of Africa. London, UK: Blandford Press. pp. 81–82. ISBN 0-7137-2394-7 
  3. ^ Phelps, T. "Observations of the Cape cobra, Naja nivea (Serpentes: Elapidae) in the De Hoop Nature Reserve, Western Cape Province, South Africa"[1]